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前方に石船山 |
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右田小学校前の駐車場には今日も一杯の車が停まっている。少し散った桜の参道を天徳寺へ向かう。何時も有難く
思うのだが、右田小学校が登山客にトイレの使用を認めている。天徳寺は曹洞宗の古刹で、源頼朝が創建したと伝
えられる。寺の左側の石段を登り、お地蔵さんに見送られて登って行く。観音堂で一休みして三十三体の観音さまの
説明をする。
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ザイフリボク(シデザクラ) |
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登山道にはシデザクラの花が咲いている。岩に刻まれた観音さまのお顔を眺めながら登って行く。
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蛤蜊観世音
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般若心経 |
「中には食べようとした蛤が開かないので香を焚いて祈ったら観音さまになった」と言われる興味深い観音さまもある。
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石船山 |
シデザクラと右田ヶ岳 |
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登り始めて40分で石船山に着き一息入れる。気の遠くなる程遠くに見えるらしい右田ヶ岳の山頂を眺める。重い
腰を上げて一旦降り、束の間の平らな尾根を行くと・・・
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「何じゃこりや‼」と言うような一番の難所が待っている。覚悟を決めたのか一歩一歩登って行く。
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振り返ると石船山 |
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難所を登り、西目山が見える木陰で一休みする。下から吹き上げる風が心地良い。新幹線が音をたてて過ぎていく。
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一登りしてピークに上がると、前方に右田ヶ岳山頂の国旗が見える。更に小ピークを登りながら行くと、段々山頂が
近くなる。ふと見ると山頂の国旗が降ろされている。午後から天気が崩れるので、山楽会の人が降ろされたようだ。
「山頂は近づくが中々着かない・・・」「気持ちは分かるがその内着く・・・」
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鞍部 |
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最後の難関を過ぎると、南の峰と右田ヶ岳の鞍部に着く。「巻道から登る」と言う亀女達と別れて尾根に取り付く。
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登って来た尾根 |
一登りで右田ヶ岳に着く。何時来ても気持ち良い、胸の空くような展望が待っていてくれる。燕山荘のTシャツを着た
人と話をすると、新幹線から見えるこの山が気になり広島から来られたとの事、塚原登山口から登られたようなので
天徳寺コースを降りる事を勧めると、喜んで降りて行かれた。
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右田ヶ岳山頂からの展望
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東に大平山・矢筈ヶ岳が見える
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南には防府市街と瀬戸内海が見える。山頂でコーヒを飲んでいたら、パラパラと雨が降り出した。通り雨と思うが
午後から天気が崩れるようなので、山頂を後にした。
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塔の丘コース分岐 |
塚原コースは益々整備がされて登りやすくなっている。降って行くと前方に山口市のザビエルの塔が見える。
塔の丘コースとの分岐を右に降って行くと・・・
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右田ヶ岳を振り返る |
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雨が上がって来た。途中FB仲間の山楽会の方から声を掛けて頂いた。初めてお会いしても、ネット上でやり取りして
いるので初めてのような気がしない。良く整備された道を降って行きながら、「こつちから登れば楽なのに・・・」と達
ちゃんが言うが、「右田ヶ岳の良さは天徳寺コースにある」と素っ気なく返す。メタボの岩を無事通り・・・
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ロープに掴まり、階段をすたこらと降りて行く。登山道にはミツバツツジが咲いている。季節が桜からツツジに移る。
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塔の丘登山口分岐 |
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駐車場 |
塔の丘登山口分岐を過ぎると、尾根道から雑木の道に変わる。やがてお地蔵さまと、五輪塔のある塚原登山口に
降りて来る。階段を降りて、車道を右谷小学校に向かい帰って行く。畑にはチューリップが咲いている。今日も登山
道で多くの人とすれ違った。相変わらず人気の山だ。達ちゃんには右田ヶ岳の岩尾根登りの面白さは、疲れるだけ
で、まだ少し早かったかも知れないが、こんなに人を惹きつける山はそうはない。
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