久住山 1787m 中岳 1791m

大分県竹田市

 
中岳(左)・天狗ガ城(右)
平治岳から望む

 

2011年11月7日 天気 曇り 夫婦


牧の戸峠〜沓掛山〜久住山〜中岳〜天狗ガ城〜牧の戸峠

牧の戸登山口〜25分〜沓掛山〜83分〜久住分れ〜32分〜久住山            合計時間 2時間20分

久住山〜27分〜御池〜23分〜中岳                            合計時間 50分

中岳〜15分〜天狗ガ城〜13分〜久住分れ〜75分〜沓掛山〜29分〜牧の戸登山口  合計時間 2時間12分


総合計時間 5時間22分

概念図

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牧ノ戸登山口

中岳山頂からの景色

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久住分れからの景色

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2泊3日で九州の旅に出かけました。もちろん1日目は山、色々迷った結果、久住山・中岳を登る事にしました。朝霧で久住分れまで何も見えませんでしたが、久住山から下りてきたおじさんが、「昼から3時までは晴れるから、粘ってください」と気象庁の人のような言葉を残して避難小屋の方に駆け降りていきました・・・!?。天気おじさんの予言通り、段々天気が良くなり、登山客も多くなってきました。中岳山頂や久住分れから一瞬展望が開けて九重の山々が一望出来た時の感動は最高でした。紅葉は終わっていましたが、九重連山の魅力を再確認した一日でした。
又、旅の途中で大観峰からの阿蘇山や、三秀台からの祖母山、赤川荘からの久住山の雄姿が見れて有意義な旅でした。

道程


牧の戸登山口は標高1330mだ。ここから久住山のピストンの登山客は多い。トイレの事など考えて長者原に車中泊して、早朝 牧の戸に着くと、こちらの方が車が多く泊まっていた。売店が新しく大きくなっている。以前ここから登ったのは、何年前だったろうか? 7:21分、登山届けを出して出発だ。アスファルト道を登ると、左手に展望台がある。何も見えないので先を進む。

舗装道を登って行くと、7:39分に阿蘇山が見える展望所に着くが、ご覧の通りだ。ここからは地道になっていく。岩場を登って行くと、沓掛山到着だ。7:46分、登山口から25分の距離だ。単なるピークにしか思えない頂だが、標高1503mのりっぱな山だ。晴天ならここからも阿蘇山の大展望が見られる。

沓掛山を降りて行く。しばらく行くと、若い女性の登山客に追いつく「こんにちは」と声をかけて先に進む。どうやら、先輩が後輩を誘ってきたようだ。朝霧で何も見えないが、天気が回復することを祈って先に進む。

平坦な道が続きおのずとピッチが上がる。登山客が多いせいだろう、車の通れそうな道幅だ。8:27分、扇ガ鼻分岐に着く、扇ガ鼻はミヤマキリシマの綺麗な所だ。

扇ガ鼻をトラバースして進むと、すぐにまた扇ガ鼻分岐に着く、地図で確認すると先ほどの分岐とすぐに合流して扇ガ鼻に向うようだ。左手に星生山が見えてきた。

石を使った登山道、流石は国立公園だ。これ以上、山が崩れないように整備してある。歩き易いようにガレを除いて、そのガレがケルンとして積まれている。8:41分、星生山分岐に来た。星生山は霧の中だ。

平坦な草原の中を歩いていく、ここが西千里ガ浜だ。星生山を巻いて岩場を進む。黄色いペンキが目印だ。

岩場を5分も歩くと、峠に出て後は降って行く。5分降って、8:59分、避難小屋とトイレに着いた。晴れていれば、ここから久住山が見える。少し休んで、ようすを見たが一向に晴れる気配はない。久住分れに登り、霧の中進んでいると、久住山の方から、おじさんが駆け降りてきて、「正午から3時頃まで晴れるから粘ってください」と言い残して避難小屋の方へ駆け降りていった。気象庁の職員のようなおじさんの言葉は半信半疑だったが、イヤに説得力があった。

久住山への道はロープが張ってあり、霧の中でも迷うことはない。中岳分岐を通り越し進んでいくと、急に霧が晴れ、天狗ガ城が顔をだす。

「おいおい、晴れてきたよ。」久住山が近い。9:41分久住山山頂に立つ。風が強くて雲の流れが速い。久住山南の風景が見え隠れする。

北を見ると、久住分れから避難小屋が見える【写真左】。北東にこれから向う中岳を望むが中岳は雲の中だ。天狗ガ城がかろうじて見える。約13分、粘ったが根性が足りず、9:54分、久住山を後にして、斜面を降って行く。

約15分で中岳との分岐に着く、これから、天狗ガ城を目指して登って行く。

10:15分、中岳・久住山・久住分れの分岐に着く。中岳の標識に従い、天狗ガ城の右の斜面を登ると、御池が見えてくる。御池に沿って反時計周りに歩いていく。池を登ると、久住山と中岳と避難小屋の標識がある。中岳に向う。

しばらく、登って振返ると御池が見える。写真右上から反時計回りに歩いてきたが、御池の上にも道があるようだ【写真左】。中岳と天狗ガ城の峰に向う。峠に着くと、東(右)に中岳を目指す。

中岳の山頂付近は、岩に蔽われている。10:44分中岳山頂に着く。九州本島最高峰だ。山頂で昼食を食べてまったりしていると、西側(反対側)からおじさんが登ってきた。長者原から坊ガツル経由で登ったとか・・・。早速地図でチェックする。さっと、雲が流れて晴れ間が覗いたので慌てて、シャッターをきった。【写真右】は御池の向こうに左から久住山・星生山・天狗ガ城だ。

 北東に坊ガツルが見える  東に大船山が大きい

 南に稲星山が近い
東に見えるのは、白口岳だろうか、地図とにらめこが続く。40分以上も山頂で寛ぎ、11:26分天狗ガ城に向った。中岳から15分で天狗ガ城に到着だ。しばらく、粘ってみたが、三俣山は顔を出さない。

天狗ガ城を振返ると中岳が見える。天狗ガ城から久住分れに向って降りて行く。途中、九十九折れに御池を見ながら降っていく。

段々、周辺がはっきりしてきた。どうやら天気おじさんの予報は当たったようだ。立ち止まって、三俣山が晴れるのを見ていたら、いつの間にかママに置いていかれていた。

久住分れの近道を進んでいくと、今まで見えなかった星生山【写真中】や三俣山【写真右】が顔を出す。

久住分れを降り、避難小屋に帰ってきた。振り向くとくっきりと久住山が見えている。12:29分、ここで昼食を取る登山客も多い。やっぱり、昼から晴れてきた。天晴れお天気おじさん・・・。しばらく、阿蘇方面を見ていたが、あきらめて星生崎をトラバースして行く。

岩場を巻いて西千里ガ浜へ向って行く。西千里ガ浜は平坦な草原だ。しばらく行くと西千里ガ浜から扇ガ鼻が見えてきた。

右手に星生山分岐があり、見ていると星生山から登山客が降りてきた。星生崎から縦走したようだ。健脚の人だろうサッサと先に行ってしまった。星生山の裾野はもうすつかり紅葉が終わっていた。扇が鼻分岐を過ぎて行くと、前方に沓掛山が見えてきた。

正面の沓掛山を登ると、阿蘇山が微かに見える。振返ると歩いてきた稜線が見える。

沓掛山を降り、阿蘇山の展望所を過ぎると、牧の戸峠が見えてきた。正面に黒岩山を見ながら降っていく。牧の戸登山口に咲いていた真弓が出迎えてくれ、14:12分 牧の戸峠に到着した。売店で食べたソフトクリームが美味しかった。平日なのに、登山客の多いにびっくりした、流石は日本百名山だ。

大観峰からの阿蘇山 三秀台から見た祖母山

赤川荘後ろに久住山