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R434で広島と山口との県境、松の木峠へ向う、標高776mの峠が登山口だ。冠山の標識がある林道を登っていく。里山の
道沿い の木々は黄葉してきている。あたりの景色を楽しみながらゆっくりと登っていく、足慣らしにはちょうど良い距離だ。
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道沿いにツルリンドウの実が色づいている。心なしか進むにつれ、黄色が多くなっていく気がする。登山口から25分で急な坂
を登っていくがすぐにピークに着く。
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ピークの尾根は一段と黄色が深い。これはかなり期待が出来そうだ。笹の廻りを避けて降って行くと、鞍部になりすぐに登り
返していく。
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足元に、シラヤマギクが咲いている。坂を登って行くと、広島県側が綺麗に黄葉している。山口県側は杉林で暗い。展望台
まで、このパターンが続く。
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ずーと、急な坂が続くが、黄葉を愛でながらの山登りは疲れと時間を忘れさせてくれる。山口県側にも一部、自然林が
現われ、左に カーブしながら登っていく。
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今度は右にカーブして登っていくと道が2分する。どちらもすぐに合流するがここは急な道を登る。岩をよじ登り、尾根を
登っていく。
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もみじが赤く色づいている。雑木の中をしばらく登って行くと、広島県側のブナの黄葉がすばらしい。この辺りがちょうど
見頃だろう。しばし立ち止まって見入っていた。
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右側に見る稜線は冠山の支尾根だろうか、山一面が衣を着たようだ。かなり急な坂をブナの黄葉に染まりながら登っていく。
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県境の尾根沿いにどんどん高度を稼いでいく。時々、黄色に混ざって楓の赤が色を添える。
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寺床直下の尾根を登っていく。
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稜線のタコブナも着飾っている。向かいの稜線も何とも艶やかだ。ふと見ると近くの山の山頂付近にもみのき森林公園
センターが見える。
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寺床の雑木の中を進んでいく。少し山口県側のほうに降りてみる、寂地林道へ降りる尾根が続いている。この尾根も
黄葉して いる。寺床を登ると、左が一部開ける展望地がある。手前に鬼ヶ城山、その後方に羅漢山が見える。
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緩やかな尾根を歩いていく。この辺りから雲行きが怪しくなってきた。自然と急ぎ足になる。展望地から30分で冠山分岐
に着く。今日の予定は寂地山の予定だ。左の道を寂地山目指して進む。
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しばらく、行くとポツポツと雨が降り出した。冠・寂地間の稜線のブナの木はほとんど、葉を落としている。雨がほんぶりに
なってきた。
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ほとんど駆け足で稜線を進んでいくと、いつもよりも早く見慣れた寂地山山頂に着いた。
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スピードオーバでエネルギー切れだったのか、かじかむ手でおにぎりを頬張ると、不思議なもので元気が出てくる。落ち着
いた所で 周囲を見渡すと霧に煙るブナ林は何となく神秘的だ。
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雨が止んだので寂地・冠の稜線をゆっくり歩いていくと、登りの時には気がつかなかった、ルビー(ユキザサの実)を発見
カメラに収める。ブナのジュータンの上、霧の中を降っていく。登りに黄葉が見れて良かった。帰路は霧でほとんど見えない。
黄葉に来るコースがまた一つ増えた。
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