奥穂高岳 3190m

長野県松本市・岐阜県高山市



涸沢ヒユッテから望む


2018年8月27日(月)⛅ 28日(火)☂ 29日(水)☁一時☂ 30日(木)☁一時☂





上高地(6:26)~57分~明神館(7:23~7:38)~55分~徳澤園(8:33~8:54)~66分~

横尾山荘(10:00~10:28)~67分~本谷橋(11:35~11:55)~130分~涸沢テント場(14:05)

27日 所有時間 7時間39分





涸沢テント場(6:29)~71分~ザイテングラート取付き(7:40~7:47)~77分~穂高山荘(9:04~10:52)

~48分~奥穂高岳(11:40~11:57)~61分~穂高山荘(12:58~13:35)~152分~涸沢テント場(16:07)

29日 所有時間 9時間38分





涸沢テント場(8:17)~44分~本谷橋(10:01~10:25)~67分~横尾山荘(11:32~11:46)

~69分~徳澤園(12:55~13:41)~58分~明神館(14:39~15:10)~58分~上高地(16:08)

30日 所有時間 7時間51分





概念図


総歩行距離 39km


上高地バスターミナル

沢渡駐車場~上高地シャトルバス

沢渡駐車場の案内


昨年涸沢から見た穂高岳が忘れられずに、テント泊で奥穂の頂きを目指しました。あいにくの天気で、穂高岳山荘で風と雨が弱まった頃合いを見て頂きを目指しました。ガスで展望は全く見えませんでしたが、苦労して頂きに立った満足感は大きなものがありました。「穂高よ、ありがとう」


一日目

上高地(6:26)~57分~明神館(7:23~7:38)~55分~徳澤園(8:33~8:54)~66分~

横尾山荘(10:00~10:28)~67分~本谷橋(11:35~11:55)~130分~涸沢テント場(14:05)

27日 所有時間 7時間39分

総歩行距離 17km


上高地
  熊毛を7時に出発して17時に足湯がある沢渡第二駐車場に着いた。足場に浸かっている若いご夫婦は、亀女と同じ
 柏崎出身で話が弾む。空を見ると雨雲と青空が同居している。翌朝乗合タクシーで上高地バスターミナルに着く。
 登山届に記入して河童橋に向かうと、梓川に飛び込む猿の群れがいる。人に慣れているようでツーショットにも気楽
 に応じてくれる。


クリックで山名
  河童橋の先には前穂が顔を出す。奥穂には雲がかかっている。小梨平のキャンプ場を通り平坦な道を行く。


明神館
  梓川の向こうに明神岳が見えて来る。約1時間で明神に着く。

  明神から徳沢に向かうとすぐに徳本峠・島々谷方面分岐に着く。緩やかなアップダウンを繰り返して行くと、前方が
 開け屏風ノ頭が見えて来る。

  約1時間弱で、レトロな洋館の徳澤園に着く。井上靖の氷壁の舞台になった宿だ。ベンチの後ろの小川には水鳥が
 泳いでいる。ここにも色とりどりのテントが並ぶ。


横尾山荘
  亀女は自分の方のザックが重いと思ったのか、横尾までザックを交換すると言い出す。今回は食糧を山小屋で調達
 する事にしているので、亀女が8kg、熊毛の住人が12kg位の重さだ。それでもボッカ訓練もせず、いきなり担いだので
 少し不安だったが二人共何とかなりそうだ。横尾に着いてからは、自分のザックを担いだところを見ると、やはり自分
 のザックの方が軽かったようだ。上高地から横尾までは11km約3時間の距離だ。横尾は、槍と穂高の分岐点になる。
 横尾山荘で一泊される方も多い。
 
  穂高は横尾大橋を渡る。左手前方に穂高の峰々が見える。ゴゼンタチバナが赤い実を付けている。屏風岩を左手
 に見ながら平坦なシラビソの林を行く。

  河原の所には岩小屋跡の標識が立っている。石が動かないように木で囲んである階段辺りから少し登りになるが
 気になるほどではない。岩場を過ぎると、屏風岩が正面に見えて来る。


  右手の大岩の上には大木が3本も生えている。屏風岩の後ろに屏風ノ頭が見えて来たら本谷橋は近い。涸沢まで
 の中間点だ。

  大半の方が、本谷橋を渡り河原に降りて、休憩して行かれる。清流に手を入れる方。大きなザックを担いだお父さん
 家族連れの女子はまだ小学校の低学年のようだ。抜きつ抜かれつしている外人さんもここで一服されている。
 韓国からの団体さんが大きな荷物を担いで登って行かれた。ここから本格的な登りになる。一歩づつザックの重さを
 確かめるように登って行く。岩は歩きやすいように固めてある。
 

横尾本谷
  右下に涸沢の流れを聞きながら、涼しい風を受けて登って行く。一つ目の小さな崩壊地を過ぎると、右手に横尾本谷
 と南岳が見えて来る。オオカメノキの実の岩場を登り、大きな崩壊地からは前穂と吊尾根が見える。あの下が涸沢に
 なる。

 しばらく登ると、少し広くなった右にカーブした場所から奥穂と、涸沢ヒュッテが見えて来た。ここからが長い。展望の
 きかないナナカマドの道をひたすら登って行く。右手に清流が見えて来たらもう一踏ん張りだ。休みながら涸沢小屋
 と涸沢ヒュッテの分岐に着く。テント場は涸沢小屋方面に向かう。

  テント場の受付小屋は3時から開く。先にテントを張る。張り終わった時は立ちくらみがした。そう言えば沢渡でパンを
 食べてからお菓子以外何も食べていなかった。涸沢ヒュッテで食べたラーメンの美味しいこと、汁まで飲み干してしま
 った。受付を済ませて、再びヒュッテのテラスで、コーヒを飲みながらゆっくりとした至福の時を過ごす。
 

クリックで山名
 テラスからは北東方面が開けて、大天井岳から東天井岳が見える。涸沢カールの先には正面に奥穂が座る。

 
 
 涸沢ヒュッテで水を確保し明日の弁当を頼んで、早々に我が家に潜り込む。ヒュッテの天気予報では明日は一日雨だ。




二日目は案の定一日雨、涸沢ヒュッテのテラスや休憩室で山情報を聴き過ごす。

  韓国の団体さんはゲルのような大きなテントを持ち込んで遅くまで大声で宴会が続く。疲れていたのか気にならない。
 夜中に目が覚めると大雨がテントを激しく打つている。朝目が覚めると天気予報通り雨が降っている。ヒュッテで頼ん
 だ弁当をテラスで食べる。
 


  昼は亀女は定番のおでんとビール、おいらはラーメンとおでんに舌鼓を打つ。暖房の効いた休憩室で山談義に耳を
 傾ける。

  夕食はヒュッテで食事、久しぶりにまともな食事美味しかった。皆さん明日の天気の確認に余念がない。あっという間
 に一日が過ぎて行った。


3日目 奥穂登頂

2017年 涸沢の紅葉


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