指月山(しづきやま) 143m

萩市堀内



菊ヶ浜から望む



2014年10月1日(水) 天気 ☀ 夫婦


駐車場~15分~登山口~18分~詰丸(山頂)~16分~登山口~13分~駐車場

総歩行時間 約1時間


概念図


地図

指月城詰丸付近


本日、母上の陣中見舞に帰郷いたし折、萩城詰丸に登城いたし候。神無月に入るが残暑きびしく、汗だくにて登りしが、木々茂りて展望は見えず、無念でござった。 何のこっちゃ(-_-;)・・・



詰丸登城路

土産屋さんの無料駐車場に愛車を停めて、城中へ向かう。萩市の駐車場があるが、有料で300円掛かる。無料が
良いに決まっている。城に向かって行くと、毛利輝元公のお出迎えだ。

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萩焼の窯元がある道を過ぎると、お堀に出る。お堀の住人、亀と鯉に挨拶をして関所を通る。通行料210円也
を払い城内に入って行くと、職人さんが、足場を組み、正面の石垣を修復されている。小学生の悪ガキの頃、
石垣を登り、石ごと落ちて、命拾いをしたことを思い出す。
石垣に上がり、お堀を眺める。夫婦揃って高い所が好きだ。石垣を降りて、天守閣跡の前を通り、登城口へと
向かう。
天守閣は明治7年に解体したようだが、今となっては城壁だけが残り、惜しい気がする。詰丸登城口に着く。
いよいよ登城だ。
実は、母の陣中見舞いより先に、指月山に登りたくなり、実家に寄らずにこちらに来た。首を長くして待って
いる母の事を考えると気が()く。 つくづく親不幸者だ。(-_-;) 亀女呆れ顔・・・

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山頂まで730m20分と言った所だろうか。登山口からすぐに広い所がある。仰徳神社跡、ここも、説明板を写真
に撮り、先を急ぐ。
亀女が、亀さんに見送られて登城して行く。ヤブミョウガが実を付けている。それにしても、止まって写真を撮っている
とすぐに、藪蚊の洗礼を受ける。指の先まで痒い。  
珍しくも何ともないが、ミズヒキが彩りを添える。伐採禁止で山全体が、巨木で覆われている。崩れた道は、急な
階段道に姿を変えて、真っ直ぐに登って行く。おっとう、これ何の罰ゲームと、呟く亀女の心の声が聞こえる。
そうこうしていると、山頂の石垣が見えてくる。  

ここの石垣も大分膨らんでいる。萩城詰丸に着くが、塀の落書きが目障りだ。オーイ、松陰先生が嘆かれるゾ~。
来年の大河は、先生の妹の文さんが主役だが、全国から来た観光客が、この落書を見てがっかりすると思うと
 悲しくなる。
詰丸の説明板を興味深く眺め、昔を偲ぶ。二の丸から本丸へ上がる。木が生い茂り展望はない。
貯水池の横には、発破をかけたような跡がある大岩が鎮座している。ぐるりと回ると、裏門跡がある。悪ガキの頃
この門跡から山を降り、蔦を握ってターザンごっこをしたことが、懐かしく思い出される。山全体が遊び場だった。 
詰丸跡をぐるりと回るが、何処からも景色は見えない。高校生の頃は、ここから、萩の町並を良くが見ていた。
過ぎ去った、長い年月を感じる。二の丸を後にして、巨木の森を降って行く。  

ヌマダイコン

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亀女が、「この白い花なに?撮らないの?」とうるさい。また宿題が増える。下山後、何処からともなくネコの声、
こちらに気が付き慌てて生垣に隠れていく。 花江茶亭を通り抜け・・・
志都岐山神社を遠くから拝み、母上の待つ実家へと向かった。蛇足だが、このお堀で餌をやると、鯉と亀と
鳩が物凄い勢いでやって来る。猫はマイペース。指月山は、萩市民の心の山だ。この山を見ると、故郷に
帰って来たと思う。 


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