奥大日岳 2611m

富山県中新川郡立山町・上市町



剣沢小屋から望む奥大日岳(左)


2日目 9月17日(火) 天気 ☀


雷鳥ヒュッテ(6:11)~46分~新室堂乗越(6:57)~65分~2511ピーク(8:02~8:11)~48分

~奥大日岳(8:59~9:35)~90分~新室堂乗越(11:05)~22分~室堂乗越先休憩(11:27~11:44)

~74分~別山乗越(12:58~13:15)~42分~剣沢診療所(13:57)~9分~剣沢小屋(泊)(14:06)

所有時間 7時間55分


概念図

 


道しるべ
  朝目を覚ますと若干雲が掛かるが、段々天気が良くなるとの予報に、希望に胸を膨らませて奥大日岳に向かう。
 雷鳥沢ヒュッテから雷鳥平に降りると、キャンプ場だ。

  テント場を過ぎて、浄土沢を渡り分岐を大日・剣御前方面に向かう。川沿いに進んで行き、緩やかに登って行く。


新室堂乗越
  ボチボチ紅葉が始まろうとしている。ジグザグに坂を登り稜線に上がると、そこが新室堂乗越になる。ガスった尾根
 を行くと、右手に奥大日岳が見えて来る。
 
  称名川に面した山腹を登り、左手に天狗平を見ながら歩く壮大な景色は圧巻だ。尾根に上がり振り返ると、立山と
 地獄谷から上がる噴煙が見える。
 

剣岳

カガミ谷乗越
  まだまだ奥大日岳は遠いが、右手には剣岳が見えて来た。2511mのカガミ谷乗越でザックをデポして一息入れる。

 
 更に登って行くと、弥陀ヶ原と薬師岳の壮大な景色が広がる。


大日岳を借景に
  南斜面の山腹道を登り、稜線上に出ると、剣岳の長く延びる早月尾根が見えて来る。稜線を緩やかに登って行くと
 奥大日岳に着く。山頂には大日岳から登って来られた二人連れの大阪の山ガールが展望を楽しんで居られた。
 

剣岳を借景に

中大日岳・大日岳
  山頂からは360度の展望が広がる。西には中大日岳と大日岳の稜線が続いている。
  
 
 北東には剣岳、南東には立山の大パノラマが広がる。


薬師岳

笠ヶ岳

剣岳
  南には薬師岳、その向こうに笠ヶ岳が望める。奥大日岳から望む剣岳は正に岩の殿堂だ。明日は剣岳の頂きに立つ
 と思うと、畏敬と憧れで胸が高鳴る。


チングルマと剣岳
  奥大日岳を後にして、カガミ谷乗越でデポしたザックを担いで稜線を降りて行く。剣岳方面に救助ヘリが飛んで行く。
 結構道迷いでへりの要請があるそうだ。


室堂乗越

新室堂乗越
  室堂乗越で亀亀が躓き、今日二度目の前のめりに転げる。ザックが重く、つんのめったようだ。新室堂乗越の先で
 昼食にする。


剣御前小舎

別山・雄山分岐
  昼食後一息入れて急な坂をジグザグに登って行く。剣御前小舎が見えているが中々着かない。途中汗だくになり
 登山服一枚になる。1時間以上掛かって、やっと別山乗越(剣御前小舎)に着く。一息入れて剣沢に降りて行く。

  ガスが取れて時々剣岳が顔を出す。長い坂を降ると、やがて別山頂上分岐に降りて来る。


剣沢診療所

剣沢小屋
  剣沢キャンプ場のカラフルなテント場が見えたら、その先に剣沢診療所がある。雪解水で喉を潤す。更に10分も降ると
 剣沢小屋に着く。


見えているのは前剣
 受付を済ませて、剣岳を眺めながら飲むビールは格別だ。富山から来られた乗りの良いおじさんと、大いに盛り上
 がる。恥かしがりやの剣岳は、中々全容を見せない。
 
  剣沢小屋の熊は山友さんにそっくりだ。酔った勢いで熊ポーズ。山小屋の夕食は豚カツだ。英気を養って明日の剣岳
 に備える。その夜は不安で一睡も出来なかった。頭の中で蟹のタテバイ・ヨコバイを何度も登り降っていた。


3日目(9月18日) 剣岳


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