北岳 3193m 間ノ岳 3190m

山梨県南アルプス市
山梨県南アルプス市・南巨摩郡早川町・静岡県静岡市


稜線から北岳
 
稜線から間ノ岳



2016年8月6日(土)~8日(月) 天気 ☀


1日目        広河原~二俣分岐~展望地~肩の小屋(泊)

 2日目   肩の小屋~北岳~北岳山荘~間ノ岳~北岳山荘(泊)

3日目      北岳山荘~八本歯のコル~二俣分岐~広河原


概念図




地図

芦安温泉市営駐車場(市営バス乗場)

芦安~広河原間 バス時間

南アルプス市のHP

熊毛ICからのアクセス


土曜日・日曜日の天気が良いのと台風が来ているので、8月5日金曜日の午後から北岳へ向けて旅立ちました。6日は晴天でしたが、北岳肩の小屋まで登ると、ガスっていて何も見えません。急遽予定を変更して肩の小屋に泊まりました。おかげさまで、翌日の御来光では、富士山が雲の上から姿を現しました。2日目は晴天の北岳から間ノ岳をピストンして、北岳山荘に宿泊しました。2日ともすし詰め状態でしたが、最後の下山日も肩の小屋の時よりも雲がなく裾野から富士山が見られました。3日間の感動の北岳登山となりました。




1日目(8月6日)


広河原~29分~白根御池分岐~68分~鉄橋~48分
~二俣~162分~展望台~39分~肩の小屋
総歩行時間 5時間46分

広河原(6:20)~白根御池分岐(6:49)~鉄橋(7:57~8:13)~
二俣(9:01~9:25)~展望台(12:07~12:23)~肩の小屋(13:02)
合計時間  6時間42分


概念図

 



道しるべ


芦安のバス停

広河原の案内所
  6日の1:30頃、芦安の駐車場に着く。第三駐車場に辛うじて空スペースを見つけて仮眠を取る。4:00頃から
 乗合タクシーには次々に人が乗込んで行く。5:15の一番バスに乗ろうと長い列が出来る。多くの人が並んで
 結局バス8台が満車になり座れない人も多い。ざっと400人近くはいる。50分近くバスに乗って広河原に着く。
  6:20出発する。広河原から、肩の小屋まで、標高1500mを一気に登って行く。南アルプス林道のゲートの横
 から北岳が見渡せる。晴天に期待が高まる。野呂川の吊橋を渡つて右に行くと・・・

広河原山荘
  広河原山荘に着く。北岳へは山荘の横から取り付く。気持ちの良い森林の中を登って行くと・・・

白根御池(小屋)分岐
  広河原山荘から20分強で白根御池分岐に着く。今回は、大樺沢二俣右コースから登るので、標識に従い真直ぐ
 進む。ほとんどの人が二俣から登るようだ。
 

ソバナ

クサボタン
  山野草がたくさん咲いているが、登山道は人が多くてゆっくり止まって写真を撮る訳にはいかない。

沢を渡る
  小滝にかかる板橋を通り、沢に架かる仮設の鉄橋を渡り右岸に出る。しばらくは右岸を登って行く。

橋の手前で多くの人が一服している
 沢を渡ってから、40分強で再び橋を渡り左岸に渡る。ここで多くの人が一服している。我々もここで休憩し
 て行く。休憩して左岸を登って行くと・・・
 

ミヤマハナシノブ
  日陰が無く、容赦なく日が降り注ぐ。うだるような暑さと、重たいザックが体力を消耗して行く。

タカネグンナイフウロ

大樺沢二俣
  一歩づつ登って行くと、前方に仮設のトイレが見えて来た。あそこが二俣のようだ。橋から45分で大樺沢二俣に
 着く。右俣コースを取る。

クガイソウ
  少し登った所の日陰でエネルギー補給をして行く。木陰に入ると吹く風が涼しくて心地良い。雪渓の横を登って行く。

北岳が見える
  山の斜面をジズザグに登って高度を稼いで行く。右に曲がる所で北岳が見える。木陰を見っけて休んで行く。
 昨日亀女と交代で12時間近く運転しているので、寝不足でペースが上がらない。多くの人が追い抜いて行く。

マルバダケブキ
  しばらく休んで、登って行くと先程抜いて行った人達が木陰で休んでいる。皆さんしんどいのだと妙に納得する。
 山野草の保護ネットの横を登って行く。マルバダケブキの群生が咲き、陽だまりの中を汗を拭いながら登って行く。
  尾根が見えているが中々着かない。

白根御池小屋分岐

白根御池小屋分岐
  保護ネットから50分弱で、白根御池小屋分岐に着く。その先に展望所があり、多くの人が展望を楽しんでいる。

仙丈岳

小太郎山
  展望所に向けて喘ぎながら登って行く。展望所からは、仙丈岳と小太郎山の向こうにある甲斐駒ヶ岳が雲に隠
 れる。

小太郎分岐

仙丈岳

トウヤクリンドウ
  展望を楽しみ更に登って行くと、小太郎分岐に着く。右手に上がると今度は仙丈岳が全貌現す。
  更に登って行くと、肩の小屋40分・北岳1時間20分の標識がある。前方のピークの先に肩の小屋が見えて来る。

チシマギキョウ
 チシマギキョウが咲いている。 ピークに登り、登って来る登山客を振り返る。先程よりガスが湧いている。更に稜線
 を登って行く。
  テントの先に肩の小屋が見えて来た。北岳はガスの中だ。13:02分肩の小屋に着いた。時間的には充分北岳を
 過ぎて北岳山荘まで行けるが、北岳からの展望が得られないので、急遽予定を変更して肩の小屋に泊まる事に
 する。16:30分夕食。
 
  肩の小屋名物、北岳盛りはおかわり用だ・・・。誰が食べるのかと思ったらおかわりをする御仁が2人もいた。
 食事を終えて外に出てみたら、北岳はすっかり姿を隠していた。肩の小屋は、敷き布団一枚に2人で寝る。隣に
 なった高知からのTさんの話では、昨日停まった北岳山荘は敷き布団一枚に3人で寝るほど混んでいたようだ。
 疲れているのに中々眠れない。横で亀女が寝息を立てている。明日は晴れると良いが・・・
 

2日目につづく


今日出会った花


クサボタン

オヤマボクチ

ジャコウソウ

ソバナ

レイジンソウ

センジュガンピ

オオハナウド

キツリフネ

ホタルブクロ

シモッケソウ

コウシンヤマハッカ

オニシモッケ

トリアシショウマ

アキノキリンソウ

ハンゴンソウ

キタダケトリカブト

オトギリソウ

ハクサンフウロ

ミヤマハナシノブ

タカネグンナイフウロ

クガイソウ

オヤマリンドウ

タイツリオウギ

マルバダケブキ

バケイソウ

キオン

ミヤマキンポウゲ

トウヤクリンドウ

コウメバチソウ

イブキトラノオ

オンタデ

シラネヒゴタイ

イワツメクサ

イワベンケイ

チシマギキョウ

ヨツバシオガマ

クルマユリ

キンロバイ

テガタチドリ

ヒメコゴメグサ
 
タカネツメクサ



2日目につづく


home back