耕三寺
石鎚山登山の帰りに、伯方島の民宿に一泊して翌日、生口島の耕三寺と平山郁夫美術館を見学しました。耕三寺は拝観料が1200円で少し高い気がしたのですが、充分満足できる内容でした。日光東照宮の陽明門や平等院鳳凰堂に似た建物が建っていましたが、単なる物真似ではなく、細部の彫刻など技術的に見てもすばらしい建物でした。特に生前母親が住んでいらした邸宅は木材の材質のすばらしさや精密な彫刻の欄間など、財と時を賭けた建物で一見の価値がありました。ゆつくり見学すれば、半日はかかるスケールの大きい寺でした。
浄土真宗本願寺派の寺院で、山号を潮聲山、寺号を耕三寺といいます。
大阪で大口径特殊鋼管の製造会社を営んでいた技術者で実業家の、耕三寺耕三が母親の死後、母への報恩感謝の意を込めて、自ら僧籍に入り菩提寺として昭和10年より生涯を掛けて建立したお寺です。
ともに世の中のすべてのお母様にありがとうと心から手を合わせる「母の寺」として親しまれています。
耕三寺HPより抜粋