鳥海山 2236m
山形県飽海郡遊佐町
道の駅象潟から望む
2019年7月8日(月) 天気 ☀
鉾立(5:50)~74分~賽ノ河原(7:04)~30分~御浜小屋(7:34~7:47)~56分~七五三掛(8:43~8:48)
~17分~千蛇谷分岐(9:05)~105分~大物忌神社(10:50~11:23)~27分~新山(11:50~11:55)~26分
~大物忌神社(12:21~12:31)~20分~外輪山尾根(12:51)~43分~伏拝岳(13:34)~54分~千蛇谷分岐
(14:28~14:52)~53分~御浜小屋(15:45~15:54)~24分~賽ノ河原(16:18)~62分~鉾立(17:20)
所有時間 11時間30分
概念図
鳥海山は山形県と秋田県に跨る山で、庄内平野に入ると山裾を日本海に落とし、何とも惚れ惚れするような姿を見せます。また花の名山でもあり、多くの花が咲いていました。特に鳥海湖付近はハクサンイチゲのお花畑になっていました。雪渓歩きや、山野草を見ながら、ゆっくりと登ったら半日かかりました。大物忌神社から大きな岩を登ると、山頂の新山に着きます。あいにくガスがかかり展望はありませんが、外輪山からは南に月山や日本海の沿岸の雄大な景色が見えました。
道しるべ
登山口 |
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道の駅鳥海ふらっとに車中泊して、鳥海ブルーラインで鉾立登山口に向かう。大きな駐車場があり、ビジターセンター や、快適なトイレもある。駐車場からは日本海の海岸線やこれから登る鳥海山が望める。充分な準備をして登山口 から登って行く。東雲荘を過ごし、展望台に登って見ると、遥か遠くに鳥海山が見える。鳥海山に向かって舗装道を 登って行く。 |
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次々に出合う山野草に中々進めない。登山道は秋田県と岩手県の県境にある。石畳の平らな道を過ぎると雪渓が 現れる。雪渓の下から水が流れている。ここが賽ノ河原で山小屋のある御浜まで1,5kmの距離だ。 |
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石畳の登山道を登り、振り返ると賽ノ河原の雪渓の向こうに日本海が見える。山野草を撮りながら緩やかに登って 行くと御浜に着く。ここには御浜小屋が建っている。小屋の裏に回ると鳥海湖を見下ろせる。尾根道の向こうには 鳥海山がまだまだ遠くに見えている。 |
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鳥海湖 |
月山 |
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鳥海湖の向こうには月山が望める。 |
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眼下には庄内平野が広がる。尾根を行くと、ハクサンイチゲのお花畑が広がる。圧巻の景色だ。 |
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御田ヶ原 |
八丁坂 |
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尾根を登って行くと鳥海山が姿を現わし、小さなピークに着く。御田ヶ原/山頂3,6kmの標識が立って居る。この辺りも 山野草がたくさん咲いている。雪渓を降り、登り返すと八丁坂/山頂2,7kmとある。 |
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七五三掛 |
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前を埼玉から来られたご夫婦が歩いて行かれる。昨日登られて風が強いので御浜小屋で引き返えしたとの話だ。 広島出身の御夫婦で話が弾む。雪渓を登り、ガレの急坂を登ると平らな所に出る。七五三掛の標識が立っている。 一息入れて先を急ぐ。 |
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外輪山・千蛇谷分岐 |
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木道を登って行き振り返ると、歩いて来た尾根や御浜小屋が見える。一登りすると、外輪山・千蛇谷分岐に着く。 どちらを登っても鳥海山に着くが、千蛇谷から登る事にする。いきなり奈落の谷に真っ逆さまに落ちて行くような 急な坂を降って行く。 |
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千蛇谷 |
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千蛇谷に降りると雪渓を横切る。雪渓に沿って登って行き、再び雪渓を横切ると山頂が見えて来る。⑥山頂への標識 の側に祠がある。⑨山頂へまで登ると、御室小屋が見えて来る。直下の雪渓を横切ると御室小屋の建つ広場に着く。 |
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鳥海山大物忌神社の横を通り展望所で一休みする。神社にお参りして・・・ |
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空身で新山(鳥海山山頂)に取り付く。ペンキ印の岩を登って行き、一旦狭い谷に降る。再び岩を登ると新山に着く。 狭い岩の上で、後から登って来た若者と写真を撮り合う。山頂はガスっていて余り良く見えないので、早々に下山 する。 |
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大物忌神社に向かい降りて行き、鳥海山の山バッジと、鳥海山氷河水500円なりを購入する。神社の横から七高山 へ向かう。急な雪渓を横切るが、滑ると下まで落ちそうだ。急斜面を登り外輪山の尾根に上がる。七高山はパスして 伏拝岳に向かう。 |
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月山 |
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南方面に高い山が見えるが、月山以外は良く分からない。 | ||
日本海を見ながら外輪山を降って行く。殆ど緩やかな降り道で危ない所はない。 |
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行者岳 |
新山 |
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行者岳と書かれた岩を階段で上がり稜線を行く、キンポウゲが群生していて陽に当たり眩しい。振り返ると新山が 遠くに見える。 |
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伏拝岳 |
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伏拝岳は河原宿・湯ノ台の分岐になる。稜線を真直ぐに降りて行くと、鳥海湖が見えて来る。文珠岳/七五三掛0,8km を過ぎてお花畑を降りて行くと・・・ |
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外輪山・千蛇谷分岐 |
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外輪山・千蛇谷分岐に降りて来る。ここで小腹が空いたので一息入れて行く。鳥海湖を眺めながら御浜小屋まで戻 って来る。ここでも山バッジとお茶を買って少し貢献する。山小屋の親父さんに聞くと、ここから鉾立までは1時間30分 ぐらいの距離だが泊まられる登山客も多いそうだ。 |
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御浜小屋から鉾立が見える |
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このコースは敷石が敷いてあり結構足に堪える。出来れば御室小屋か御浜小屋で一泊すれば良いだろう。下山後 鳥海温泉に立寄ると予備のタイヤに「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留めおかまし大和魂」吉田松陰と、 書かれた山口ナンバーの四駆が停まっていた。今夜の宿も道の駅鳥海ふらっとにする。翌日男鹿半島から見た 鳥海山も素晴らしかった。 |