法師ヶ岳 450m 四熊ヶ岳 504m
周南市四熊
広谷から四熊ヶ岳を望む
2019年1月16日(水) 天気 ☀ Kさん
小畑小学校(10:02)~22分~金名水(10:24~10:29)~22分~鳥居(10:51)~11分~法師ヶ岳(11:02~11:06)
~28分~四熊ヶ岳(11:34~12:17)~36分~奥谷登山口(12:53)~39分~小畑小学校(13:32)
所有時間 3時間30分
概念図
風邪を引いた亀亀は大事を取って、Kさんと二人で四熊ヶ岳を登って来ました。四熊ヶ岳は古くからの信仰の山で、四熊大権現の石殿が鎮座し、徳山を西から見守っています。展望所からは周南市の工場地帯の展望が開けます。広谷から登り奥四熊に降り、周遊しました。
道しるべ
旧小畑小学校(現公民館)の駐車場に停めて、広谷口から四熊ヶ岳を目指す。カーブの所にはお手製の案内板が ある。 |
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山陽自動車道を下に見て登って行くと、四熊ヶ岳が急峻な山容を見せて来る。広谷の棚田は実に見事で、ここは 毛利本家の領地であり、関ヶ原で負けた長州藩の「天に耕す」の政策が良く分かる。道の前方には法師ヶ岳の ひまわり子育て観音が見えている。 |
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20分も登って行くと金名水に着く。今日も何人かの人が水を汲みに来られている。四熊ヶ岳の恵みで、ご飯を炊いて も、コーヒーを沸かしても実に美味しい。Kさんは石組に興味があるらしく盛んに石組の写真を撮っている。石組の中 ほどの出っ張りは草取りの足場だと、以前地元の方から聞いた。それにしても昔の人の技術は素晴らしい。 |
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奥谷口・四熊嶽登山道と書かれた味のある案内板に従い登って行くと山頂が見えて来る。足元には水仙の花が咲い ている。道は段々と急になる。 |
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分岐 |
登山道 |
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5分も登れば分岐する。登山道は右に曲がって登っているが、真直ぐに行くと下に祠が見える。その先を右に曲がり 薄い踏み跡を登って行くと登山道に出る。緩やかな道もすぐに終わり、急な坂を登って行くと支尾根が見えて来る。 |
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支尾根に一の鳥居がある。鳥居には文化九年の文字が刻まれている。尾根を右に曲がり荒れた尾根道を行くと 車道に出る。車道を5分も登ると、ひまわり子育て観音さまが現れる。私有地で施錠が掛かっているので中には 入れない。 |
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太陽光の横を通り柵の外から涅槃仏と、ボケ封じ観音を眺める。今日は寒いこんな所で寝ていたら風邪を引くのでは と、ふとカメカメの事が頭に浮かぶ。ボケ封じの観音さまにすがる爺と婆の姿が妙にリアルで目に留まる。四熊ヶ岳に 向かい車道を降りて行く。 |
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四熊ヶ岳と書かれた所から尾根に取り付く。一の鳥居まで戻り、参道を登って行くとすぐに四熊方面と書かれた 庄原コースに出合う。更に参道を登ると鳥居があり分岐する。どちらを行ってもすぐ先で合流する。 |
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鳥居を振り返る |
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右の道を行くと大岩があり、その岩の先から登ると不動明王が祀られている。中々迫力のあるお不動さまだ。更に 行くと、また鳥居があるが鳥居が傾いて危険な為、入れないようにロープが張ってある。この分岐も庄原に降りる 道だが、昨年降った時は荒れて潰れていた。 |
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この鳥居の先に中国電力の指標があるので左に行くと、四熊ヶ岳直下の南展望所に着く。ここからは周南市が 見渡せる。法師ヶ岳の観音さまも近くに見える。 |
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後でゆっくりと食事をしながら展望を楽しむ事にして、四熊大権現奥の院に参拝する。この神社は1545年に建立され たと書かれている。本殿の奥には石殿が鎮座する。その上が二等三角点のある山頂で、海軍省の石碑が建って いる。北の鉄塔に降りて見ると・・・ |
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真田ヶ岳? |
石ヶ岳・千石岳 |
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特異な山容の山が見える。おそらく真田ヶ岳と思われる。更にその山の東には千石岳その後ろに石ヶ岳がそびえる。 南展望所まで戻り、Kさんと周南市の展望を楽しみ至福の時を過ごす。展望所の道から山頂を巻いて、直下の急坂 を降りて行く。この奥四熊からの参道も中国電力の巡視路になっていて、プラ階段が落葉に埋もれている。 |
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石祠を振り返る |
分岐を右に降る |
鳥居を振り返る |
急坂を降ると崩れた石祠がある。一方は灯籠のようだがこちらも崩れている。その先すぐに右に曲がる道がある。 分岐にある「国鉄新徳山線・NO24」の標識を真直ぐに行くと、鉄塔ピークに着くが、ここは右に降りて行く。急なプラ道 を降りて行くと、四熊嶽神社と書かれた明治の鳥居がある。 |
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分岐1 |
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巡視路を降って行くと竹藪になり道が分かり難くなる。音がするので猟銃を撃ったのかと身構えるが、登山客が一人 登って来られた。竹を踏んだ音のようだ。挨拶を交わして竹林を抜けると分岐がある。分岐を左に降りて行く。石垣が あり昔の生活の匂いがする。 |
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分岐2 |
奥四熊登山口 |
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緩やかに登って行くと、また分岐がある。山火事注意の看板に25(出口)の文字があるので左に曲がる。竹林を過ぎ ると車道に降りる。ここにはNO24の中国電力の指標があり、奥四熊登山口になる。こちらから登る場合は、すぐの 分岐を左に曲がると、山火事注意の分岐に出合う。 |
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車道を降って行くと、民家の人が四熊ヶ岳に登られたのかと声を掛けて来られる。「2月11日にはハイキング大会が あり、お接待があるので又おいでなさい」と言われる。大きくUタウンするカーブミラーから踏み跡に入りショートカット する。入った所には祠がある。薄い踏み跡を真直ぐに降りて行くと、崩れた廃墟があり車道に降りて来る。目の前に は嶽山が見えている。 |
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振り返ると四熊ヶ岳が違う山容を見せる。出来るだけ車道を避けて地道を降りて行く。やがて小畑のバス停からR489 を左に曲がると、河内神社の先に山陽自動車を見て戻って来る。次回はこのコースを辿り、奥四熊から庄原コースに 回って広谷に戻るコースを歩いて見たい。近辺の山では四熊ヶ岳は湯野の観音岳と同じぐらい登っている好きな山 だ。 |