恐羅漢山 1346m

広島県山県郡安芸太田町・島根県益田市


内黒峠降りから望む


2016年10月30日(日) 天気 ⛅ 気ままさん夫妻+Y隊長+亀女


P~24分~最上リフト~40分~恐羅漢山~64分~台所原 合計時間 2時間08分

台所原~65分~早手の峠~18分~夏焼峠~31分~P   合計時間 1時間54分

総歩行時間 約4時間


概念図
 


地図

登山口

急に寒くなり紅葉が一気に進みそうです。今日は山友と恐羅漢山の台所原へ黄葉を見に行って来ました。台所原はブナを中心とした黄葉が幾重にも重なり、そのコントラストが美しい森です。昨年に比べて少し色付きが悪く感じましたが、それでも充分秋を楽しみました。



道しるべ

  山友と恐羅漢山の台所原へ向かう。駐車場は紅葉目当ての登山客で一杯だ。立山コースから登って行く。
  階段を上がると碑がある。いつもこの階段を上がらずにゲレンゲを登って行くので気が付かなかった。ぺちゃくちゃ
 と話をしながら登って行く、いつもは二人での山歩きなので亀女も楽しそうだ。スキー場は上に行くほど急になる。
 
  上のリフトまで登り、皆で登って来たゲレンゲを眺める。左のこんもりとした林間を通りゲレンゲの隅を登って来た。
 右手の林を見ると楓が紅葉している。台所原も期待出来そうだ。更に登って行くと・・・
  お地蔵さまが有った台座の横から山道に入って行く。ブナが黄色に色付き、コマユミの葉が真っ赤に紅葉している。

山頂
  登山道を緩やかに登って行くと、道ばたにツルリンドウの赤い実が彩りを添えてくれる。尾根に出たら恐羅漢山の
 山頂は近い。山頂も多くの人達が思い思いに寛いでおられる。

広島三峰会
  山頂にある標識が新しくなっていた。3m以上もありそうな丸太ん棒を広島三峰会の方が建てられたようだ。
 
 
 山頂からは、臥龍山や深入山、通って来た内黒峠が見える。
  山頂の標識の前で記念写真を撮ってもらい、台所原へと降りて行く。
  山頂付近からしばらくは、すっかり落葉している。降りるピツチが段々早くなる。
  半分位まで降りてきたら、ブナの木に葉っぱが残り茶色に褐葉している。黄色とのグラデーションが深い。
ブナの葉に日が当たり、陰影が出来て趣がある。森の紅葉だ。
 
  撮影会が始まり中々前に進まない。反対回りで登られる人もいるが、愛でる分には良いが逆光になると思われる。

桜の寄生
  ブナの木に桜の木が宿っている。自然の営みはたくましい。
  
台所原は紅葉は少ないが、楓が綺麗に赤く染まっている。
 
  恐竜の足の間を通り、長い影を踏んで降って行くと、また楓の赤に目を奪われる。
  台所原に降りて来ると、ブナの黄葉も見られる。台所原から向を変えて台所原平へ向かう。10分の距離だ。
  
2010年 この場所で、初めて見た黄葉が忘れられない。
 

台所原平
  台所原平に降りて来る。ここで昼食を取り、山談義に話が弾む。台所原から降りて来た人も次々に場所を選んで
 一服される。お腹が膨れた所で、台所原平を後にして作業道を進んで行く。

マツヨイグサ

ホコリタケ

オトコエシ
  道端にホコリタケが有った。幼菌は白色だが、しだいに黄褐色になる。成熟すると、頭頂部が口を開き、つまむと
 胞子がほこりのように飛ぶ。幼菌を割ってみて肉が白いものは食べられるようだ。

ヒヨドリジョウゴの実
  作業道は、立ち枯れたヒヨドリバナが多い。秋の初めにはアサギマダラが群れる。やがて作業道から山道に登
 って行く。この辺りも赤に色づいた木が見られる。

早手の峠
登って来た道を振り返る

スギタケ
  早手の峠の角のモミの大木は綺麗に黄葉している。夏焼峠に向かって降りて行くと、如何にも毒茸のような茸が
 生えていた。調べてみると、スギタケという毒茸だった。お主も悪よのう。

シラヤマギク

夏焼峠
  秋の花もそろそろ終焉を向かえようとしている。夏焼峠に降りて来た。牛小屋高原までは、あと30分の道のりだ。
  紅葉を楽しみながらゆっくと歩いて行く。途中の道に石の字の石がある。何のおまじないだろうか。

マムシソウの実
  皆さん楽しみながら降って行く。休憩所の台の下には、アケボノソウが残っていた。

アケボノソウ

アキノキリンソウ

竜胆
  登山口に戻ると、斜面にアキノキリンソウや、リンドウがたくさん咲いていた。駐車場で亀の山登りさんも加わり、
 お茶を飲みながら山談義に話が弾んだ。たまには皆さんで登るのも楽しい。またご一緒したいものだ。



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