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朝目を覚ますと若干雲が掛かるが、段々天気が良くなるとの予報に、希望に胸を膨らませて奥大日岳に向かう。
雷鳥沢ヒュッテから雷鳥平に降りると、キャンプ場だ。
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テント場を過ぎて、浄土沢を渡り分岐を大日・剣御前方面に向かう。川沿いに進んで行き、緩やかに登って行く。
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新室堂乗越 |
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ボチボチ紅葉が始まろうとしている。ジグザグに坂を登り稜線に上がると、そこが新室堂乗越になる。ガスった尾根
を行くと、右手に奥大日岳が見えて来る。
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称名川に面した山腹を登り、左手に天狗平を見ながら歩く壮大な景色は圧巻だ。尾根に上がり振り返ると、立山と
地獄谷から上がる噴煙が見える。
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剣岳 |
カガミ谷乗越 |
まだまだ奥大日岳は遠いが、右手には剣岳が見えて来た。2511mのカガミ谷乗越でザックをデポして一息入れる。
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更に登って行くと、弥陀ヶ原と薬師岳の壮大な景色が広がる。
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大日岳を借景に |
南斜面の山腹道を登り、稜線上に出ると、剣岳の長く延びる早月尾根が見えて来る。稜線を緩やかに登って行くと
奥大日岳に着く。山頂には大日岳から登って来られた二人連れの大阪の山ガールが展望を楽しんで居られた。
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剣岳を借景に |
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中大日岳・大日岳 |
山頂からは360度の展望が広がる。西には中大日岳と大日岳の稜線が続いている。 |
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北東には剣岳、南東には立山の大パノラマが広がる。
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薬師岳 |
笠ヶ岳 |
剣岳 |
南には薬師岳、その向こうに笠ヶ岳が望める。奥大日岳から望む剣岳は正に岩の殿堂だ。明日は剣岳の頂きに立つ
と思うと、畏敬と憧れで胸が高鳴る。
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チングルマと剣岳 |
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奥大日岳を後にして、カガミ谷乗越でデポしたザックを担いで稜線を降りて行く。剣岳方面に救助ヘリが飛んで行く。
結構道迷いでへりの要請があるそうだ。
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室堂乗越 |
新室堂乗越 |
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室堂乗越で亀亀が躓き、今日二度目の前のめりに転げる。ザックが重く、つんのめったようだ。新室堂乗越の先で
昼食にする。
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剣御前小舎 |
別山・雄山分岐 |
昼食後一息入れて急な坂をジグザグに登って行く。剣御前小舎が見えているが中々着かない。途中汗だくになり
登山服一枚になる。1時間以上掛かって、やっと別山乗越(剣御前小舎)に着く。一息入れて剣沢に降りて行く。
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ガスが取れて時々剣岳が顔を出す。長い坂を降ると、やがて別山頂上分岐に降りて来る。
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剣沢診療所 |
剣沢小屋 |
剣沢キャンプ場のカラフルなテント場が見えたら、その先に剣沢診療所がある。雪解水で喉を潤す。更に10分も降ると
剣沢小屋に着く。
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