栗駒山 1626m

岩手県一関市・宮城県栗原市



名残ヶ原から望む


2018年10月8日(月) 天気 ⛅


須川温泉(7:57)~33分~名残ヶ原(8:30)~10分~苔花台(8:40)~23分~昭和湖(9:03~9:08)~42分~

天狗平(9:50)~21分~栗駒山(10:11~10:58)~47分~産沼(11:45)~35分~三途の川(12:20)~22分~

苔花台(12:42)~7分~名残ヶ原(12:49)~10分~賽の磧(12:59)~21分~須川温泉(13:20)

所有時間 5時間23分


概念図

 


須川温泉(須川コース・産沼コース)

須川温泉


「紅葉の西の横綱が涸沢なら、東の横綱は栗駒山だ」と連絡を頂き、急遽会津から蔵王に寄って170km離れた栗駒山へ向かいました。夕方5時に須川温泉の駐車場に着くと、大嵐で不安な一夜を過ごしました。翌日はうそのように晴れて、早朝には大きな駐車場は一杯です。栗駒山は須川温泉から昭和湖に掛けて見頃で、山全体が紅葉しています。山頂付近はもう終わっていましたが、しばらくは山頂からの景色に釘づけでした。下山して見ると大きな駐車場から溢れた車が路上駐車の長い列を作っていました。


道しるべ

  須川ビジターセンター駐車場の一番トイレに近い所が空いていたのでそこに停めて、暴風の吹き荒れる夜を過ごす。
 翌朝は曇っていたが風は殆どなかった。須川高原温泉の売店で昨夜頼んだおにぎりを貰って、露天風呂の横から
 もくもくと上がる湯気の中を登って行く。
 
  おいらん風呂の横を通り、賽の磧の分岐を名残ヶ原の方へ向かう。すぐに展望台に着く。

  ここから見る紅葉も素晴らしい。皆さん夢中でシャッターを切っている。

  名残ヶ原を行く登山客を見ながら、一息いれて先きに進む。

  名残ヶ原の標識の所から賽の磧へ分岐する。地図を持ってなかったので概念図を頭に入れて行く。

  ナナカマドやダテカンバが彩りを添える。10分も行けば苔花台に着く。ほとんど方が須川コースを登って行く。
 地図がないのでおとなしく須川コースを取る。この辺りの紅葉も素晴らしくて進めない。

  少し登って振り返ると、名残ヶ原が見える。沢を渡り・・・

  地獄谷を登って行く、もくもくと硫黄の匂いのする煙が上がる。急いで地獄を過ぎると草原に出る。

  草原の先に昭和池がある。一息入れて先を急ぐ。ここから少し急になるが木段があり登りやすい。栗駒山にはガス
 が掛かっている。

  昭和湖から40分強で天狗平と言われる稜線に上がる。方位版で山頂を確認して登って行くと、天狗岩がある。

  なだらかな稜線を歩いて行く。栗駒山の山頂に着くと大勢の人々でごった返している。山頂から見ると、南側の山裾
 も広く紅葉している。こちらの登山道からも多くの人が登って来る。

  栗駒山でおにぎりを頂く。このおにぎりの美味しい事。新米に塩加減が抜群だ。隣のお嬢さん達も同じおにぎりを頬張
 っている。記念写真を撮ってお名残り惜しい山頂を後にする。産沼の標識が見えたので、そちらから降りて見る。


産沼

産沼
  少し笹が茂りサブルートの感がある。その分人が少なくて落ち着いて歩ける。山頂から50分降った所に産沼の標識
 がある。ここは笊森の分岐になっている。須川温泉へ降りて行く。産沼には山人が休憩している。

  三途の川と書かれた川を渡ると、苔花台0,7mの標識がある。目を奪われるような紅葉の中を降りて行く。

 やがて平らな所に降りて来る。ここでも大勢の方がカメラを構えている。


苔花台分岐

名残ヶ原
  その先が苔花台になる。まだまだ多くの人が須川コースから栗駒山に登って行く。名残ヶ原から賽の磧に向かって
 行く。ガイドさん先頭の団体さんと出会う。須川温泉から湿原を周遊されているようだ。

  剣岳が近づいて来る。分岐で「どちらに行くの」と聞くので、三途の川を渡り、賽の磧まで来たから地獄釜を見て行く
 事にする。


地獄釜
  地獄釜は硫黄を採掘していた場所だ。紅葉を目に焼き付け須川温泉に帰って来た。降りた道路には秋田県の標識
 がある。大きな駐車場は一杯で路上駐車の長い列が続いている。須川温泉の露天風呂に浸かり疲れを取った。
 後は一般道を通り亀女の故郷柏崎に寄って帰る。日本海の幸に舌鼓を打って、10日間の東北の山旅は終わった。



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