秋田駒ヶ岳 1637m
秋田県仙北市・岩手県岩手郡雫石町
アルパこまくさから望む
2019年7月14日(日) 天気 ⛅ ガス
八合目登山口(6:41)~30分~片倉岳展望台(7:11)~43分~阿弥陀池(7:54)~19分~男女岳(8:13~8:27)
~11分~避難小屋(8:38~8:50)~13分~横岳(9:03)~11分~焼森(9:14)~14分~横岳(9:28)~30分~
V分岐(9:58)~62分~男岳・横岳分岐(11:00~11:09)~3分~阿弥陀池(11:12)~49分~八合目登山口(12:01)
所有時間 5時間20分
概念図
八合目登山口 アルパこまくさ
秋田駒ヶ岳の登山コース
秋田駒ケ岳線バス時刻表
秋田駒ヶ岳にコマクサが群生する事を思い出し、登山予定を変更して登って来ました。アルパこまくさで車中泊して、早朝八合目までバスで上がります。あいにくガスっていてスッキリとは行きませんが、秋田駒ヶ岳の最高峰男女岳からは田沢湖が眼下に広がります。秋田駒ヶ岳は正に花の名山で、ムーミン谷のコマクサやチングルマのお花畑は圧巻でした。
道しるべ
アルパこまくさの館内は秋田駒ヶ岳の四季のようすや、登山コースを案内するビデオがあり事前に学習出来る。 館内には温泉施設や食堂や土産店もあるので前日入っても時間が潰せる。夜間トイレも使える。田沢湖に夕陽が 沈むのを眺めながら、明日に期待する。 |
八合目バスセンター |
||
翌朝6:01始発のバスには大勢の登山客が並び、バスは一杯になる。約30分で八合目登山口に着く。バスセンター があり、一息入れて登山口から登って行く。いきなり山野草で足が止まる。最後の方を歩いているのでゆっくりと撮り ながら登って行く。 |
||
片倉岳展望台 |
||
登山道は秋田駒ヶ岳を巻きながら登っている。緩やかな道を30分も登ると片倉岳展望台に着く。薄っすらと、田沢湖 高原温泉街や、田沢湖が見える。 |
||
初めて見るランがあり、前を歩いていたご主人からオノエランと教えて頂いた。他にも山野草が多いがエゾツツジも 初めて見る。ベンチがあり田沢湖が近くに見え、北西に見える形の良い山は森吉山と教えて頂く。駒ヶ岳の山頂は ガスで見えない。もう少し登ると、ニッコウキスゲの群生地があるが、まだ咲きはじめたばかりだ。やがて木道になり 阿弥陀池が見えて来る。木道は男岳と分岐するが、まず主峰の男女岳に向かう。 |
||
前方に阿弥陀池小屋を見ながら、分岐を男女岳に登る。一登りすると男女岳に着く。山頂は広く、一等三角点が 座っている。 |
||
ガスが取れて、南に阿弥陀池その上の稜線が横岳・焼森へと続く道になる。男岳の向こうには女岳も見える。 |
||
西には田沢湖が広がり、北西には森吉山が望める。しばらく展望を楽しみ、ダイコンソウの群生を見ながら阿弥陀池 に降りて行く。 |
||
阿弥陀小屋から、右下の雪渓を登って来た、二十代の女性が二人しゃがんで写真を撮っている。「何撮ってるの」 と聞くと、「じさま、これ撮らねばだめだべ」と返ってきた。ムシトリスミレと教えて頂くが、まさかこんな若い子から 秋田弁で返事が返ってくるとは・・・。それよりも「じさま」と言う言葉に衝撃をうけてしまった。横岳に向かう。 |
||
横岳 |
||
坂を登るとすぐに尾根に上がり、横岳分岐「横岳0,2km・男岳0,8km」を東(左)に行くとすぐに横岳に着く。横岳から 更に北東に行くとコマクサの群生地がある。 |
||
焼森 |
||
コマクサは他の植物との生存競争に弱く、火山の痩せた土地を好んで咲くそうだ。焼森手前にコマクサがポッリポッリ と咲いている。これでも充分感動したが、横岳まで引き返して、「国見温泉・大焼砂」の標識からムーミン谷に向かう。 |
||
大焼砂を降りて行くと、コマクサの群生が、これでもかというぐらい咲いている。 |
||
しばらく言葉もなく眺めていた。 |
||
国見温泉分岐をV字に降りて行く。物凄い傾斜で落石注意だが土が柔らかいのか石が埋まっている。この斜面にも コマクサが群生している。やがて山道を降りて行くと・・・ |
||
かたがり泉水 |
||
今度はチングルマのお花畑になる。亀亀は動こうとしない。かたがり泉水の横を通り、 |
||
木道を行くがまだまだチングルマのお花畑は広がる。大きな池に降って来た。 |
||
この辺りはチングルマが綿毛になっている。エゾツツジとのコラボが美しい。木道を最深部まで降りて行くと、大勢の 方が休憩して居られる。タカネザクラが咲いている。 |
||
ここから約30分程ガレの急坂を登って行くと、男岳と横岳の鞍部に着く。男岳はガスって見えないのでパスして、 一息入れて阿弥陀池へ降りる。 |
||
阿弥陀池 |
||
ダイコンソウを見ながら阿弥陀池まで降りて来る。まだまだ登って来られる人も多い。 |
||
登る時に気が付かなかったウスユキソウ(エーデルワイス)を愛で、これから盛りを迎えるニッコウキスゲを眺めながら 降って行く。崩壊地が見えたら八合目登山口は近い。12:55のバスに乗る予定で待っていたら、人が多くなったら随時 出発するようで、30分も前に補助席も使って、アルパこまくさに向けて出発した。下山後、田沢湖を眺めながら温泉に 浸かり、天麩羅と笊に盛った稲庭うどんに舌鼓を打つ。秋田駒ヶ岳、正に花の名山だった。 |