青野山 908m

島根県鹿足郡津和野


青野山駅付近から望む


2012年12月29日(土) 天気 晴れ 夫婦

笹山登山口〜50分〜青野磧登山口〜85分〜青野山〜65分〜笹山登山口  周遊時間  3時間20分


概念図


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笹山登山口

青野蹟登山口

情報によると恐羅漢スキー場の積雪は35cm、という事はどの山に登っても中途半端な積雪だ。娘夫婦の事情もあり、下関の山での忘年登山は中止となった。迷ったあげく、今年最後の忘年登山を青野山に決めた。地倉沼に登った時に次回に登ろうとして、青野山の軌跡をGPSにダウンロ−ドしていたのを思い出したからだ。青野磧Pからのコースは初めてだったが、急登が続き、なかなか手強いコースだった。積雪は山頂付近で、10〜20cmと言ったところだが、べっちゃべちゃ雪で滑って歩き難かった。展望台からは津和野の町、山頂からは益田方面の日本海や、山頂の岩の上に背伸びして、かろうじて安蔵寺山が見えた。下山路では、十種ヶ峰が薄っすらと白くなり、その形良い姿見せてくれた。

道程


津和野の山口県側の大鳥居を右折して県道226を登って行くと、笹山登山口、山頂まで1,3kmの標識がある。ここに
駐車して、県道を0,9kmもどっていく。中国自然歩道の大きな標識があり、標識に従って青野河原(青野磧)駐車場を
目指す。
振返ると、青野山が大きな山容を見せている。阿東付近から見る青野山は丸くて、お椀を伏せたような優しい山容で、地元
では妹山と呼ばれているが、ここから見ると、裾野が広く堂々としている。中国自然歩道の林道を北に向って歩いていく、等
高線に沿って歩くのでほとんど平な道が続く、すぐに、左からグランドホテル前バス停(0,7km)から登って来る道に出合う。
のんびり歩いていくと左手に展望が開け、津和野の町と十種ヶ峰が見えてきた。
津和野城址は、熊毛の住人お勧めの場所だ、リフトでも登れるが、鷲原八幡宮から登る道が面白い。城址は広く、津和野の
町並みが手に取るように見渡せる。展望地からしばらく歩くと、津和野駅から登って来る道がある。ガイドブックによると、この
道がお勧めらしいが、次の機会に登ってみよう。中国自然歩道の標識から約30分で、道が分岐して、右の登山道駐車場
350mを行く。直進すると、地倉沼まで6,6kmだ。
青野磧駐車場は、新しいトイレも完備した広い駐車場だ。残念な事に、12月から2月までは凍結の為、トイレは使えない。
駐車場の上が青野磧登山口になっている。山頂まで、1,4kmの標識がある。
7分も登って行くと、広場に出て、ベンチや登山小屋やトイレの残骸がある。登山小屋の横を登っていく、この辺りは
野いちごが群生している。
杉林の中を真直ぐ登っていく、杉の花粉が来年も多いようだ。葉っぱに虫が卵を産み付けている、ママが写真を撮ってと
言うので撮ったが、調べるのはいつも熊毛の住人の仕事だ。
がんばれあと1300Mの看板まで直進して、その先を右に登っていく。九十九折れになり左に登り返すと、あと1000Mと
ベンチがある。暑いので1枚フリースを脱いでいく。
しばらく登ると、左の斜面が崩れた所に出る。【麓耕崩れ】と呼ばれる所だ。このあたりから雪が出てくる。振返ると、遠く
日本海がすぐ足元には、石見路や津和野大橋が見える。

最後の尾根登りは、直線の急登になる。途中あと500mの所で、エネルギー切れの為、昼食にする。25分悪戦苦闘して、
展望地に着く。

展望地からは、津和野市街が見渡せ、北を見ると益田方面への道が延びる。展望地を過ぎると、緩やかな道になる。
積雪は10〜20cmぐらいだが、滑って歩きにくい。
山頂の青野山王権現にお参りする。「青野山は、津和野の象徴で、人々に愛されている崇拝の山だ。青野山王権現は
津和野城に向って安置されている」との説明板がある。ここからは北方面の景色が見える。
更に進んでいくと、三角点があり青野山907,6Mの標識がある。石の上に上がり、背伸びすると、安蔵寺山が白く雪を
被っているのが見える。北の山々が連なる。青野山は、思ったほど、展望は良くないが、今回は冬に登ったので、
前回以上に見えた。
帰路は笹山登山口へ下る。1,3qの距離だ。雪を滑りながら降りて行く。山頂から500m降りた所に唯一の展望が得られ
る所がある。
十種ヶ峰の展望だ。笹山登山道は、単調な植林の九十九折れの道が続く。おもしろ味の少ない道だが、里山の雰囲気を
楽しみながら登っていきたい。今はアクセス良さからこのコースがメインになっているそうだが、周遊すると2倍青野山を
楽しめる。