三徳山 900m 投入堂(国宝) 470m

鳥取県東伯郡三朝町


2012年8月14日(火) 天気 曇り一時雨 夫婦


P〜5分〜参拝者受付案内所〜10分〜登山参拝事務所〜30分〜文殊堂〜30分〜投入堂  合計時間  1時間15分


投入堂〜25分〜文殊堂〜30分〜登山参拝事務所〜5分〜参拝者受付案内所〜5分〜P   合計時間  1時間05分


往復時間  2時間20分


概念図


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三徳山駐車場

こちらのHPも参考にしました。


13日の夜、境港の弓浜Pに車中泊、物凄い豪雨と稲妻、下関の関門峡の花火を見ている娘に電話。電話越しに、花火の音が聞こえるが、こちらの稲妻と、雷も負けていない。翌日早朝、大山へ向う。大山Pは曇り、山頂は厚い雲、熟慮の結果下山。三朝町の投入堂へと向う。傘とスティツクを持って参拝者受付案内所へ、傘、スティツク、スパイクシューズは禁止、再びPへカツパを取りに引き返す。400円払って入山後、登山参拝事務所で再びチェック、手に荷物を持っていると、リックと祈願成就のタスキを貸してくれる。良く見ると、わらじ、軍手を売っている。登山経験をきかれたり、2人以上での登山でないとダメとか。どうやら、かなり険しい登山道のようだ。登山道保護以外にも登山者の安全の為に禁止事項があるようだ。入山時間を記入後、200円払って投入堂へ登る。凄い道の連続で、しかも下山途中から雨が降り出し悪戦苦闘の山歩きになった。




道程

【画面上、指マークはクリックで拡大】



参拝者受付案内所で、拝観料を支払おうとしたら、傘とスティツクは持込禁止の指摘を受け、登山靴のチェックも受ける。登山道保護だろ
うと理解して、今にも降りそうな雨対策として雨具を取りに再度Pに戻る。拝観料を支払い入山。輪光院の前の数珠を回して願いごとをし
ているママ。どうやら宿坊に泊まれるようだ。 静寂な雰囲気の中、階段を上がっていく。

階段は長い年月を経て、磨り減っている。階段を上がると、三沸寺本堂がある、登山の安全と、家族の健康、商売繁盛・・・お賽銭のわり
には、願い事が多い。本堂の裏に登山参拝事務所があり、そこで登山上の細々した注意を受ける。雨が降ると難易度が上がるそうだ。
祈願成就のタスキをわたされ、登山届けに 記入して、200円払い投入堂に向う。投入堂まで登ろうとすると、一人600円が必要になる。

赤い欄干の宿入橋を山のせせらぎを見ながら渡り、岩をよじ登っていくと、祠がある。

祠の横で仙人が笑っている。不気味だ。すぐに、木の根っ子を足がかりにして登っていく登山道に変わる。雨が断続的に降っている
ので滑って登りにくい。

木の根っ子の道【かずら坂】が続く。結構な勾配があり、降りるときに難儀しそうだ。こんな道とは思わず、ジーパンに手袋もしてい
ない。
山の主のような杉が現われ、次にブナの大木に出くわす。やっと、【かずら坂】が終わり、普通の?急な坂を登っていく。

モミの大木を過ぎると、文殊堂(国重文)が見えてくる。ここの坂をよじ登るのも難関だ。

鎖を頼りによじ登る。恐れのママは横から登り裏から岩を通りやってきた。登山靴を脱いで、回廊を一周して見る。なかなかの絶景だ。
    
文殊堂から岩の道を更に登って行くと、すぐに、地蔵堂(国重文)に着く。ここは、靴を脱ぐのが面倒なので帰りに眺望を楽しむことに
する。

地蔵堂からすぐに、鐘楼堂がある、記念に鐘を突いて行く、ゴーンと低音の鐘の音が響く。大きく叩けば大きく響き、小さく叩けば小さ
く響く。 当たり前か。 馬の背を呼ばれる所を慎重に歩いていく。
     

つりばなの実がもうじき弾けそうだ。最後の難関、牛の背を慎重に登っていくと、岩の中に建物が見えてくる。

パンフレットを取り出すと、納経堂(国重文)に、観音堂だ。観音堂の裏を廻って進み、元結掛堂を通ると、待望の投入堂が見えてくる。

投入堂と、手前に不動堂が岩にへばり付くように建っている。出来るだけ近づいてみる。

投入堂の近くに、黒い策があり、これ以上近づけない。投入堂の下は、急な崖になっている。よくぞ建てたものだ。平安後期の作で、
現存する日本建築では日本最古級とも言われている。帰路、地蔵堂の回廊を歩いてみた。遠く日本海と、風力発電の風車が見える。
下山後、投入堂まで登らない人の為に投入堂が見える、投入堂遥拝所に寄って来た。