阿武 三ヶ岳 566m

山口県阿武郡阿武町奈古・萩市紫福



大板山たたら製鉄遺跡 (炉・鞴跡)


2022年11月14日(月) 天気 晴れ


大板山たたら館(10:35)~15分~大葉山分岐(10:50)~10分~鉄の道分岐(11:00)~45分~鞍部(11:45~11:49)~15分

~三ヶ岳(12:04~12:35)~44分~鉄の道分岐(13:19~13:30)~15分~大板山たたら製鉄遺跡見学(13:45~13:55)

所有時間 3時間20分


概念図

 

大板山たたら製鉄遺跡

世界遺産(明治日本の産業革命遺産)の大板山たたら製鉄遺跡から三ヶ岳に登って来ました。三ヶ岳に向かう道は途中まで鉄の道を通ります。鉄の道は奈古につづき、鉄板状にして萩に送られていました。幕末に恵比須ヶ鼻造船所跡で造られた洋式軍艦「庚申丸」にも大板山たたらの鉄が使われたそうです。




道しるべ


大板山たたら製鉄遺跡
  大板山たたら館の駐車場に駐めるとたたら館の方が出て来られて挨拶される。山に登った後、ゆっくり拝見させて頂きますと答えて
 三ヶ岳に向かう。たたら製鉄遺跡を過ぎて橋を渡り左曲がる。たたら墓地を下から眺めながら鉄の道を行く。
  右岸のたたら製鉄遺跡には二組の観光客が見学されている。コンクリート橋を渡る。むきだしの土管から又対岸に渡る。

大葉山分岐(鉄の道の標識)
  すぐにまたむきだしの土管があるが左の広い道を行く。(テープは右の道に付いているが川を渡ることになる)土管から約7分で
 大葉山分岐に着く。三ヶ岳は左の道を登って行く。分岐のすぐ先に鉄の道の標識がある。荒れた道を登って行くと鉄の道の標識
 の所で分岐する。

鉄の道標識分岐

沢を渡り右岸へ
  鉄の道と分かれて左の谷筋に入って行く。谷を離れずに登って行く。途中から枯れた沢を右岸に渡る。

沢を渡り左岸へ

炭焼跡
  右岸を行き再び左岸に渡る。渡ってすぐの所に大きな炭焼跡がある。

鞍部
  後はガレの谷筋をひらすら登って行く。段々急になり最後は木を掴みよじ登る。その先少し登ると鞍部に上がる。
  鞍部から西(右)に登って行く。途中から踏跡が消えるが上に登って行くと三ヶ岳に着く。

三ヶ岳(拡大可)

高殿跡(拡大可)

高殿跡(拡大可)
  三ヶ岳の山頂には三等三角点(点名:三岳)がある。日本海が見えないかと西方面を見たが展望はない。
 下山時少し鉄の道を歩いて見た。すぐ先の峠からくだるが展望はなさそうだ。奥様の足の指先が痛くなったので大葉山は又にして
 たたら製鉄遺跡を見学する。

炉・鞴跡(拡大可)

砂鉄洗場(拡大可)

金屋子神祠
  鞴を使い風を送り、炉に木と鉄鉱石を入れて熱して鉄を取り出していた。両方にある木の部分が鞴(ふいご)部分、中が炉。

金屋子神祠(拡大可)

元小屋跡(拡大可)

元小屋跡(拡大可)
  たたら館で、ビデオを見て大板山製鉄の歴史を勉強する。案内の方がとても親切で分かり安く説明してくださった。
 帰りには外に出て見送りまでして頂いた。長州心とはこんな心づかいかもしれない。




home  2022