黒部五郎岳 2840m 鷲羽岳 2924m 水晶岳 2986m

富山県富山市有峰・岐阜県高山市上宝町金木戸 / 富山県富山市有峰・長野県大町市平 / 富山県富山市有峰



太郎兵衛平から北アルプスの最深部を望む


2024年9月8日(日)~9月12日(木) 天気 晴れ一時曇り


黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、雲の平と北アルプスの最深部を4泊5日で歩きました。折立~太郎平小屋泊(9/8) 太郎平小屋~黒部五郎岳~黒部五郎小屋泊(9/9) 黒部五郎小屋~鷲羽岳~水晶岳~水晶小屋泊(9/10) 水晶小屋~雲の平~藥師沢小屋泊(9/11) 藥師沢小屋~太郎兵衛平~折立(9/12) 今回好天に恵まれ雨に降られる事もなく、何よりラッキーだったのは、出発前日水晶小屋にキャンセルが出て、三俣山荘から水晶小屋に変更出来た事でした。おかげさまで、無理な行程を組まずに歩けました。それでも2日目の黒部五郎岳への行程の長かった事と、雲の平からの滑る岩場の激降りは印象的でした。山小屋での人々との出会や美味しい食事、冬毛になりかけた雷鳥にも何ヶ所も出会えました。それぞれの百名山からの展望は夢心地のようでした。雲の平山荘でジャズを聴きながらアップルパイとコーヒーを頂き、眺めた黒部五郎岳は忘れる事が出来ません。藥師沢小屋では「黒部源流山小屋暮らし」の著者の大和景子さんに会って、サインを頂き、ご一緒に写真に納まりました。私達には今までで一番の長丁場でしたが、楽しくもあり苦しくもあった素晴らしい山旅でした。



9月8日(日) 天気 曇り ガス


折立登山口(6:20)~60分~あられちゃん(7:20~7:33)~34分~三角点ピーク

(8:07~8:20)~36分~五光岩ベンチ(9:56)~50分~太郎平小屋(10:46)

所有時間 4時間26分


概念図

 

折立登山口



折立は3年前に薬師岳に登った時に一度来ているので勝手が分かり懐かしい。亀谷温泉白樺の湯に浸かり、有峰林道の通行料2000円を支払い折立へ向かう。午後2時過ぎに折立の駐車場に着くと、3年前と同じトイレに近い場所が一台分だけ空いていた。何だか良い予感がする。道路をはさみ対面にはキャンプ場があり、登山客が何組もテントを張っている。興奮しているのか、なかなか眠むられずに朝を迎える。事前に決めたコースタイムを確認しながら、太郎平小屋まで登った。太郎平小屋で名物の行者ニンニクラーメン(太郎ラーメン)を食べて、これから歩く、遥か遠くの北ノ俣岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳、雲の平を眺めた。



道しるべ


折立登山口(拡大可)
  折立登山口にある愛知大学山岳部員の慰霊碑を拝み出発する。

拡大可
  今日は太郎平小屋までなのでゆっくり登って行く。

あられちゃん広場(拡大可)
  良く整備されている登山道を登って行くと、約1時間であられちゃん広場に着く。あられちゃんの絵が以前より上手になっている。

三角点ベンチ(拡大可)
  風雪に耐えている大木を眺めながら登って行く。あられちゃん広場から約30分強で三角点ベンチがある尾根に上がる。

拡大可

オヤマリンドウ
  三角点ベンチからはこれから登って行く尾根が見える。

ヤマハハコ
  緩やかに登って行くと木道になる。
  ポールのある広場からは有峰湖が見える。

鞍部を振り返る
  一旦降り、鞍部から長い緩やかな道を登って行く。

チングルマ
  山肌がぼちぼち紅葉を始めている。

拡大可

五光岩ベンチを振り返る
  五光岩ベンチからは藥師岳や剣岳が見えるはずだが、今日はガスに覆われている。

拡大可
  五光岩ベンチから約35分で太郎平小屋に着く。

太郎兵衛平(拡大可)

薬師岳方面(拡大可)

雲の平方面(拡大可)
  太郎ラーメンをすすり、太郎兵衛平のベンチに座りガスが取れるのを待つ。

水晶岳(拡大可)

黒部五郎岳方面(拡大可)

夕食(拡大可)
  生憎すっきりとはいかないが、時々ガスが取れて山々が姿を現す。太郎平小屋ではぐっすり眠られた。


home次の山