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肩の小屋では、疲れているはずなのにほとんど眠れなかった。3:30頃から皆さんゴソゴソし始める。4:20分
外に出てみる。北岳で日の出を拝む人のライトが北岳を登って行く。富士山が雲の上から見える。肩の小屋に
泊まった甲斐があった。初めて見る雲上の富士山の姿に感激だ。
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北の方向には、仙丈岳と昨日見えなかった甲斐駒ヶ岳が姿を見せる。
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仙丈岳 |
甲斐駒ヶ岳 |
鳳凰山 |
日の出は東の鳳凰山から登る。
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鳳凰山辺りが明るくなる。
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皆さん今か今かと、日の出を待つ。
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4:58分お日さまが昇ってきた。
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至福の時を過ごして、5:09分北岳に向かって登って行く。
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仙丈岳・甲斐駒 |
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登山道の途中で振り返ると、仙丈岳や甲斐駒が良く見える。
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ピーク |
北岳 |
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両俣小屋分岐を過ぎると正面にピークが見える。北岳かと思ったらピークの先に北岳が見えてきた。今日歩く
間ノ岳の稜線が見える。 |
イワヒバリ |
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鞍部に降りると、イワヒバリが茂みの中を歩いている。保護色なので動かないと見つけ難い。54分で北岳山頂に
立つ。日本で2番目に高い山だ。 |
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北から東 / 甲斐駒ヶ岳の向こうに八ヶ岳が見える。鳳凰山が近い。
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東から南西 / 鳳凰三山の地蔵岳のオベリスクが見える。
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南 / 間ノ岳方面 北岳山頂は登山客であふれる。
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山頂の南に行くと間ノ岳が見える。
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北東 / 遠くに中央アルプス・仙丈岳と右端に甲斐駒ヶ岳
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甲斐駒ヶ岳 |
八ヶ岳 |
鳳凰山 |
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富士山は見る山だと何処かのおじさんが言っていたが、一度は登ってみたい。
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肩の小屋のお弁当 |
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雄大な景色を見ながら食べるお弁当は一段と美味しい。さあお腹もいっぱいになった事だし北岳山荘へ向かって
降りて行く。
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吊尾根分岐点 |
吊尾根分岐点標識 |
北岳から20分で吊尾根分岐点に降りて来る。
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カネヤハズハハコ
ヨツバシオガマの群生 |
タカネツメグサの群生 |
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登山道のあちらこちらに高山植物の群生が見られる。
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八本歯のコル分岐 |
八本歯のコル分岐標識 |
キンロバイ |
更に分岐点から30分で八本歯のコル分岐に着く。北岳山荘20分の標識もある。
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北岳山荘 |
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北岳山荘に降りて来た。この山荘は鞍部にある。時計を見ると、7:48分だ。宿泊予約を入れようとしたが、10時
からだと言う。亀女のザックを置いて間ノ岳へ向かう。しばらく登って行き振り返ると、先程まで居た北岳が見える。
左手に富士山を見ながら登って行く。何とも贅沢な稜線歩きだ。
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再び振り返ると更に登って来た事が実感される。一登りで、北岳山荘から見えていた標高3055mの中白根山に
着く。展望も良く記念写真を撮って行く。
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中白根山から初めて間ノ岳が見えて来る。まだ大分ある。ゆっくりと稜線歩きを楽しもう。
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中白根山から富士山 |
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ケルンのあるピーク |
間ノ岳までは、幾つかのピークを越えて登って行く。木陰がないので容赦なく陽射しが照り付ける。水分を補給し
ながら登って行くと、北岳・間ノ岳と書かれたケルンのあるピークに着く。 |
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間ノ岳3等三角点 |
更にトラバース気味に休み休み登って行くと、3190mの間ノ岳に着く。これで日本第2位と3位の山を登った事に
なる。
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間ノ岳から南の展望、当初行く予定だった農鳥岳や塩見岳、遠くに赤石岳・悪沢岳が見渡せる。
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農鳥岳 |
塩見岳 |
悪沢岳・赤石岳 |
いつまで見ても見飽きる事のない南アルプス山々の展望を目に焼き付る。
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悪沢岳・赤石岳・塩見岳 |
富士山
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富士山は大分雲がかかって来た。至福の時を過ごして北岳山荘に帰って行く。 |
鳳凰山 |
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帰路は北岳や仙丈岳・鳳凰山を見ながらの稜線歩きを楽しむ。1時前に宿泊手続きを済ませて、5:10の食事
まで仮眠を取る。北岳山荘は黒川紀章が設計した山小屋で、南側の部屋からは富士山が見える。どうも団体さん
が使うようで、個人の宿泊客は塩見岳と言う名前の北側の物置のような傾斜天井のタコ部屋に入れられる。
それでも疲れていたのかすぐに寝付けた。食事前南側のテラスでビールを飲みながら展望を楽しむ。今日は
ぐっすり眠りたいものだ。
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