福智山 901m

福岡県北九州市小倉南区・直方市・田川郡福智町



鈴ヶ岩屋からの展望


2017年8月18日(金) 天気 ☀ 夫婦


鱒渕公園~14分~鱒渕ダム~26分~登山口~42分~ホッケ谷分れ~95分~烏落とし~37分~山頂 合計時間 3時間34分

山頂~18分~鈴ヶ岩屋~51分~中間点~24分~ホッケ谷分れ~30分~登山口~39分~鱒渕公園  合計時間 2時間42分

総歩行時間 6時間16分


概念図

 


地図

鱒渕公園

福智山登山のすすめ



以前仕事の関係で鞍手に良く行っていました。鞍手から見る福智山一度は登って見たいと思っていましたが、やっとこさ夢が叶いました。鱒渕公園に停めて、ホッケ谷新道から登り、九州自然歩道を降りました。雨続きで水量が多く、登山道にも水が溢れ出していました。福智山は標高の割には登りごたえのある北九州市民の愛する名山でした。



道しるべ

  小倉南ICで降りて鱒渕ダムに向かう。鱒渕公園に着くと、人気のお山と聞いていたが車が1台も停まってない。先に
 駐車場もあるようだが、初めてなのでここに停めて出発する。福智山まで6,3kmの標識がある。鱒渕ダムの左手に
 あるサイクリング用のループの流線橋を登って行く。

  車道に並行したサイクリングロードを行くと、ダムに着く。ここには登山客の車がたくさん停まっている。堰堤を渡って
 行くと、通行止めになる。自転車専用道路なので車は入れない。登山口1,6km福智山5,2kmの道標がある。
 

福智山登山口
  道を行くと左手に赤い鉄橋があるので渡って行く、突き当りを右に曲がり、しばらく行くと福智山3,7kmの道標が
 あり、その先左手が登山口になる。
 
  登山口には九州自然歩道の案内板がある。案内板を確認して九州自然歩道を登って行く。川の水量が多い。

  200mも行くと分岐する。ここは右に登って行く。左下に川を見ながら杉林を登って行く。登山道にも水が溢れている。
 しばらく行くと、林道に出合うが真直ぐに登って行く。崩土の横を登って行くと・・・


ホッケ谷分れ
  木橋がある。この先から登山道らしくなる。草道を行くと前方に福智山らしき山容が見える。次の木橋を渡ると、すぐに
 ホッケ谷分れに着く。「からす落ち1,4km・福智山1,8km」の道標があり、ホッケ谷新道を登る。こちらからの方が
 福智山まで400m近い。


しょうた渡り
  すぐに「しょうた渡り」と書かれた沢を渡る。水の音が聞こえるが、風が全くなく蒸し暑い。汗が滝のように流れてくる。
 草地を通る、ふと見ると左手に炭焼き跡がある。再び谷をどんどん登って行くと、やがてホッケ平と呼ばれる少し広く
 なっている所に着くが、相変わらず展望はない。休まずに登って行くと・・・
 
  やがて沢を渡る。ここには、カラス落の標識がある。平たい岩があるので一息入れて行く。上から三人のお嬢さんが
 降りて来たので、「尾根までまだ大分ありますか?」と聞くと、「まだまだ大分ありますよ」と返事が返って来た。時計を
 見ると、12時を過ぎている。シャリバテにならないように、ブドウと、蒟蒻畑でエネルギー補給をする。急な岩場を登
 って行くと、ミヤマシキミの群生があり・・・
 

からす落

からす落を振り返る
  坂が緩やかになると、やっとこさ、からす落(尾根)に上がる。


たぬき水
  ここにも、九州自然歩道の案内板がある。からす落から福智山山頂までは、0,7kmの距離だ。10分弱登るとたぬき
 水と言われる水場がある。汗でビシャビシャになったスポーツタオルを洗い、顔を拭くと生き返ったようだ。


荒宿荘

上野越方面の分岐
  すぐ上に山小屋があるが、ここは先を進む。すぐに上野越方面の分岐に着く。左に登って行くと、再び分岐する。
 亀女隊長は巻道と思ったのか左手の緩やかな道を行く。しばらく行くと、東に三菱マテリアル東谷鉱山が見える。
 どうも福智山山頂直下を回っているようだ。地図を確認して、ここまで来たら、南から大岩の見える山頂を目指す。

  福智山山頂には、13:24到着。山頂は誰もいない。山頂で休憩していると、2人の登山客が登って来た。
 山頂は涼しい風が吹き心地良い。山頂の温度計は、21℃を示していた。慌てて出て来たので、パンもおにぎりも買
 うのを忘れたが、煎餅やクッキーなどで急場を凌ぐ。

 
 

 
西の展望 / 鷹取山・直方市方面
 
 
北の展望 / 尺岳・北九州市方面
 
 
 東方面 / 鱒渕ダム・苅田・行橋市方面

 
 南方面 / 牛斬山・上野方面

  14時になつたので、鱒渕ダムを目指し帰路の登山道を確認して、西南に降りて行く。上野側の祠には福智神社
 の禰宜が納めてあり、神仏習合で祀ってある。(豊前小笠原藩・福智神社上宮)

  鱒渕ダム管理事務所5,1km・登山口3,5kmの標識を確認して降りて行く。途中先程の巻道に出合う。更に鈴ヶ岩屋
 を見ながら降って行く。この道は、桔梗・オカトラノオ・カワラナデシコ・ヤマハハコ・オミナエシなどの山野草が多い。

  やがて、鈴ヶ岩屋の案内板がある。九州自然歩道を降りている事を確認する。


  九州自然歩道は山頂付近は歩き安いが、降るに連れて雨で土が流れて滑りやすくなる。沢を渡り降って行くと・・・


降って来た谷を振り返る
  モミジガサの群生が見られる。谷を降って行くと、一か所登る所がある。


中間点を振り返る
  滑りやすい道を慎重に降って行くと、「登山口1,8km・鱒渕管理事務3,4km」のベンチのある所に降りて来た。丁度
 登山口と福智山の半分降りた所だ。ここから急なガレの谷道を降って行く。途中滑って痛めていた足首を、また挫いて
 しまった。谷から離れて登山道に降りて来る。ガレの坂をどんどん降って行くと・・・


ホッケ谷分れ

流線橋
  展望が開けて、やがてホッケ谷分れまで帰って来た。ここから30分で登山口、登山口から40分で鱒渕公園に戻って
 来た。今日は、山頂で降り口が分からなくなった人に会い地図をあげたり、下山口で熱中症でフラフラの人を見たり、
 考える事も多かった。決して他人事ではない。福智山は里山だが、距離もあり充分準備して体調を整えて登りたい
 山だ。


福知山で出会った山野草


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