遠岳山 416m

山口県阿武郡奈古



R191萩方面から望む


2019年12月23日(月) 天気 ⛅ 山友さん


路肩P(10:13)~6分~峠(10:19)~22分~十一丁(10:41)~30分~尾根(11:11)~15分~木の鳥居(11:26~11:42)

~13分~高嶺神社(11:55~12:00)~36分~ピーク(12:36~13:13)~28分~遠岳山(13:41~13:54)

~27分~沢(14:21)~7分~登山口(14:28)~22分~サエガ峠(14:50)~39分~路肩P(15:29)

所有時間 5時間16分


概念図

 


高嶺神社登山口


山友さんのお誘いで阿武郡奈古の遠岳山に登って来ました。初めて高嶺神社ルートから急斜面をよじ登り、藪を漕ぎ、遠岳山に着きました。山頂は二等三角点があり、山頂にからは萩の大島や、宇田郷の海岸線が枝越しに見えました。帰路は登山道を通り、サエガ峠に降りました。道案内をして頂いた金光氏はじめ皆さま、ありがとうございました。



道しるべ


  大神宮への道標の先の路肩に停めて、すぐ先の「ツツオ10左」の電柱から山道に入る。竹林を過ぎて5分も行くと峠
 に着く。左手崖には猿田彦大神や石仏が置かれているが、その横に岡利左エ門・岡市左エ門と書かれてその上に
 矢印らしき石碑がある。如何やら峠からの石標のようだ。
 
  右(北東)の斜面に取り付く。以前はみかん畑のような所を適当に登って行くと、すぐに尾根に上がる。尾根を行くと
 下からも薄い踏み跡が上がっている。

  八丁・九丁を確認して十一丁の所に着くと、下から明確な道が上がっている。地籍図を見ると溜池の横を通って
 上がる道のようだ。(未確認)

  一部羊歯の生えている所もあるが、快適な山道(参道)が続いている。危ない所にはロープが張られている。

  落葉で滑るので「そろりそろりと参ろうか」、やがて尾根に上がる。気が付くとカメラのストラップが切れてカメラがない。
 スロープに上がる直前の写真を撮ったので、引き返すと落葉の上に愛機が落ちていた。分岐を右手に登って行くと
 二千六百年記念の石碑がある。※1940年(昭和15年)、日本においては「皇紀(神武天皇即位紀元)2600年」
 
  その先に古い木の鳥居が立っている。高嶺神社の額が落ちている。ここで荷物を置いて、212,8mのピークに寄って
 行く。ピークには四等三角点がぽっんと座っている。

  木の鳥居まで戻り参道を行くと、正月に参拝される方の為に羊歯道が刈られている。十九丁を過ぎて振り返ると、
 四等三角点のピークが見渡せる。やがてしめ縄の掛かった石の鳥居があり、石段を登ると高嶺神社に着く。

  高嶺神社は手入れが行き届き社務所もある。境内には猿田彦大神も祀られ、綺麗に拭かれた狛犬も座っている。
 一息入れて、金光氏が地形図を見られ尾根に登る道を検討される。ここからは皆さん未踏と聞いてワクワクしてくる。
 神社の右手に尾根が見えるので、そこから急斜面をよじ登る事になる。横に逃げると滑るので出来るだけ真直ぐに
 登って行く。尾根に着くと、Hさんからご褒美のゴウジャスなチョコを頂く。口の中に甘い香りが広がる。

  記念写真を撮り、雑木を登って行く。所々羊歯もあるが概ね踏み跡は、はっきりとしている。途中からピンクテープが
 着いている。


341mピーク
  そのまま尾根を登って行くと、341mのピークに上がる。前方には遠岳山が見えて来る。このピークでランチにする。
 今日は暖かいが金光氏のギャグが飛び出し急に寒くなる。山口県の山を紹介され、本も出されいる著名な方だが、
 気さくで皆を引き付ける魅力がある。亀亀など二人で藪を漕ぐ時は、疑心暗鬼で付いて来るが、皆さんと一緒だと
 何も心配そうな様子はない。341mピークから鞍部に降る道は、すぐに雑木藪になる。


登山道合流

登山道合流
  金光氏は「皆で通ると道になる」と言われながら降りて行く。的確な地図読みで、やがてサエガ峠からの本来の
 登山道に飛び出る。合流口には小さな赤テープが付いている。
 
  登山道は落葉に陽が当たり心地良い。九十九折りに登り、尾根に上がり、左に登るとすぐに遠岳山に着く。
 遠岳山は二等三角点が座っている。
 

宇田郷の海岸線

大島

ツチアケビ
  山頂は以前登った時よりも木が伸びて、宇田郷の海岸線や、萩の大島が辛うじて見える程度だ。以前見えていた
 奈古の海岸線や、木与沖の亀に似た野島の展望は無くなっている。皆で記念写真を撮り、サエガ峠に向けて下山
 する。途中以前見た所と同じ場所にツチアケビが残っていた。


登山口
  谷筋を降って行くと、超美品でヤフオクに出品出来そうな炭焼き窯跡が残っている。その先で沢を渡り降って行くと
 登山口に着く。ここを左の橋の方へ降りて行く。

  以前の放牧地はすっかり荒れていて面影もない。やがて車道に合流して、次の分岐を右に曲がるとR191に出る。
 才ヶ峠標高39mと書かれた国土交通省の標識の先には、遠岳山の標識もある。奈古の裏通りを行き、郵便局の
 所を右に曲がる。次の分岐を右に曲がると、大神宮の古い道標があり、その先の広い路肩の出発点に帰って来た。
 高嶺神社コースはしっかりとした地図読みが必要で一般的にはサエガ峠から登った方が安心だ。道の駅阿武町
 ある日本海温泉鹿島の湯で汗を流して岐路に着く。



2010年7月7日  サエガ峠コース


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