平治岳 1643m

大分県竹田市



雨ヶ池から望む


2013年6月4日 天気 晴れ 夫婦+帰路Sさん夫妻



長者原登山口〜84分〜雨ヶ池〜60分〜坊ヶツル〜51分〜大戸越〜63分〜平治岳  合計時間 4時間18分


平治岳〜38分〜大戸越〜57分〜坊ヶツル〜64分〜雨ヶ池〜75分〜長者原登山口  合計時間 3時間54分



周遊時間 8時間12分(走行時間)  9時間48分(総時間)


周遊距離                         17,41km



概念図
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地図

長者原登山口



平治岳のミヤマキリシマを見に、前日の夜熊毛を出て、日が変わった深夜、長者原に着く。すでに、駐車場は、かなりの車が停まっている。満天の星空だ。明日に備えて眠りに着く。翌朝、長丁場なので、早めの6時過ぎ出発。坊ヶツルに向う展望所から見た平治岳は、薄っすらとピンクに染まっている。坊ヶツルから大戸越までは、ぬかるみが続く。大戸越に着くと、南峰の斜面がピンクに染まる。南峰から山頂にかけて、ミヤマキリシマの郡落が山を紅に染めていた。




道程

6時過ぎ、長者原出発。前方に三俣山を見ながら、たで原湿原を進む。【雨ヶ池2,7km・坊ヶツル4,7q】の標識を見て、登山届
けを書いて進んで行く。緑の自然林の中を緩やかに登っていく。
20分で砂防提を過ぎ、さらに10分ばかり行くと、ベンチのある休憩所に着く。場所を示す案内板がある。ギンリョウソウ
(ユウレイソウ)、マムシグサなど、あり難くない名前の野草が出迎えてくれる。
ベンチの休憩所から20分弱で土石流を越えると、前方に三俣山が近づく。後方に涌蓋山を見ながら登って行くと、段々急な坂に
なり土石流から、15分で展望所に着いた。一服して景色を楽しんでいく。
長者原の向こうに、指山・泉水山・涌蓋山が見える。【写真中クリックで山名】振り返ると三俣山が更に近い。【写真右】
万年山が、その特異な山容を見せる。展望所の景色を楽しみ、雨ヶ池に進む。相変わらず、雨ヶ池から三俣山への登山路は、通行
禁止だ。
雨ヶ池を過ぎると、すぐに、平治岳が見えてくる。【写真左】山の天辺付近が、ピンクに色付いている。坊ヶツルと大船山が見えて
きた。【写真中クリックで山名】正面に、中岳と天狗ヶ城が顔を出す。【写真右クリックで山名】
展望を楽しみながら歩いていると、吉部との分岐に着く。坊ヶツルが広がる。テント泊の登山者も多い。坊ヶツルまで来ると、平治岳
のピンクがはっきり見える。これは期待がもてそうだ。トイレを済まして、炊事棟で一服して、坊ヶツルからの景色を楽しむ。
かめ女が坊ヶツル讃歌を口づさんでいる。
ハルリンドウの咲いている湿原を進み、大船山と平治岳の分岐に着く。平治岳方面に進む。大戸越までの道はぬかるみの道がつづく。
「どこまでつづくぬかるみゾ」という言葉を思い出した。
1時間ばかり苦闘して、大戸越に着く、大勢の人が休憩している。写真を撮る人、ミヤマキリシマを愛でる人様々だ。一服していると
「写真を撮ろうか」と声をかけてくれた人がいた。奥様と2人連れのおじさんだ。写真の撮り合いをして、話してみると、石川県から
来られた事が分かり、懐かしくなり話が進む。昨日は、久住山から天狗ヶ城の登り、法華院温泉に泊まられたとの事だ。
元気が良い。
おじさんと別れて、平治岳の急な斜面を登っていく。途中、黒岳が顔を出す。南峰間近で蝉の抜け殻を見つけた。少し早い気もするがひぐらしだろうか?
南峰からは、お決まりのミヤマキリシマと後に三俣山の姿が見える。
大船山 南峰から平治岳 平治岳のミヤマキリシマの郡落
涌蓋山 南峰途中の道から平治岳を望む 10:36分到着
中岳・天狗ヶ城・星生山・三俣山
【写真左クリックで山名】


由布岳 【写真右】
今日一番
平治岳西尾根 南峰の後に大船山 坊ヶツルの後に中岳
西尾根から平治岳 西尾根から平治岳
マイズルソウ【写真左】
が残っていた。


白のミヤマキリシマ

山頂で、再び先ほどの石川県の人と会う、何かのご縁という事で、一緒に長者原に降りることになる。正午、大戸越まで降りたが、
日陰がない。坊ヶツルまで降りて、新しくなった避難小屋で昼食を取る。坊ヶツルからから再び、ピンクの平治岳を眺める、
お名残惜しい。重たい足を引きずり、雨ヶ池まで戻る。アキグミやエゴノ花が出迎えてくれる。
土石流まで戻ると、あと一息だ。新緑の中、バケイソウの群生がある。九重はバケイソウが多い。「かなかな」と確かに、ひぐらしの
鳴く声がする。帰路は4人で、ワイワイおしゃべりしながら、長者原へ帰って来た。Sさん楽しい山歩き、ありがとうございました。
またお会いしま しょう。その日は、七里田温泉らむねの湯に入り、民宿くじらに泊まる。ここの親父さんが、山好きで話好きだ。
豊後和牛は絶品だった。






翌日、くじらのおじさんから教えてもらった、長湯の千寿温泉(朝7時から入れる)と、ガニ湯


長湯のガニ湯
長湯の千寿温泉