大峰山 弥山 1895m 八経ヶ岳 1915m

奈良県吉野郡天川村 / 奈良県吉野郡天川村・上北山村



八経ヶ岳(左)・弥山(右)
大台ケ原 日出ヶ岳から望む


2018年7月17日(月) 天気 ☀


無料P(6:12)~8分~トンネル西口登山口(6:20~6:29)~71分~奥駈出合(7:40~7:56)~22分~弁天の森(8:18)

~31分~聖宝の宿跡(8:49~9:03)~72分~弥山(10:15~10:30)~29分~八経ヶ岳(10:59~11:28)~32分~

弥山(12:00~12:35)~49分~聖宝の宿跡(13:24~13:34)~29分~弁天の森(14:03~14:10)~19分~

奥駈出合(14:29~14:37)~63分~トンネル西口登山口(15:40)~7分~無料P(15:47)

所有時間 9時間35分


概念図

 


行者還トンネル西口登山口



一般に大峰山と言えば、狭義には女人禁制の山上ヶ岳を示すそうですが、深田久弥氏も広義には大峰山脈の中で近畿の最高峰として八経ヶ岳を紹介しています。ある程度の道程や所有時間を調べて行きましたが、思ったより暑く途中何度も休憩を取り、苦戦を強いられました。思いがけずオオヤマレンゲやショウキランに出会い、疲れを癒してくれました。


道しるべ

  道の駅吉野路上北山からR169、R309を通り約40分で、行者還トンネル西登山口の先の無料駐車場に着く。
 500m引き返すと行者還トンネルの所に有料駐車場とトイレがある。
(駐車料金1000円・トイレ100円・有料駐車場利用者以外はトイレは200円・山バッジ500円)登山届を記入して出発する。

  川沿いに平坦な道を行くと5分で橋を渡る、橋の下は透明な水が流れている。橋の先の階段を登ると、急な山道が
 始まる。


奥駈出合
  途中小休止しながらゆつくりと登って行く。後ろからご夫婦が登って来られる。後ろの方で「ワ~」と言う叫びが聞こえ
 る。滑落する場所もないので、蛇かなんかだろうと思い気にもかけなかった。奥駈道に上がり切株で休憩していると
 ご夫婦が登って来られた。すぐそこで熊が登山道の横から飛び出し、至近距離で出くわしたそうだ。夢中でステックを
 振ったら逃げたと言われる。亀女はご主人がステックを振っていたのを見たが、熊は見なかったので逃げたあとだった
 のだろう。奥駈道に上がると緩やかに登って行く。
 
  途中、札所もあり山岳信仰のメッカの山を彷彿させる。倒木の道を駆け上がると、弁天の森・石休の宿跡標高1600
 mに着く。

  気持ち良い尾根を降って行くと、バケイソウが群生している。もう終わりかけているが、毒があるので鹿も食べない。
 出合から約50分で、大峰山で修験道を始めた理源大師像のある聖宝の宿跡に着く。先程のご夫婦も休まれておら
 れた。これから約標高差350m登って行くので、少し長めの休憩を入れる。

  小さな尾根を越えてジグザグ道を登って行くと、長い木段が続く。展望の良い木陰で上着を着かえて休んでいたら
 ご夫婦が登って行かれた。その後からおじさんが登って来られた。ここから弥山が見えるもう一息だ。

  再び長い木段を登って行き、鉄の階段を上がると、弥山の山小屋が見えて来る。先程のメンバーも休まれて思い
 思いに八経ヶ岳に向けて弥山を降って行かれる。片道約30分の距離だ。

  鞍部から登り始めた所に柵があり、オオヤマレンゲの群生地がある。もう終わっているかと諦めていたが、まだ少し
 花が残っていた。オオヤマレンゲに元気をもらい登って行くと、何時の間にか八経ヶ岳に着いた。山頂はガスで何も
 見えない。皆さんと雑談を楽しみ、明日登る予定の釈迦ヶ岳の情報を頂く。山頂は風もなく、20℃以上はあるようだ。


明星ヶ岳への縦走路
  八経ヶ岳の先の明星ヶ岳の方が展望が良いらしいが、何も見えないのでここで引き返す。その先の釈迦ヶ岳までは
 悪路を5時間の距離らしい。弥山山小屋まで引き返して・・・
 
  すぐ上の弥山山頂を踏む、道からは八経ヶ岳と明星ヶ岳が重なるように見える。弥山山頂には弥山神社と役行者堂
 が祀られている。

  亀女が錫杖を持ち上げて見る。弥山小屋にある大峰奥駈道を確認して山頂を後にする。帰路ショウキランを見つけ
 テンションが上がる。

  奥駈出合から、西トンネル登山口に降りて行く。降りて見ると亀女も転げる物凄い急坂だ。橋まで降りて来て、沢に
 降り、火照った身体を冷やす。まさか2000mに近い登山がこんなに暑いとは思わなかった。このコースは、もう少し
 早いオオヤマレンゲの最盛期の時期に登る方が良いと思う。車中泊も辛いので、釈迦ヶ岳は次回の楽しみにして
 帰路ホテル杉の湯で汗を流して帰路に着いた。
 


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