白馬岳 2932m

長野県北安曇野郡白馬村・富山県黒部市・下新川郡朝日町



三国境を過ぎた稜線から振り返る


2019年8月2日(金)~3日(土) 天気 ☀


1日目 猿倉~白馬尻小屋~大雪渓~葱平~村営白馬岳頂上宿舎(泊)

2日目  村営白馬岳頂上宿舎~白馬岳~小蓮華山~白馬大池~栂池


概念図




白馬村観光局 登山モデルコース

八方第二駐車場(八方の湯)


昨年から恋焦がれていた白馬岳に大雪渓から登って来ました。2日目は不帰のキュレットから唐松岳、五竜岳への縦走の予定で2泊3日のパッキングをして登りましたが、村営白馬岳頂上宿舎の相談員の方が、「初めてなら栂池に降りた方が良いし、稜線は最近雷鳥が良く見られますよ」とのアドバイスをしてくれました。亀亀は雷鳥に反応してコースが決まりました。





1日目(8月2日)

猿倉(6:50)~1時間10分~白馬尻小屋(8:00~8:25)~18分~大雪渓取付き(8:43~9:05)~2時間24分

~葱平(10:29~10:47)~1時間20分~避難小屋(12:07)~1時間19分~村営白馬岳頂上宿舎(13:26)

所有時間 6時間36分


概念図

 



道しるべ


八方第二駐車場

白馬八方バスターミナル
  八方第二駐車場(無料)で車中泊して、八方通りを挟んだ白馬八方バスターミナルに向かう。AM6:00発の始発には
 一台では乗り切れない行列が並ぶ。係員が臨時便を手配していた。


猿倉
  ALPICOバスに乗り、約22分で猿倉に着く。猿倉荘で登山届を出して、案内板を確認し憧れの白馬に向けて出発する。

  山道を行くと、すぐに作業道に出る。約5分も行くと、左手に白馬鑓温泉へ登る道がある。

  ガスが取れて一瞬白馬岳が見える。タマガワホトトギスなど山野草を見ながら作業道を登って行くと、やがて山道
 に変わり、白馬尻小屋に着く。

  小屋前のベンチで一息入れ、汗だくのシャツを着替えて、これから登る大雪系を眺める。山道を約18分で大雪渓に
 取付く。

 アイゼンの感触を楽しみながら、一歩一歩踏みしめながら登って行く。しばらく登って行くと、流石に冷えて来る。
 
 冷気が流れて来て前が見えなくなる。冷気の中には生温い風も混じっている。ガスが晴れると稜線が見えて来た。


葱平
  段々急になるがアイゼンが良く効く。転落も考えてヘルメットも被っていたが、人の歩いた跡で階段状になっていて
 比較的歩きやすい。大雪渓を充分楽しんで葱平(ねぶかっぴら)に上がって来た。

  葱平で一息入れて、雪渓沿いの岩場を登って行く。

  この辺りから山野草のお花畑が始まるが、登山客が多く、写真をゆっくり撮る暇はない。

  雪渓の上部は雪解け水が流れている。巡視員の方が高山病の症状のある若い女性を、一緒に来たグループに下山
 させるようにアドバイスをされていた。しばらく登って行くと、熱中症だろうか顔を真っ赤にした若い女性を連れの男性
 が介抱している。高山で気温差があるので注意が必要だ。
 
  やがて左手に尖った峰が見えて来た。しばらく登って行くと雪渓があり・・・


避難小屋
  右下を巻いて登って行く。雪渓から約15分も岩場を登って行くと避難小屋に着く。稜線が見えて、この辺りからお花畑
 が広がる。途中で岩に腰を掛けて、エネルギー補給していると、巡視員の方から落石があるので、上を向いて休む
 ようにアドバイスされる。


標高二五五三米

ウルップソウ
  お花畑を写しながら登って行くと、標高二五五三米の標識がある。今回の目的の一つウルップソウが咲いている。

 標高二五五三米の標識から約35分で、村営白馬岳頂上宿舎が見えて来た。宿舎で宿泊の予約をして、登って来た
 谷を眺める。

  左手には杓子岳、鑓ヶ岳が見える。右上の雪渓の上には、白馬山荘と白馬岳が見える。食堂・売店で取り敢えず
 健闘を称えて乾杯する。

  ジョッキを一口飲み、後は亀亀が美味しそうに飲む。私はこちらの方が良い。噂通り頂上宿舎のバイキング料理は
 美味しかった。従業員の方の話では今日の宿泊客は130人ぐらいだそうだ。部屋はかいこ部屋で、カーテンでプライ
 ベートも保て、ゆったりした空間がある。羊毛布団でゆっくり眠れた。宿舎内には、昭和医大の相談員が待機されて
 いて、コースについて適切なアドバイスをして頂いた。今回は五竜岳に縦走する予定だったが、雷鳥狙いで栂池に
 降りる事にする。


2日目(8月3日) 白馬岳から栂池へ


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