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十方山は、ここ数年ササユリの咲く季節に瀬戸の滝のある立岩登山口から登っている。登山口には、最新設備
の整ったトイレもあり有難い。トイレの横からは、瀬戸の滝への遊歩道が続いている。立岩登山口から登るのは
3年ぶりだ、さあ気合を入れてスタートだ。
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7分ばかり登ると、瀬戸の滝への分岐に着くが、十方山への道を進む。【マウス】急登が続くのでゆっくり登って
行く。20分も登ると平坦な道になる。炭焼き跡があり里山の暮らしが感じられる。
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約35分で、2つ目の瀬戸の滝分岐に着く。帰路はここから降り瀬戸の滝に寄っていく。急な降り坂が続き25分で
瀬戸の滝に着く。十方山へ向うと分岐からすぐに、小滝が見えてくる。滝を巻くときに岩が滑りやすいので注意し
て進んでいく。滝の上を渡り右に谷を見ながら登っていく。
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小さな滝が続く。滑りやすい岩の上を慎重に進んでいくと、緩やかな道に変わり歩き安くなってくる。登山道に
ツチアケビが咲いていた。秋になると赤いイモのような実をつける。後からこられた年配の方も珍しそうに写真
を撮られていた。
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いつの間にか、左手に谷が変わり、緑の中を緩やかに登っていく。坂を上がり左に進路を変えると、今度は右
の展望が開けて来る。すぐにブナの大木に出くわす。大木の穴に脱皮した蛇の皮が有り、ママが「お金が貯まる
からもって帰ろう」と言う。気持ち悪いので何とか理由をつけて止めさせた。何を考えているのやら・・・。良く見る
と枝越しに立岩貯水池が見える。しばらく行くと再び左に谷を見て進んでいく。急登りを駆け上がると、尾根に出る。 |
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右手に十方山が見えてきた。【クリック】両方の谷から噴き上げてくる風が気持ち良い。5合目に着いた。【マウス】
休憩していると、先ほどの年配の方が登ってこられた。少し挨拶を交わして、先に行かれた。ベテランさんらしく歩
くペースが変わらない。5合目に咲くササユリは散っていた。 三ツ倉をトラバースして行き、右に曲がって降っていく。
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尾根を登り返して、右に曲がり登っていく、急登が続く「こんなに急登だったのか・・・」と思う。いつもは、ササユリが
現われ、坂もあまり気にならないのだろう。30分も頑張って登っていくと、緩やかな道に変わっていく。
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この辺りは例年ならササユリの見られる所だ。平坦な湿地帯を過ぎると、笹の茂る道を過ぎて最後の登りを
頑張る。約15分で草原が開けてくる。
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アカモノが種をつけ、ウツボグサが咲き、ササユリは枯れて、ギボウシが咲こうとしている。夏へと季節が移って
行く。市間山、立岩山の稜線が見えてきた。遭難碑を過ぎて、広い草原を歩いていく。
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ママにストックを持ってもらいカメラ片手に山野草を写しやっと山頂に着いた。山頂では、何組かの人達がくつろい
でいた。皆さん立岩登山口から登られたようだ。
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【クリックで山名が出てくる。】地図もなく磁石も出さず、ママと山座同定をしていると、先ほどの年配の方が声を
かけてこられた。流石に広島の人だけあって広島の山は詳しい。話してみると76歳の大ベテランさんだ。
白木山はよく登られるそうだ。まだ登ってないので今度是非登ってみよう。熊毛の住人も80歳ぐらいまで元気で
夫婦で山歩きをしたいものだ。
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Mさんに、挨拶して先に山頂を後にした。帰路、蛇の皮のあるブナの大木に挨拶して、瀬戸の滝に寄って下山
した。瀬戸の滝は2段滝で、上が19m下が28m計47mの大滝だ。【クリックで拡大する。】尚、立岩登山口から
十方山までは800mの標高を登ることになる。明日は、筋肉痛だろう。
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