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熊毛から寂地山案内所までは、1時間半の道のりだ。駐車場には数台の車しか停まってなくて拍子抜けだ。寂地林道
入口の標識には所有時間が書いてあるので参考になる。林道を行くと、約40分で犬戻遊歩道入口に着く。ここまで
車まで入れるが、ここにも一台しか停まっていない。
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寂地林道出合 |
遊歩道を歩いて行くと、犬戻しの滝が見えて来る。落石で滝が一筋になっている。石段を上がると、寂地林道に出る。
犬戻遊歩道は寂地林道のショートカットになっている。ここで長年使っていたミラーレスが突然壊れる。ザックから始
まり登山靴、ズボン、GPS、そしてカメラが壊れ、最近やたらと出費が多い。
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イカリソウ |
林道終点 |
ナツトウダイ |
サブのコンデジを使い、イカリソウを撮るが上手く撮れているか心配だ。寂地林道は菫も多い。良く見ると、叡山菫や
肥後菫も咲いている。亀亀が上手い覚え方に気が付いた。叡山菫はエイ三で葉の分かれが3枚、肥後菫はヒ五で
5枚葉という覚え方だ。スミレを見ながら歩いていると、林道終点に着く。ここから山道になる。寂地山までは1時間と
標識に書かれている。
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エイザンスミレ |
ニリンソウ |
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一輪草と二輪草は花の大きさや、歯の形状から見分けるのだが見分けるのが難しい。タチカメバソウやエンレイソウ
を見ながら谷沿いを歩いて行き、沢に架かる木橋を渡ると急な階段が続く。約10分も頑張ると、平らな巻道になる。
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延命水 |
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ミヤマカタバミの花がたくさん見られる。延命水で水を補充して行くと良い。ユキザサが実を付けて出番を待っている。
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寂地山の鞍部に着くと、一面にかたくりが咲いているが、カメラを置いて青空の出るのを待って方がいるだけで寂しい。
寂地山山頂はこれまた一組のご夫婦が居られるだけで閑散としている。挨拶を交わすと、何と、自称「ちょこっと登山
ご夫妻だ」。つい最近「ちょこっと登山さんに会わないね」と話したばかりなので、まさに以心伝心・・・。
昼食を食べながらベンチで楽しいお喋りが続く。
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鞍部でちょこっと登山さんと別れて、先程カメラを置かれていたアングルで写真を撮る。寂地山の白ちゃんにも今年も
会えた。
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この冠山から右谷山の尾根には何か所か白いかたくりが咲く。それを楽しみに登って来られる方も多い。かたくりの
咲き乱れる道をミノコシ峠に向けて歩いて行く。
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ミノコシ峠 |
右谷山が見えて来たらミノコシ峠は近い。ミノコシ峠付近は少し盛りを過ぎているようだが、まだまだ元気に群生して
いる。ミコノシ峠を過ぎて坂を登って行くと・・・
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錦岳 |
綺麗にイナバウアしたかたくりが多い。錦岳を巻きながら急な階段を登って行く。錦岳は、右谷山と寂地山の標識
があるだけで三角点や、山頂標識もない。
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山頂付近からは鬼ヶ城が見える。鞍部に降りて行くと、白っぽい兄弟が出迎えてくれる。その先には白ちゃんが今年
も何時も所に健在だ。
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白ちゃんとの再会に元気を貰い、かたくりの群生の道を右谷山に登って行く。
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右谷山の山頂でコーヒータイムにする。この山頂は寂地山に比べて人が少なくて落ち着ける。一息入れて藪ヶ峠に
向かうが、かなりのかたくりが咲いている。
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藪ヶ峠 |
容谷山を見ながら降りて行く、以前は小五郎山や容谷山の絶好の展望台だったが、木が伸びて小五郎山は枝越し
になる。植林帯まで降りて来ると、ショウジョウバカマがたくさん咲いている。藪ヶ峠で小五郎山への縦走路と別れて
浦石峡に降りて行く。浦石峡まで1,5km標識がある。
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谷沿いを降りて行くと、ニリンソウ、キケマン、ツクバネソウ、エンレイソウもが多く見られる。途中滑滝に降りて見る。
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ツクバネソウ |
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ブデリンドウ |
ベンチなどのある散策道を降りて行くと、やがて右谷山林道に出合う。右谷山林道も季節を変えて色々な草花が
楽しめる。
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木目の滝を見ながら、ゆっくりとクールダウンしながら林道を降りて行く。鬼ヶ城を眺めながら降りて行き・・・
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玉蔵寺の所から左に入る。宇佐八幡宮の境内を通り、キャンプ場が見えて来たら右に降りると、寂地山第二駐車場に
戻って来る。この周遊路はロングコースだが見所も多い。特に、ミノコシ峠から右谷山は静かにかたくり観賞が出来る
穴場だ。 |