鈴ノ大谷山 1036m

島根県鹿足郡吉賀町抜月



鈴ノ大谷山山頂


2020年3月25日(水) 天気 晴れ 単独


駐車地(8:13)~9分~林道入口(8:22)~18分~林道終点(8:40)~15分~登山口(8:55~9:01)~43分

~740m(9:44~9:49)~12分~820m(10:01)~16分~889m(10:17) ~11分~林道出合(10:28)~3分

~尾根取付(10:31~10:35)~25分~鈴ノ大谷山(11:00~11:09)~21分~鞍部(11:30)~15分~

林道出合(11:45)~62分~入江山橋(12:47)~22分~駐車地(13:09)

所有時間 4時間56分


概念図

 


林道入口(インクライン入口)

入江山橋(林道入口)

参考資料



鈴ノ大谷山は昭和の初め森林鉄道の建設が開始され伐採が始まり、谷沿いに集落が出来ました。この集落跡の先、インクラインの軌道の上から740mの尾根にあがるルートで、鈴ノ大谷山を目指しました。740mまでは急登がつづきますが、それからは思ったより藪漕ぎはなく、静かな奥深い山登りを楽しみました。帰路は入江谷川の林道を下りましたが、第三インクラインへ周回した方が面白かったと思います。次回機会があれば、このルートを歩いて見たいと思います。尚2年前にこのルートを整備して頂いた宇部山岳会の有志の方々に感謝致します。




道しるべ


林道終点
  椛谷渓谷の説明板がある駐車地に停めて、県道3号線を匹見方面に向かう。途中同じような林道入口があるので注意したい。
 県道を下って来ると、左手に駐車地がある。このカーブを鋭角に曲がる。ここが林道入口になる。鈴ノ大谷川を渡るとすぐに
 分岐する。左の道を取る。下に生椎茸菌床センターが見える。林道終点から山道に入って行く。
  やがてインクラインの軌道跡が現れる。この辺りは住居跡のようだ。
  左手の高台に水害遭難死者精霊位の石碑がある。インクラインのレールが残っている。石碑の先に第一軌道橋の跡がある。

尾根取付
  軌道橋の上は思ったより楽に通れる。橋を渡るとインクラインの軌道跡はつづいて大きくUターンして上に上がるが、ショートカット
 して上の軌道に上がる。これから急登になるので、ここで一息入れて行く。すぐ先のピンクテープの所から740mの尾根に取付く。

740m
  もの凄い急な坂が待っているが疎林で藪漕ぎはない。40分強で740mの尾根に上がる。

820m
  740mからは笹が少し被るが問題なく歩ける。岩場を登ると820mの尾根に上がる。このピークは第三インクラインへの分岐になる。

850m
  すぐ上のピークが850mのピークで、ここから一旦下り、笹を分けて登って行くと、889mのピークに上がる。

889m

林道出合
  889m ピークから下り登り返すと林道に出る。右手に少し下るとピンクテープが付いた所がある。

尾根取付
  取付きは藪が被っているようにみえるが、道ははっきりしていて問題なく登れる。ピークに着くと、前方に鈴ノ大谷山が見えて来る。
 ピークを下り登り返すと鈴ノ大谷山に着く。17年ぶりの山頂は考え深い。

馬糞ヶ岳から長野山の稜線

莇ヶ岳からの弟見山の稜線
  山頂からは南南東に馬糞ヶ岳から長野山の稜線、西南西に莇ヶ岳からの弟見山の稜線、北にも高い山が見える。
  山頂を下って入江谷川の林道に向けて降りて行くと、左手に柿木村が見えて来る。更にロープがある急坂を降って行くと、盛太ヶ岳
 が見えて来る。この道の方が笹が深い。やがて鞍部に降りて来る。

林道出合

  下って行くと分岐する。右手に新しい林道が出来ているので少し行ってみたが、登って行くので引き返す。沢を渡り西に下ると林道
 に降りて来る。入口には林野庁の林班界標がある。

入江山橋
  長い林道を蕗の薹を摘みながらゆっくりと降りて行く。山火事注意の横断幕があるがまだまだ先は長い。林道から1時間余りで
 入江山橋に降りて来た。あとは県道をのんびりと下って行く。県道から見た椛谷渓谷は圧巻だ。



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