鬼ヶ城山 1031m

岩国市錦町宇佐・広島県廿日市市飯山



容谷山から望む

2012年4月18日 天気 晴れ 夫婦

河内神社〜31分〜林道終点〜9分〜鞍部〜19分〜巨岩群〜6分〜山頂          合計時間 1時間 5分

※巨岩群で20分散策除く

山頂〜35分〜峠〜3分〜馬頭観音〜5分〜峠〜22分〜林道合流〜15分〜河内神社   合計時間 1時間20分


周遊合計時間 2時間25分


概念図


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河内神社登山口


先週、一日で犬と猿と雉を見たので、suzukaさんの「来週は鬼ヶ島ですね」のコメントにお答えして、鬼ヶ島ならぬ鬼ヶ城山へ登ってきました。鬼ヶ城山は10年以上も前に、ようたあ林道から登り藪を漕いでやっとの思いで山頂に立った記憶があります。帰路、峠から飯山方面へ下りかけて引返し、ようたあ林道の馬頭観音が笑ったように見えた思い出があります。登山道は、すっかり整備され快適に歩けました。鬼ヶ城山の巨岩群は一見の価値があります。


道程

寂地峡経由でR186に入り上飯山から飯山の集落に入る。河内神社のスペースに停めて、来た道を戻っていくとポストの横に、鬼ヶ城方面左の案内板が電柱に括りつけてある。
ロッグハウスの最後の民家を過ぎて林道へ入っていくと、約8分で分岐に着く、ここは、向って左の林道を行く。帰路は右の道からここに下りてくる。杉の伐採が盛んなようで枝道があるが、真直ぐ南西に進む。河内神社から約30分で林道終点に着く。山道に入るとすぐに平岩がある。
よく手入れされた杉林が緩やかにつづく。すぐに右手に三ツ石が見える、溶岩が冷えて固まった岩のようだ。林道終点から10分弱で鞍部に着く。【マウス】ここから、尾根登りが始まる。
いつの間にか杉林から雑木に変わり、明るい尾根歩きが心地よい。大きな樅の木の横で一服する。笹の尾根を巻いていくと、巨岩が見えてくる。巨岩の下を進んでみる。
巨大な岩の塊が続く。正に鬼ヶ城だ。人の気配にびっくりしたのか雉が飛び立った。ここをねぐらにしているのだろうか。一人で見るのは勿体無いので、ママを呼んだ。
巨岩の高さは7〜8mはあろうか。鬼ヶ城山の面目躍如だ。【クリックで拡大】木を使ってよじ登ろうとしたが低い所でも3mはある。 鬼ヶ城の「じょう」は「動物のすむ洞穴」のことらしい。
ショウジョウバカマが岩の割れ目から花をつけていた。鬼の城を堪能して、山頂に向った。山頂はきれいに笹が刈ってあり、広々として心地よい空間だ。
熊注意!!、マムシ注意!!の看板がある。まさか熊さんは食べ物の良い臭いにつられてやってくるのでは・・・?少し心配だ。今からしばらくは、寒からず、暑からず一番良い季節だ。南に羅漢山が見える。ゆっくりした時間を過ごし山頂を後にする。10年前とは、うそのように整備されている登山道を下る。
岩の間を下っていくが、先ほどの鬼ヶ城の巨岩群と比べたら小さいものだ。このルートからのピストンだと鬼ヶ城山の魅力は分からない。稜線にはエンレイソウも咲いていた。
さほどのアップダウンもなく、左手に寂地山系を見ながら下って行くと、ようたあ林道と飯山の三差路に着く。以前間違えた所だ。今回馬頭観音に会いたくて、まずようたあ林道に向う。ようたあ林道は三差路からすぐなので寄ってみてほしい。ようたあ林道から見て、ママが拝んでいるのは馬頭観音だ。
馬頭観音は、旅人の無事を見守る観音様で、頭に馬の顔が見られる。再び、三差路まで戻り今度は、飯山に下りて行く。三差路からすぐに【松の木峠・万草ヶ原・牧草地】の矢印がある。
杉の植林の林を下って行くと、鞍部に着く、90度進路を南に変えて下っていく。明るい雑木に変わり下っていくと、道が広くなりしばらく行くと、林道と合流する。河内神社の鎮守の森が見えてきた。ママが何か見ている。
里にも春がきている。ヤマエンゴサクが咲いている。飯山・河内神社の社叢【鎮守の森】は天然記念物のようだ。【マウス】帰路小瀬川温泉横の桜並木は満開だった。川の側で例年開花が遅く、時季をずらして楽しめる。