西目山 312m

防府市勝坂



R2号線から望む


2014年12月29日(月) 天気 ⛅ 単独


公園P~8分~大日登山口~29分~第3ピーク~47分~西目山           合計時間 1時間24分

西目山~8分~分岐~18分~登山口~11分~勝坂窯石碑~7分~公園P     合計時間     44分

周遊歩行時間 2時間8分



概念図




地図

西目山大日登山口


R262をはさんで右田ヶ岳と西目山が並ぶ。人気の右田ヶ岳が主役なら、標高も低い地味な西目山は脇役と言ったところだろう。登って見ると良く分かるが、単なる脇役ではない。いぶし銀のような名脇役だ。この山はもう少し後に取って置きたかったが、山口市内に向かうと濃霧で何も見えない。仕方なく今年最後の山を西目山と決めた。


道しるべ

  R262を防府から山口方面に向かい、小さな公園の隅に駐車する。再び防府方面に降り、山口県立総合医療
 センターの道標の手前を右折する。すぐに、大日古墳の案内板がある。

  
 しばらく行くと、神里墓地入口の標識がある。そこを右に登って行く。良く見ると西目山登山口の道標がある。
 墓地の横を登ると、秋葉社があり左奥にテープが見える。
  テープが多すぎるぐらい括り付けてあるので、迷う事はない。大岩の所をロープを伝わり登ると、右側に第一
 ピークがあり、西から南方面の展望が開ける。
  登山道を登って行くと、第二ピークと第三ピークが見えてくる。鳥居の片柱を過ぎると石祠がある。ここが、第二
 ピークらしい。
 
  
 物凄い急登が待っている。足場を探し、ロープを頼りに登って行く。振り返るとかなりの高度感がある。更に登る
 と第三ピークに着く。



R262山口方面
  
 更に展望が良くなる。西目山が見えて来たがまだ手前にピークが見える。幾つかの小さなピークを越えて登って
 行く。
  
 一歩ずつ西目山が近くなる。降って行くと、猪が良い仕事をしている。再び登って行くと、真砂の斜面に出る。
 斜面の左側にテープが付いている。


西目山全容
  尾根を登ると、西目山の全容が顔を出す。振り返ると、第三ピークが見える。  

  
 イチイの木が実を付けている。西目山は昭和40年の頃、山火事がありはげ山になった。その為大きな木が少
 ない。
 
  
 ケルンのある第四ピークに着く。手前にもう一つピークが見える。木の根が岩を這って伸びている。自然は逞し
 い。
 
  
 ロープに掴まりよじ登ると、第五ピークに着く。ここから山頂までは目と鼻の距離だ。展望を楽しみ一服する。

  

南に防府市街が広がる。
 

西に楞厳寺山が見える。


第五ピークに人が見える
  最後のひと踏ん張りで登って行くと、大岩の屋根の下を潜って行く。少し登ると、展望テラスに着く。
  西目山で最も展望の良い所だ。以前登った時ここで、展望を楽しみながら食事をした事を思い出した。
  展望テラスを後にして、西目山山頂に向かう。山頂は何故か電信柱が立っている。この辺がいぶし銀の味だ。
 以前ここで、七輪で秋刀魚を焼いていた味わい深いおじさんがいた。
  山頂で景色を楽しんでいると、地元のお兄さんが登って来た。山を始めたばかりのようで、精力的に登って
 おられるようだ。熊毛の住人のHPを宣伝して別れた。
  北に降って行くと、楞厳寺山が正面に見えてくる。ロープを頼りに降って行くと、自由ヶ丘分岐に着いた。
  次は自由ヶ丘から登ってみるか、また宿題が増える。勝坂方面の標識を確認して降って行くと、佐波山が
 見えて来た。
 


佐波山
  
 シダの刈られた道をどんどん降って行く。東に土石流の爪跡が生々しい。佐波山が登山欲を駆り立てる。
 待ってろよ、佐波山。
 
  
 砂防提が見えて来た先のカーブで、ブラインドになっていて、突然ご夫婦に出くわした。鳥が飛び立った音に、
 びっくりされたようだ。恐縮しておられたが、「熊かと思った・・・」と言われた。昨日と言い、今日と言い、熊が大
 人気だ。転がるような坂を降ると、沢に降りる。 
  振り返ると、勝坂登山口の道標がある。沢を2度渡り作業道を降って行くと、砂防ダムがあり更に降ると、勝坂窯
 の石碑のあるR262に出る。一人で登るのはもったいない。いぶし銀の山、今度は亀女とKさんを誘って登ろう。


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