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今日の目的は、砥石郷山から中の甲林道、台所原、早手峠への林道を歩き山野草に会う旅だ。中の甲から台所原までの距離が分からない
が、何時もの、ろくに下調べもしない適当な山勘歩きが始まった。さあ、恐羅漢山スキー場を出発だ。夏焼峠への登山道は自然林の中緩
やかに 登っていく。足慣らしにはもってこいだ。
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30分弱で夏焼峠(ナツヤケノキビレ)に着く、恐羅漢山は南西(左)に登っていく。砥石郷山は直進だ。りっぱなブナの横を通り過ぎる
とすぐに、 砥石郷山登山口に着く。直進すると、中の甲林道へ向う。砥石郷山まで45分の道標がある。
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取り付きの緩やかな坂を登って行くと、すぐに、急な坂になるが15分も頑張ると、1166ピークに着く。恐羅漢山、十方山が近くに見え
る。 砥石郷山の展望はこのピークしかないので、しばらく休憩して展望を楽しんでいこう。
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1166ピークを降って緩やかに登りかえすと、きれいに刈られた笹の登山道が続く。ほとんど、アップダウンのない尾根歩きだ。自然林の
道が気持ち良い。山頂付近に、池があるが、水が無く湿原と言うより草地になっている。それでも、八幡湿原に生えていた、クサレダマ
が咲いていた。
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砥石郷山の山頂は、平たい笹の山頂だ。標識がなければ分かりにくい。良く見ると、標識の近くに三角点がある。少し降って見ると、
眺望があるが、 何処に降るのか、検討がつかない。
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砥石郷山を後にして、降っていく、1166ピーク手前で2人の男性とすれ違った、測量の棒を持っていたので、「暑いのにご苦労ですね。」
と声をかけたら、測量ではなくて、笹を刈った証拠写真を撮りに来たとの事だ。ついでに、砥石郷山を通りこすと何処へ降りるのか聞い
てみると、田代と言う所へ降るのだとか・・・。どうやら砥石郷山は周遊は出来ないようだ。
砥石郷山登山口まで降りてきて、中の甲へと向う。標識では中の甲林道まで45分とある。しばらく植林の山間を縫って降っていくと、前
に山が迫ってきた。 どうやら林道は近いようだ。九十九折れの登山道を降って行くと、中の甲林道に着く。
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ここから台所原までは75分の道程だ。林道には草花が咲いていて、なかなか進めない。進行方向左手にせせらぎが見える。どうやら、
中の甲林道は、 谷沿いの一番低い所を通っているようだ。
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先を歩いていたママが、何か叫びながら慌てて引返してきた。何が起こったのか分からず、クマでも出たかと身構える。見ると林道に
2m位もある大きな蛇が道を塞いで、日向ぼっこをしている。自分の縄張りなのか、なかなか逃げようとしない。やっとのことで、蛇さん
に退散していただいて先を急ぐ。初めての道で、写真を撮りながらのゆっくりペースで、随分歩いたようだが、時間にすると1時間余り
で台所原平に着いた。
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ここから山に入って台所原に向う。ブナの新緑、紅葉がすばらしい所だ。ブナ林を堪能して、再び台所原平に戻り、早手峠を目指して、
林道を歩いていく。
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この林道は恐羅漢山から台所原に降りて早手峠、夏焼峠に向う林道だ。中の甲林道よりもだいぶ高い所を歩いていく。ここも山野草が
多い。今日は、ヒヨドリバナに蝶がとまって蜜を吸う光景が見られ、蝶の多さに花が咲いたようだ。50分程林道を歩いて、早手峠
(ハヤテノキビレ)に向う山道に入る。 早手峠までは15分位だが、流石に脚が重い。
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早手峠で一服してしているおじさん達がいる。ここまで来ればあと少しだ。私達も一服して夏焼峠に降りて行く。この登山道は、自然林
のなかを緩やかに 降りて行く。前方に、砥石郷山が見えてきたら、坂が急になり夏焼峠に飛び出る。
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夏焼峠からは、一面に咲いていた天涯の花を思い出して、痛い足を引きづりながら岐路に着いた。しばらくすると、ナナカマドの木も
紅葉するだろう、山の秋は近い。
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