剣沢小屋 |
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気持ちだけが高ぶりとうとう一睡も出来なかったが妙に頭は冴えている。雨の中山小屋泊の皆さんは早くから出て
行かれる。我々は様子を見て、7時に出発する。出発時に主人に「今日はへりが飛ばないから気を付けて行って下
さい」と釘を刺される。目印の岩の上を歩き剣山荘に着く。
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イワヒバリ |
一番目の鎖場 |
剣山荘から岩場を登り、20分も行くと一番目の鎖場に着く。
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二番目鎖場 |
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緩やかな鎖場で余裕がある。途中で降りて来た若者は、蟹のタテバイまで行き引き返したそうだ。雨と風でタテバイ
はとても登れないと言っていた。しかしこの辺りは不思議と風はない。二番目の鎖場を登ると前方に一服剣が見えて
来る。
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一服剣に上がると風と雨が強くなる。ガスって何も見えない。一服剣で泣きポーズで写真に納まり、我々夫婦は
ここで降りる事にする。皆さんはもう少し粘られるそうだ。下山途中ガスで道が分かり難い所もある。昨日山小屋
の主人が道迷いでへりが飛ぶのが一番多いと、言われたのが分かった気がした。剣沢小屋まで帰って来る途中
山友さん達が、追って来られるが見えた。やはり強風が舞い危険なので一服剣で引き返されたそうだ。
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夕方になるとすっかり雨が止む。 |
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乾燥室で衣服とザックを乾かすが、ガラ携が死んだ。昨日の富山の4人組は早朝2時に出て、剣岳まで登って来た
がガスで何も見えず、帰路道迷いをしたと言っておられた。夕方雨が上がり、夕焼け雲が少し恨めしかった。明日は
良い天気になりそうだ。
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