安蔵寺山 1263m

島根県益田市・鹿足郡津和野町・同郡吉賀町



盛太ヶ岳より望む


2018年7月22日(日) 天気 ⛅


トンネル登山口(9:16)~11分~尾根出合(9:27)~35分~芦谷合流点(10:02~10:38)~30分~

中峰(11:08)~15分~安蔵寺山(11:23)~6分~展望所(11:29~12:12)~8分~安蔵寺山(12:20~12:24)

~16分~中峰(12:40)~25分~芦谷合流点(13:05)~37分~トンネル登山口(13:42)

所有時間 4時間26分


概念図

 


安蔵寺トンネル登山口


島根県で県境に接しない一番高い山は額々山1279mですが、寂地山の支尾根にある山で登山対象の山ではありません。一般的には最高峰は安蔵寺山となります。安蔵寺山の魅力は展望所からの西中国山地の山々の大展望です。現在は一番簡単に登れるトンネル登山口が一番多く使われているようですが、すべての登山道に趣があり、四季折々に魅力がある名山です。


道しるべ


駐車場から青野山・十種ヶ峰
  安蔵寺山は2年ぶり、好きな山で今回で20回目の登山になる。暑いのでトンネルコースからの短縮コースを取る。
 安蔵寺山まで2,9kmの道のりだ。登山口にスズメバチ注意の貼紙があるが、スズメバチは飛んでいなかった。
 ジグザグ道を登って行く。

  約10分で奥谷コースからの尾根に上がる。右に降って行くとすぐに大きな木が見えて来る。ナラ太郎の名で親しま
 れているミズナラの木だ。以前害虫から守る養護シートがしてあったが今は除けられている。
 

ブナ林

王さまの椅子
  奥谷登山口と安蔵寺山のほぼ中間になる。緩やかに登って行く。安蔵寺山は800mから1300mにかけてブナをはじめ
 ミズナラ・アシオスギ・カエデ類・オオカメノキ・クロモジ・チマキザサ・オクノカンスゲ・ツルアジサイ・サルナシ等の高木
 低木、草木類、つる植物という多種類な構成種による群集が見られる。王さまの椅子を過ぎた辺りから風が抜けて
 涼しい平坦な尾根を行く。

  一登りすると安蔵寺山1,8kmと書かれたピークに着く。雪が多いので標識が2段になっている。


ユキザサの実

芦谷合流点
  前方に北峰、中峰を見ながら降って行くと鞍部が芦谷合流点になる。安蔵寺山まで1,6kmの標識を見ながら・・・

  ベンチであれこれ取り出し大休息。お腹が一杯になると眠たくなる。気を取り直して坂を登って行くと、ミヤマクワガタ
 の雌が出迎えてくれる。
 

北峰

北峰
安蔵寺山0,9km

中峰
安蔵寺山0,5km
  緩やかな一直線の道を登って行くと、大きなブナの木の所に、こわれたベンチがある。この辺りが北峰になる。
 登り返すと、9分で中峰に着く。


三葛新道分岐
  降って行くと、左手に三葛新道が出合う。多少藪化しているがまた三葛からも登って見たいものだ。この時期は花が
 少ない。ヤマジノホトトギスの三姉妹が咲いている。


香仙原3,5km
  少し派手な子も咲いている。鞍部に降りると安蔵寺山の寺屋敷跡がある。一登りすると香仙原からの道と合流する。
 
  その先すぐが安蔵寺山の山頂になるが、先に展望所に向かう。5分も降ると展望所に着く。広いベンチと小さなベンチ
 がある。


ヒヨドリバナ
  あいにく西中国山地の山々は霞み、西南に七日市の集落が見える程度だ。

 
 
 
 食事をしてぼんやりしていたら、ガスが取れて小五郎山から西の山々が姿を現す。



ギホウシ

山頂入口
  ここからの展望が好きで20回も登ってしまった。展望を楽しんで安蔵寺山山頂に引き返す。

  まず観音さまに御挨拶して山頂を後にする。


ナラ太郎
  ナラ太郎にもご挨拶して登山口に降りると、車の横に蜻蛉が止まっている。帰路木部谷温泉松の湯で疲れを癒す。




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