嘉納山 685m

周防大島町



オレンジロード登山口から望む


2018年12月9日(日) 天気 ⛅


能庄水洞付近P(9:58)~71分~嵩山分岐(11:09)~13分~嘉納山

(11:22~12:00)~64分~能庄水洞(13:04~13:28)~8分~P(13:36)

所有時間 3時間38分


概念図

 


能庄水洞付近P


文殊山から嵩山を縦走されている山楽会の皆さんに合流すべく、久賀の能庄水洞経由で嘉納山に登りました。能庄水洞は藪化していて林道からは見えません。遅れるといけないので、下山後ゆつくり探す事にして嘉納山に向かいました。嘉納山の山頂は3℃で寒いのですが、2組の団体さんが瀬戸内の景色を楽しんで居られました。皆さんにも会えて楽しい山登りになりました。


道しるべ

  大島大橋を渡りオレンジロードに入り、久賀の交差点を右に登って行く。交差点には嘉納山4kmの標識がある。
 ここから先は道が狭いので、オレンジロードに広い路肩を探して停めた方が無難かもしれない。能庄水洞の
 案内板の側の路肩に停める。地元のみかん畑の方が来られたので話してみると、能庄水洞は畑の上だが入口が
 分かり難いとの事だ。この先の道はどちらを登ってもすぐ先で合流するそうだ。
 
  急な方の道を行くとやがて先程の林道に出合い、その先に能庄水洞の案内板がある。鎌倉末か室町初期から江戸
 初期にかけて構築された灌漑用水路で、野面石の乱れ積みが大規模に残っていると書かれている。林道からは見
 えないので、帰路ゆつくり探す事にする。小屋の横を過ぎて舗装された林道を登って行く。
 

マユミ
  かなり上まで石垣が続いている。崩壊地を過ぎて登って行くと、四境の役三ツ石両軍戦死者の墓の標識がある。

  右手の墓を拝み、案内板に目を通す。明治元年150年の記念の年に幕末の歴史にふれるのも意味深い。すぐ先が
 嵩山分岐になる。嵩山1,6km標識がある。右の嘉納山・文殊山の道を行く。

  東屋を過ぎ急な階段を登って行くと、大きな火山岩がある。

  その先には、四境の役三ツ石古戦場の案内板があるが、太平洋戦争の陸軍の高射砲陣地跡のコンクリートの残骸
 が残っている。


源明山分岐
  源明山分岐(源明山まで2,4km・嵩山2,1km)を過ぎると、すぐに嘉納山に着く。嘉納山には2組のパーティが寛いで
 居られる。山頂の温度は3℃、風は無いがとても寒い。お腹を満たして寛いでいると、山楽会の皆さんが登って
 来られた。皆さんと言葉を交わして、記念写真に納まる。今年から加わった新参者に皆さん気軽に声を掛けて頂き
 ありがとうございました。来年も宜しくお願いします。

 
 嘉納山からの展望

  帰路、嵩山の先に周防大島の先端の金魚の尻尾が見える。その先に四国の山々が霞んでいる。嵩山分岐で
 皆さんと別れて車道を降って行く。
 
  途中古い道が見えたので行ってみたが途中で潰れていた。帰って白地図を見ると破線の道だ。林道を降りて行くと
 貯水地があり昔の生活が偲ばれる。降りて行くと左手に石垣が見えたので藪を漕いで降りて見ると、能庄水洞が
 あった。覗いて見ると穴の中を水が流れるようになっている。石段が段々に下に続いている。過っては水田があった
 のだろう。

  石垣の一番高い所があったので降りて見る。登りの時通った小屋の下から紫陽花の木を避けて入る。中央辺りに
 大きな水洞がある。水洞に入って見ると上の段に続いている。
 
  水洞から亀女を見ると、「早く出ておいで」と手招きする。これ程の歴史ある灌漑遺跡、もっと知られて然るべきだ。
 林道を降りて行くと、畑能庄の集落が見えて来る。ちょうどみかんの出荷時だ。災害のあった周防大島に来て
 少しでもお金を落として行かないといけない。




2018年1月29日  嘉納山・源明山3岩屋観音巡り
2016年2月17日     保慶岩屋観音・源明山周遊
2010年12月15日   文殊山・嘉納山・源明山縦走


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