黒部五郎岳 2840m

富山県富山市有峰・岐阜県高山市上宝町金木戸



太郎兵衛平から望む


2024年9月9日(月) 天気 晴れ


太郎兵衛平(6:04)~13分~太郎山(6:17)~1時間58分~北ノ俣岳(8:15~8:29)~51分~

赤木岳(9:20)~1時間18分~2578m(10:38~11:02)~1時間23分~肩(12:25~12:33)~16分~

黒部五郎岳(12:49~13:02)~1時間8分~雷岩(14:10~14:15)~1時間7分~黒部五郎岳小舎(15:22)

所有時間 9時間18分


概念図

 



太郎兵衛平はガスが取れて素晴らしい展望が広がり絶好の登山日和です。黒部五郎岳は遥か彼方で、今回一番のロングコースですが、慌てずゆっくり行こうと思います。太郎山と赤木岳では雷鳥との嬉しい出会いがありました。北ノ俣岳からは剣岳、藥師岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳など北アルプスの名山が一望出来ました。2578mからは壁のような黒部五郎岳が立ち塞がります。黒部五郎岳からは深田久弥が絶賛したカールが広がっていました。



道しるべ


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雲の平分岐
  太郎平小屋のご主人に写真を撮って頂き、晴天の太郎兵衛平を後にする。右は黒部五郎岳、左は雲の平へ。
 
 晴天の太郎兵衛平
 
太郎兵衛平からの山々

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太郎山
  すぐ上の太郎山には数羽の雷鳥が食事をしていた。太郎山からは雲海が広がる。

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地塘(拡大可)

白山
  太郎山から北ノ俣岳の稜線は地塘もあり、紅葉し始めた草紅葉の中を行く。遠くに白山が望める。

藥師岳(拡大可)

チングルマ

黒部五郎岳(拡大可)
  振り返ると太郎平小屋が小さく見えていて、藥師岳が美しい姿を見せている。黒部五郎は遥か彼方。

笠ヶ岳

2576m展望所

槍ヶ岳・穂高岳
  2576mの展望所に上がると笠ヶ岳が見えてくる。北ノ俣岳は近い。槍・穂高も見えてくる。

北ノ俣岳

北ノ俣岳
  緩やかな稜線を行くと、北ノ俣岳に着く。
 
 北ノ俣岳からは北アルプスの名だたる山々が望める。

槍ヶ岳

剣岳

黒部五郎岳・笠ヶ岳・焼岳
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   北ノ俣岳を後にして降って行くと、黒部五郎の右手に笠ヶ岳や焼岳までも見えている。前方のピークを越えると・・・

赤木岳

赤木岳

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  赤木岳が見えてくる。赤木岳は岩峰だ。「この付近雷鳥多い」の文字が目に付く。

水晶岳・鷲羽岳(拡大可)
  岩場を降って行くと、数羽の雷鳥が食事をしている。しばらく眺めていた。明日歩く鷲羽岳から水晶岳の稜線が望める。

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前方に中俣乗越(拡大可)

2578m
  黒部五郎はまだまだ遠い。前方に見える中俣乗越から登って行く。この登りがなかなか手強い。登りきった2578mで太郎平小屋の
 ちまき弁当を頂き、黒部五郎の壁のような尾根を眺める。
  黒部五郎岳の壁を焦らずに登って行くが、なかなか肩に着かない。

黒部五郎の肩(拡大可)
  そろそろ音を上げそうになった頃に黒部五郎の肩が見えてきた。ザックをデポして山頂に向かう。

不動明王(拡大可)

黒部五郎岳

黒部五郎岳のカール(拡大可)
  山頂の祠には不動明王が祀られている。黒部五郎岳の山頂で若い二人連れの登山者と話をする。10泊11日のテント泊で室堂から
 入り今日で5日目だそうだ。この界隈の全ての山々を巡るとか・・・言葉もない。

ハクサンイチゲ

黒部五郎岳(拡大可)

雷岩
  肩に戻り、カールに降りて行く。カールに降りる途中から見上げると、黒部五郎岳の山頂はガスがかかり始めている。
  カールに降りて雷岩を過ぎた辺りから振り返るが黒部五郎は恥ずかしがり屋のようで姿を見せない。黒部五郎岳小屋までの道も
 長く赤い可愛い屋根が見えた時は安堵した。黒部五郎岳小屋の豚カツとサーモンは絶品だった。床暖の入った天井の高い部屋で
 心地よい眠りについた。


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