太華山 362m 牧ヶ岳 285m 水谷山 280m

周南市栗屋


末武川河口から望む


2017年12月9日(土) 天気 ⛅


登山口(10:16)~60分~太華山(11:16~11:28)~6分~車道出合(11:34~11:46)~17分~牧ヶ岳(12:03)~6分~

奈切分岐(12:09)~5分~展望地(12:14~12:18)~20分~水谷山(12:38)~9分~獅子岩(12:47~13:19)~38分~

奈切分岐(13:57)~23分~鉄幹展望所(14:20~14:24)~43分~徳山観音(15:07~15:11)~8分~登山口(15:19)


所有時間 約5時間03分


概念図

 


太華山登山口



太華山は江戸時代は徳山藩の鎮めの地であり、第二次世界大戦には山を削り、高射砲を配備した重要な軍事拠点でした。今は麓に徳山観音や徳山不動が徳山を見守っておられます。山頂は360度の展望で車でも登れ、多くの市民に愛されている山です。今回大島半島を縦走して獅子岩まで足を延ばしました。


道しるべ

  太華山の登山口は、山口県立徳山総合支援学校の道路向かいにある。山頂まで1980m、ほぼ1時間と言う
 ところか。駐車場で声を掛けて頂いたUさんとご一緒する。Uさんは、日本百名山や海外の名だたる山を登られ
 ているベテランさんだ。登り始めて6分で徳山観音・徳山不動の看板があるが、下山時に寄ることにして、階段を
 登って行く。

  分岐からすぐ左手に、大島不動尊仮安置所跡の石碑がある。説明板には、「太平洋戦争時、太華山山頂にあった
 不動尊を、この場所に安置したが、戦後山頂に復元された。」と書かれてある。模擬段のある登山道を緩やかに登
 って行くと15分ばかりで車道と出合う。標識に従い60mばかり行く。
 
  そこからまた山道に入る。赤い鉄橋を渡り山道を大きくUタウンした所にお地蔵がある。石窟の中には・・・


信仰の広場
  お不動さんが祀られている。その先には広い信仰の場があり、水神さんやお不動さん、金福大神など神仏が合祀
 されている。Uさんの話では、子供のころからあったそうだ。

  石段を登ると、太華山直下の駐車場に出る。ここにはトイレもある。石段を一登りすると、広い太華山山頂に着く。
 山頂右手には展望台があり、周南市が一望出来る。(北の展望台。今日は先を急ぐので登らない)


周南市

蔵王権現
  山頂へ上がった所で、Uさんに写真を撮って頂きここでお別れする。山頂は地元の団体さんが寛いでおられる。
 車でも上がれる市民人気の山だ。

  
  山頂の一角には、復元された大島不動尊が安置されている。戦時中山頂を削って高射砲陣地を作った為、山頂は
 平坦な公園になっている。

 
 南の展望所に上がると、下松市方面の展望が開ける。

  
下松市と正面の笠戸島が橋でつながっている。
 

縦走路は車道を横切る
  展望を楽しんで、「庄ノ浦方面へ」の標識に従い降りて行く。すぐに車道に降りる。縦走路は車道を横切るのだが、
 うっかりはちべいで、左へ車道を降りてしまった。高校生が何人も車道を駆け上がって来るのを見ながら、ふと迷走
 に気が付き引き返す。


ムラサキシキブ

日本国有鉄道太崋山無線中継所跡
  間違った所まで戻ると標識がある。標識の横から山道を降りて行くと、再び車道に出る。車道を左に1分も行くと、
 庄の浦の標識があるので入って行く。(日本国有鉄道太崋山無線中継所跡がある所)
 

牧ヶ岳
  坂を登り降りして、3つ目のピークが牧ヶ岳で、四等三角点と牧ヶ岳の標識以外展望もない。


奈切・大楠分岐

展望所
  石段を降りて行くと、「奈切・大楠」分岐に着く。石段を登って行くと、展望が開ける場所に着く。ガサガサと音がして
 動物が逃げて行く。狸だろうか。熊でない事は確かだ。

  展望所からは、コンビナートの街並みが見える。反対を見ると大島半島の入江がハート型に見える。緩やかに降り
 長い石段を登って行くと・・・

  20分で水谷山に着く。この頂きも四等三角点があるだけで愛想もないが、塹壕の跡らしきものが見られる。落葉の
 坂を降って行くと獅子岩に着く。

 
 獅子岩からの展望
  
 
 大島半島先端の向こうには笠戸島が横たわる


日石の石炭貯蔵庫

笠戸ドッグ
  瀬戸内の海を見ながらゆったりとした時を過ごす。鷹がゆったりと飛んでいる。日石の石炭貯蔵庫や笠戸ドックが
 見える。


八合山と日本精蝋の名物煙突

太華山
  岩の一番上に上がると、八合山と日本精蝋の名物煙突が見える。獅子岩から来た道を戻って行くと、登山道から
 太華山が一瞬望める。「奈切・大楠」分岐を奈切方面に降りて行く。
 
  急坂を降りて行くとすぐに車道に降りる。降りた所には、「大島庄ノ浦へ5km」の標識がある。降り専用の車道を
 右に登って行くと・・・


山頂への標識
  日本国有鉄道太崋山無線中継所跡を過ぎ、「山頂へ」の標識がある山道を登って行く。車道に上がりそのまま車道を
 山頂方面に歩いて行くと、鉄幹の歌碑のある展望所に着く。

  
 
 ここから瀬戸内海の島並と、コンビナートの街並みが一望出来る。


駐車場

信仰の広場
  車道を登って行くと、山頂直下の駐車場へ戻って来る。登って来た山道を降りて行く。


聖観世音菩薩
  途中徳山観音と徳山不動に寄る。長崎平和記念像の制作者でも知られる北村西望の作で圧倒される。この観音像
 と、不動明王が徳山を守っている。鳥居を潜ると登山口に戻って来る。登山口から1分程で運動公園の駐車場だ。
 このコースは12kmの道のりだが静かな山歩きが楽しめる。




2012年2月8日 太華山


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