狼山 581m 鼓ヶ岳 603m

山口市宮野上



尾根道から狼山を望む 後ろの高峰は龍門岳


2021年2月21日(日) 天気 晴れ


国境の碑P(9:55)~63分~分岐A(10:58~11:15)~19分~鞍部(11:34)~17分~狼山(11:51~12:39)

~7分~鞍部(12:46)~28分~銀山跡の道出合(13:14)~16分~山神社跡(13:30~13:40)~7分~

水抜き間歩(13:47~13:55)~9分~甚内間歩(14:04~14:09)~8分~展示館跡(14:17)~8分~

鼓ヶ岳登山口(14:25)~17分~鼓ヶ岳(14:42~15:03)~19分~国境の碑P(15:22)

所有時間 5時間27分


概念図

 

国境の碑P


周防と長門の国境の碑がある駐車場に集合して、北東に延びる稜線を狼山に向かい、一ノ坂銀山跡を見学して、鼓ヶ岳に登り周回しました。狼山は伐採され展望が開けていました。一ノ坂銀山は石見の大森銀山とならび称され、江戸時代初期に繁栄した防長屈指の銀山で、当時は全国各地から4~5千人の鉱夫や技術者が住み、坑道(間歩)も二百余りあったと言われています。正に当時は日本は世界の銀の3分の1を産出した黄金の国JAPANでした。



道しるべ

  駐車場から萩往還を登って行くと、一ノ坂銀山跡まで700mの標識がある。国境の碑を確認して一ノ坂銀山跡への道と離れて
 尾根に取付く。

ショウゲン山

龍門岳・狼山

分岐右
  尾根をアップダウンして行くと切開きがあり、そこからショウゲン山と、前方に狼山とその後ろに龍門岳が聳える。アップダウンが
 つづき、分岐を左に降りかけたがリーダーの指示で引き返す。里山の分岐は間違いやすいので注意が必要だ。

分岐A地点
  左に曲がり急な坂を降って行く。一旦平らな所を通り登って行くと分岐Aに着く。地図上でリーダーが一ノ坂銀山跡へ降りれそうな
 道をマークされていた所だ。読み通りA地点の右には明確な尾根道がある。ここで一本立てて行く。

553P

上長瀬(左)・金山谷(右)の鞍部
  A地点から登り返すと553mのピークに上がる。一旦降りもう一つピークを降って行くと、上長瀬(左)・金山谷(右)に降りる鞍部に
 着く。予定を変更して帰路は金山谷に降りるルートを取られる。
  狼山への尾根を回り込みながら登って行くと、突然息苦しくなり足が止る。今日は20℃を越すポカポカ陽気で汗が滴り落ちている。
 私の苦手な季節が始まった。水分補給して少し遅れて登って行くと殉職の碑がある。

基準点名 狼山
  そこからすぐに狼山に着くが、前方が大きく切開かれ3年前に登った時とすっかり様子が変っている。
 
 狼山からは展望が広がる。真ん中に鼓ヶ岳その右手にショウゲン山。左手には鴻ノ峰が確認出来た。

上長瀬・金山谷の鞍部
  鞍部から金山谷を降りて行く。沢を渡り降って谷沿いに降りて暫く行くと、谷の高巻きを行く。

鞍部
  鞍部を通ると、リーダーがここの右手から尾根を降りる予定だったと説明される。一ノ坂銀山跡への道に降りて来た。
 ここからは平坦な道がつづく。庚申塔を右に見て、水浸しの橋を渡り、林道出合を右に曲がると、水源かん養保安林の
 看板がある。
  沢を渡り真っ直ぐに登って行くと、公社造林の看板がる。左手の小山には山神社があったようだ。

拡大可

大松間歩の水抜き抗
  沢を渡り登って行くと、大松マブ・山神社跡の道標がある。すぐに大松マブの水抜き抗がある。山友さんが下に降りられて水抜き抗
 の写真を撮って来られた。

拡大可
  水抜き抗の周りには一ノ坂銀山跡・探索ルート案内図がある。うっかり大松マブを見逃してしまったが、ズリ山には銀を取った金屎
 (スラグ)が捨てられている。

拡大可

甚内マブ
  更に登って行くと、一ノ坂銀山の説明板と甚内マブがある。甚内さんが発見した坑道だろうかと思いを馳せる。

展示館跡
  以前の遊歩道を登って行くと、展示館跡に出る。前方には鼓ヶ岳が見えている。

鼓ヶ岳取付

鼓ヶ岳
  県道を降って行き、絵堂坂を降って来た所から山道に取付く。急登がつづき、途中から普通の坂になる。前方が開けたら鼓ヶ岳に
 着く。

真田ヶ岳・蕎麦ヶ岳
  鼓ヶ岳からは南東に蕎麦ヶ岳、その左手に真田ヶ岳が望める。鼓ヶ岳を後にして絵堂坂を通り駐車場に帰って来た。リーダーに
 誘って頂き、広大な銀山跡が見学出来た事に感謝したい。



2018年6月16日  西尾根・上長瀬ルート


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