右谷山 1234m

山口県下第2の高峰



2013年6月12日(水) 天気 曇り 夫婦+Kさん



寂地峡売店〜86分〜たいこ谷出合〜36分〜みのこし峠〜27分〜右谷山       合計時間 2時間29分


右谷山〜15分〜展望地〜22分〜藪が峠〜35分〜右谷林道〜61分〜寂地峡売店  合計時間 2時間13分


走行時間   4時間42分 


概念図



地図

地図リンク



Kさん未踏の右谷山へ向う。寂地峡の広い駐車場は、我々の車1台だけだ。五竜の滝から登り、寂地峡を詰め、みのこし峠から右谷山を目指す。帰路は、藪ヶ峠から浦石峡を降り、右谷林道を歩き周遊するコースだ。渓谷を歩くため、五竜の滝、木目の滝など見所は多い。尚、右谷山は、三角点のあるピークとしては、県内第1位となる。



道しるべ


10時前に寂地峡の売店と、トイレの間から、キャンプ場に向かう。寂地峡の五竜の滝は、日本の滝
100選、また、寂地川は、全国名水100選に選ばれている。こちら方面に来た時、良くこの名水を
汲で帰ったものだ。 一杯水を飲み干し、五竜の滝を登っていく。
一番下の竜尾の滝
登竜の滝 白竜の滝
滝を見ながら登っていく。
竜門の滝 そして一番上の竜頭の滝へ

登りきると、木馬道トンネルに出る。Cコースへ向う。トンネルの中は、GPSは届かない。データが
一時途切れる。トンネルの中は、低い所があるので注意したい。出口付近でコウモリが飛び回って
いた。トンネルを貫けると、渓谷の緑の世界が待っている。竜生橋を渡ると、竜ヶ岳との分岐だ。
【寂地山190分・右谷山140分】の標識がある。

再び橋を渡り、向って右に渓谷を見て、登っていく。竜生橋から20分歩くと、滝の分岐に着く。滝に降
りずに道から、滝を写して、先を進む。滝分岐から5分も歩くと、崖に沿うように鉄の橋が架かっている。
橋を渡りきると、すぐに、【寂地山165分・右谷山115分】の標識があり左に曲がる付近に、コアジ
サイが群生している。進んで行くと、川の中の石組が目に付く。製材用の水車小屋跡のようだ。休憩
ベンチをやり過ごして先を急ぐ。
緑に染まる渓谷を進んで行くと、たいこ谷分岐に着く。ここで一服していく。出発して、1時間30分弱
の道程だ。渓流の水で顔を洗い、体を拭いて汗だくの服を着替える。気分が変わったところで出発だ。
少し登った所から、たいこ谷分岐の休憩所を振返る。
これまで、緩やかな渓谷歩きから、一挙に急な登山道へと変わる。ガクアジサイが目を楽しませてく
れる。「おお〜い峠は、まだか〜」「もうそこよ〜」そんなやり取りをしながら登っていく。
40分弱でみのこし峠に着く。10分ばかり休憩して、右谷山に向かう。木の階段を登って、錦ヶ岳の
山腹を巻いていく。この辺りの、ブナの林は素晴しい。

ブナ林の景色を、楽しみながら登り、道が緩やかになったら、錦ヶ岳1260m(錦岳)のピークに着く。
標識には、【右谷山5分・寂地山100分】と書いてあるほか、山頂を表すような物は何もない。単なる
通過点にすぎない。

右谷山へと急ぐ。どんどん降っていくから、何となく不思議な気がする。少し登りかえすと、1234m
の右谷山に着く。山頂には ベンチがあるだけで、展望はない。ど根性の木は健在だ。遅い昼食を
頬張る。食後コーヒを味わいながら、しばし、九重の山談議に花が咲く。
カラスバ山へと降りる右谷山の稜線を横目で見ながら、藪ヶ峠へと降りて行く。タニギキョウやギンリ
ョウソウなど、この辺りは花が 少ない。そういえば、先ほどみのこし峠から少し登った辺りに、サラサ
ドウダンの花が散っていた。吉和冠山のサラサドウダンが気になる。
15分で、右谷山からの唯一の展望所に着く。この景色が、楽しみで5回も右谷山に登っている。
小五郎山が目の前に広がる。【クリックで山名】しばし、景色を目に焼き付けて降っていく。
サワフタギや、ヤマボウシ、ナルコユリが目を惹く。
ニガナも負けずに咲いている。植林と自然林の間の道を降りて行くと、藪ヶ峠に着く。降りに強いK
さんが、ベンチで休んでいる。

藪ヶ峠から、容谷山、小五郎山へと縦走する道は草が刈ってあるようだ。浦石峡へ降りて行く。水辺
には、ミミガタナンテンショウや?、フタリシズカ、ミズタビラコが咲いている。
山道を降り、藪ヶ峠から約17分で鉄橋を通り進んで行く。浦石峡0,5kmの標識を過ぎると、ベンチ
があり、渓谷沿いに歩いていくと林道まであと僅かの道程だ。

林道近くの滑滝。一枚岩で綺麗なので降りてみる。下流【写真左】と上流【中】の風景を写す。最後の
鉄橋を渡ると、右谷林道へ出る。

林道に出た山道を振り返る。林道は花の宝庫だ。まず、ウツギが出迎えてくれる。木目の滝の標識
があるので、降りてみた。滑らないように、慎重に滝の上を渡り、ぎりぎりの所から下を写す。

上流では、Kさんが手を浸けて冷水の感触を楽しんでいる。再び林道へ戻ると、今度は、ヤマイバラ
の白い花が咲き誇っている。木目の滝を下から眺め、林道を降りて行く。

道の左手に、断層で岩の色の変わった珍しい風景に出合った。この辺りにも、ガクウツギが咲き誇る。
イワガラミ【写真右】も負けじと咲いている。

この林道は、ウツギが多く、歩いていて目に入る。ふと見ると、林道の道端に、ササユリが一輪咲い
ていた。今日一番のご褒美だ。 里が近くなると鬼ヶ城山が見えてきた。
スイカズラを写していたら、玉蔵寺の所から道が分岐するので、
左に上っていく。

すぐに、宇佐八幡宮の大杉に出合い、その巨人に圧倒される。見上げても先まで見えない。右に
駐車場が見えたら、右谷山周遊の旅は終わる。