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小倉南ICで降りて鱒渕ダムに向かう。鱒渕公園に着くと、人気のお山と聞いていたが車が1台も停まってない。先に
駐車場もあるようだが、初めてなのでここに停めて出発する。福智山まで6,3kmの標識がある。鱒渕ダムの左手に
あるサイクリング用のループの流線橋を登って行く。
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車道に並行したサイクリングロードを行くと、ダムに着く。ここには登山客の車がたくさん停まっている。堰堤を渡って
行くと、通行止めになる。自転車専用道路なので車は入れない。登山口1,6km福智山5,2kmの道標がある。
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福智山登山口 |
道を行くと左手に赤い鉄橋があるので渡って行く、突き当りを右に曲がり、しばらく行くと福智山3,7kmの道標が
あり、その先左手が登山口になる。
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登山口には九州自然歩道の案内板がある。案内板を確認して九州自然歩道を登って行く。川の水量が多い。
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200mも行くと分岐する。ここは右に登って行く。左下に川を見ながら杉林を登って行く。登山道にも水が溢れている。
しばらく行くと、林道に出合うが真直ぐに登って行く。崩土の横を登って行くと・・・
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ホッケ谷分れ
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木橋がある。この先から登山道らしくなる。草道を行くと前方に福智山らしき山容が見える。次の木橋を渡ると、すぐに
ホッケ谷分れに着く。「からす落ち1,4km・福智山1,8km」の道標があり、ホッケ谷新道を登る。こちらからの方が
福智山まで400m近い。
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しょうた渡り |
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すぐに「しょうた渡り」と書かれた沢を渡る。水の音が聞こえるが、風が全くなく蒸し暑い。汗が滝のように流れてくる。
草地を通る、ふと見ると左手に炭焼き跡がある。再び谷をどんどん登って行くと、やがてホッケ平と呼ばれる少し広く
なっている所に着くが、相変わらず展望はない。休まずに登って行くと・・・
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やがて沢を渡る。ここには、カラス落の標識がある。平たい岩があるので一息入れて行く。上から三人のお嬢さんが
降りて来たので、「尾根までまだ大分ありますか?」と聞くと、「まだまだ大分ありますよ」と返事が返って来た。時計を
見ると、12時を過ぎている。シャリバテにならないように、ブドウと、蒟蒻畑でエネルギー補給をする。急な岩場を登
って行くと、ミヤマシキミの群生があり・・・
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からす落 |
からす落を振り返る |
坂が緩やかになると、やっとこさ、からす落(尾根)に上がる。
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たぬき水 |
ここにも、九州自然歩道の案内板がある。からす落から福智山山頂までは、0,7kmの距離だ。10分弱登るとたぬき
水と言われる水場がある。汗でビシャビシャになったスポーツタオルを洗い、顔を拭くと生き返ったようだ。
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荒宿荘 |
上野越方面の分岐 |
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すぐ上に山小屋があるが、ここは先を進む。すぐに上野越方面の分岐に着く。左に登って行くと、再び分岐する。
亀女隊長は巻道と思ったのか左手の緩やかな道を行く。しばらく行くと、東に三菱マテリアル東谷鉱山が見える。
どうも福智山山頂直下を回っているようだ。地図を確認して、ここまで来たら、南から大岩の見える山頂を目指す。
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福智山山頂には、13:24到着。山頂は誰もいない。山頂で休憩していると、2人の登山客が登って来た。
山頂は涼しい風が吹き心地良い。山頂の温度計は、21℃を示していた。慌てて出て来たので、パンもおにぎりも買
うのを忘れたが、煎餅やクッキーなどで急場を凌ぐ。
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西の展望 / 鷹取山・直方市方面
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北の展望 / 尺岳・北九州市方面
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東方面 / 鱒渕ダム・苅田・行橋市方面
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南方面 / 牛斬山・上野方面
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14時になつたので、鱒渕ダムを目指し帰路の登山道を確認して、西南に降りて行く。上野側の祠には福智神社
の禰宜が納めてあり、神仏習合で祀ってある。(豊前小笠原藩・福智神社上宮)
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鱒渕ダム管理事務所5,1km・登山口3,5kmの標識を確認して降りて行く。途中先程の巻道に出合う。更に鈴ヶ岩屋
を見ながら降って行く。この道は、桔梗・オカトラノオ・カワラナデシコ・ヤマハハコ・オミナエシなどの山野草が多い。
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やがて、鈴ヶ岩屋の案内板がある。九州自然歩道を降りている事を確認する。
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沢 |
九州自然歩道は山頂付近は歩き安いが、降るに連れて雨で土が流れて滑りやすくなる。沢を渡り降って行くと・・・
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降って来た谷を振り返る |
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モミジガサの群生が見られる。谷を降って行くと、一か所登る所がある。
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中間点を振り返る |
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滑りやすい道を慎重に降って行くと、「登山口1,8km・鱒渕管理事務3,4km」のベンチのある所に降りて来た。丁度
登山口と福智山の半分降りた所だ。ここから急なガレの谷道を降って行く。途中滑って痛めていた足首を、また挫いて
しまった。谷から離れて登山道に降りて来る。ガレの坂をどんどん降って行くと・・・
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ホッケ谷分れ |
流線橋 |
展望が開けて、やがてホッケ谷分れまで帰って来た。ここから30分で登山口、登山口から40分で鱒渕公園に戻って
来た。今日は、山頂で降り口が分からなくなった人に会い地図をあげたり、下山口で熱中症でフラフラの人を見たり、
考える事も多かった。決して他人事ではない。福智山は里山だが、距離もあり充分準備して体調を整えて登りたい
山だ。
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