犬ヶ岳1131m 一ノ岳1124m


2011年5月17日 天気 晴れ 夫婦


笈吊峠、犬ヶ岳、一ノ岳、恐淵にて周遊


犬ヶ岳登山口〜63分〜経読林道〜43分〜笈吊峠〜85分〜犬ヶ岳                         合計3時間11分
  

犬ヶ岳〜29分〜大竿峠〜17分〜一ノ岳〜16分〜大竿峠〜14分〜経読林道〜107分〜犬ヶ岳登山口    合計3時間03分


周遊合計 6時間14分



概念図

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登山口


犬ヶ岳は、2003年5月14日、ママ、長男、長女の4人で初めて登った思い出の山です。たまたま、この日4人の休みが合い石楠花登山で話がまとまり登山口まで行ったのですが・・・。その日はあいにくの大雨、石楠花のシーズンというのに、誰一人いません。迷いもせずに決行。景色は何も見えず、おかげで鎖場も恐怖なく難無く通過しました。石楠花は満開、どしゃ降りの中、感激したのを思い出します。帰路恐淵谷の水量が多く、クサリをつかまりやっとの思いで川を渡った後、記念写真を撮ったのを思い出します。

今回は、ママと二人前回と同じコースで、一ノ岳を加えて登ってきました。恐淵コースの一部が崩れ歩きにくい所がありましたが、今回は英彦山も見えてすばらしいコースだと改めて思いました。石楠花は満開でした。




道しるべ

16日のPM10:30 に熊毛を出発して、17日のAM2:00に豊前市の道の駅しんよしとみに到着して、ステップワゴンで仮眠しました。

県道32号線で、犬ヶ岳登山口へ向います。右手前に求菩堤山、正面に犬ヶ岳が見えてきました。 AM6:30、犬ヶ岳駐車場に到着しました。バイクが一台置いてあります。しんよしとみから20分ぐらいでした。
6:33 駐車場を出ると、すぐに、笈吊峠へ向う左の林道を登って行きます。直進は、恐淵コースです。

新緑の中、登山道を進んで行きます。6:50林道を右折して山道に入って行きます。橋を渡りしばらく行くと・・・。 7:00左手に、炭焼跡が現れます。まだ、現役で充分使えそうです。「舟石 笈吊峠まで1,86km登山口まで1km」の看板があります。
舟石をしばらく行くと、7:09 また炭焼跡があります。

急坂を登って行きます。 笈吊峠に着く前に、初めての石楠花が出迎えてくれます。
7:36 登山口から約1時間で、経読林道へ着きました。ここから右(西)に540m林道を歩きます。

7:50、林道と分かれて笈吊峠へと向かいます。笈吊峠まで460mです。 今日、一人目の人が、挨拶をして貫いていきます。
道端にユキザサが咲いています。 新緑が萌えるように鮮やかです。 8:19、笈吊峠に到着しました。途中写真を撮りながら登っているので、かなりスローペースです。

笈吊峠には、犬ヶ岳1,1km、経読岳2,8kmの案内板があります。ここからが石楠花街道です。 名物の鎖に挑戦して行きます。8年前は、雨で何も見えず、どんな所を登ったかまったく分かりません。ママは、判を押したように迂回路から登って行きます。

鎖場は滑落注意の看板があります。かなり高度感があり、スティツクをリックに差して、手袋を脱いで取り付きました。
マウスを当てると上からの写真に変わります。
鎖を登りきった所で一息つき、見た経読岳方面です。前の山は、大日岳です。

尾根は石楠花が満開です。 犬ヶ岳の石楠花は自生だそうですが、植樹した石楠花もあるようです。
奇麗に咲いた石楠花、今がまさに盛りです。 少し登って行くと石楠花のトンネルです。でもこの辺りは、少し散っていました。 石楠花の向こうに、釈迦岳が見えます。犬ヶ岳は釈迦岳の向こうです。写真に夢中で、前に進みません。

枯れた老木と石楠花、良い構図でしょう。

求菩堤山が後ろに霞んで見えます。 この辺りも、盛りです。日当たりによって、かなり差があります。

石楠花街道を登って行きます。 釈迦岳山頂の石楠花です。まだ蕾も見られます。 9:40、犬ヶ岳直下の休憩地に着きました。ここを登ると山頂です。南の展望が開けます。

9:44、犬ヶ岳の山頂に着きました。懐かしい避難小屋が出迎えてくれました。 避難小屋の上は、上がれる様になっています。避難小屋から見た山頂風景です。残念ながら展望はありません。南の山並が木の間から見える程度です。

10:02、山頂を後にして一ノ岳に向います。英彦山の展望が楽しみです。
マルバアオダモが咲いています。以前来た時はマルバウツギが咲いていたような気がしましたが、マルバウツギは見当たりません。

この稜線も石楠花が盛りです。 新緑の中、心地良い風がふいています。
10:31、大竿峠に着きました。写真の回数が減ったのでペースが上がってきたようです。

大竿峠を登り返して、一ノ岳に向います。 10:48、一ノ岳に着きました。ここで、早い昼食です。皆ここで、休憩して行きます。
英彦山が遠望できます。野峠をを経て英彦山への登山道も西に続いています。 求菩堤山への登山道が書いてあります。迷いましたが、恐淵のコースも懐かしく今回は、予定通り、恐淵谷を降りて行く事に決めました。約30分ばかり一ノ岳山頂でゆっくりして、11:17下山しました。クリックで拡大します。

11:33、再び大竿峠に到着、北に降って行きます。登山口まで、3,1kmです。
経読林道までの道は土砂崩れのせいか、木がなぎ倒されています。 ヒメレンゲが咲いていました。 11:47、約15分で林道に着きました。右方向に、恐淵谷降り口に向います。

150mばかり林道を行くと、、恐淵谷への降口があります。 急坂を降りて行きます。鎖場を通り、登り降って行きます。恐淵谷は、無数の大小の滝があります。マウスを当てると急坂に変わります。

12:08、夫婦渕に着きました。
夫婦渕から、登山道まで、2,5kmです。 再び登り、降っていきます。谷が近くに見えてきました。 12:31、川を鎖で渡っていく懐かしい所に出ました。8年前は、増水で、鎖を頼りに渡りました。マウスを当てると8年前の写真に変わります。

ヨイショ!! 今考えると雨の日は、笈吊峠をピストンした方が賢明です。

12:40、賽の河原のような所へ着きました。石がたくさん積んであります。
橋を渡って行きます。ここからは2kmです。 ギンリョウソウのお出迎えです。賽の河原の後で、何となく不気味でした。以前は妖精に見えていたのに・・・。

マルバウツギも咲いています。もう夏ですね。
恐渕を通り過ぎ、降って行きます。あと1,3kmです。

植林を過ぎると後わずかです。 13:16、最後の、川を渡って行きます。
林道に出ました。 13:31、やまめ料理処「ふきのとう」の横を通り登山口に向います。 13:34、駐車場に着きました。いつの間にか、多くの車がありました。そういえば、一番最初に、鎖場で合った老人(失礼)は、昨晩犬ヶ岳の山頂で、泊まったそうです。朝来た時あったバイクの人です。イヤハヤ、凄いお年寄りもいるものですネ・・・頭が下がります。



2003年5月14日  犬ヶ岳