船通山 1143m

島根県仁多郡奥出雲町/鳥取県日野郡日南町


船通山山頂


2016年11月5日(土) 天気 ☀ 夫婦


わくわくプール~31分~鳥上滝登山口~33分~鳥上滝~50分~山頂  合計時間 1時間54分

山頂~54分~橋~20分~亀石登山口~36分~わくわくプール       合計時間 1時間40分

総歩行時間 3時間34分


概念図

 


地図
わくわくプール(周遊登山口)


奥出雲3座目最後の山は船通山です。この山はスサノオノミコトが降臨した山で、山頂に雨叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)出顕之地の碑があります。天気に恵まれて黄葉も3座目の船通山が最高でした。出雲の神話と黄葉の旅に満足した3日間でした。


道しるべ


わくわくプール
  2日間お世話になった道の駅酒造奥出雲交流館を後して、船通山へと向かう。ナビに斐之上荘を入れると、
 R432・県道156・R107・R108を示す。ナビに従い進むとR108沿いに船通山の立派な標識がある。道の駅
 から約20分でわくわくプールの駐車場に着いた。わくわくプールは、余った温泉を溜めたものだ。トイレもあり、
 周遊するならここに停めるのが良い。

ロールオーバー

鳥上滝コース登山口
  すぐ先の二又を右の鳥上滝コースを取る。約30分車道を歩き登山口に着く。5~6台停めれる駐車場の奥に
 広い臨時駐車場がある。カタクリの時は多くの人が訪れるのだろう。
  登山口に入ると、石畳がひいてある。
  気持ち良い自然林の中を、沢のせせらぎを聞きながら快適に登って行く。
  岩を呑みこんだ大きな木が、八岐大蛇を連想させる。坂を登って行くと、33分で鳥上滝の標識の先に・・・
  大きな滝が現れる。滝の横には岩を割った木の根っ子が残っている。危険な所には階段があり、小さな子供でも
 安心して登れる。
  標高900m辺りから色付きが良くなり、上を見上げる事が多くなる。

半分の道程
  坂をUタウンした所に山頂まで30分の標識がある。あと半分の時間だ。標高1000mの先に水の取り口がある。
 楓の赤が鮮やかに色付いている。
  暑くなってきたので、フリースを脱いで登る。緩やかな木段の道を登ると。カーブの先が広くなり頂上まで10分の
 標識がある。カタクリの保護ロープが準備されている。木の板を歩いて行くと、亀石登山道分岐に着き、そこから
 100mで素晴らしい展望が待っている。
  船通山山頂は広く、雨叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)出顕之地の碑や、祠が目に入る。毎年7月の宣楊祭では
 勇壮な舞が奉納されるようだ。
     
 広々とした山頂で至福の時を過ごす。
 
  
 山頂には避難小屋があり、中には綺麗なトイレがある。
 
東の展望 / 大山が見えていたが段々霞んで来て遂に見えなくなった。
 西の展望 / 大万木山の大きな山容が見える。

大山

花見山・鬼林山・稲積山

道後山
 東に鳥取の大山、岡山県境の花見山。南に広島の道後山などが一望できる。

大万木山・三瓶山

奥出雲町(仁多)

松江方面
  西に大万木・三瓶山が遠望できる。
  雨叢雲剣出顕之地の碑の前で記念写真を撮り、亀石コースに下山して行く。
  下山途中の黄葉に目を奪われる。
  緩やかに九十九折れの道を降ると、長い平らな道がつづく。何度も立ち止まって黄葉を堪能する。

  ほぼ半分降りた所から、谷筋を降りて行く。


亀石登山口
  橋を渡った所で亀女が立ち止まり上を見て入る。すつかり雲が取れて青空になっている。橋から20分で亀石登山
 口に着いた。亀石登山口にも10台位停めれる駐車場があり。トイレも設置されている。

フシグロセンノウ
  車道を歩いて行くと、亀石高殿鈩跡があり、この地方が鉄の産地だった事が伺える。出雲地方が古代強大な力
 を持っていたのは、鉄が産出した為だ。この地方を治める事が、古代日本史で重要だった事が伺える。古事記
 も、出雲の神、須佐之男命や大国主命の神話に多くのページを割いている。
 
  そんな事を考えていたら、亀石登山口に帰って来た。振り返ると、3日間の黄葉と神話の山登りの旅は、色々な
 思い出を作ってくれた。斐之上荘で汗を流して、出雲蕎麦に舌鼓を打つて帰路に着いた。
 


home back