猪群山 458m

大分県豊後高田市



県道645号線から望む


2019年5月11日(土) 天気 ☀


常盤登山口(10:38)~33分~立石(11:11~11:16)~16分~いっぷく望(11:32~11:44)~13分~猪群山(11:57~12:10)

~6分~ストーンサークル(12:16~12:28)~7分~猪群山(12:35~13:17)~47分~常盤登山口(14:04)

所有時間 3時間26分


概念図

 



猪群山登山道ストーンサークル看板


国東半島の猪群山にはストーンサークルがあり、1983年に作家の松本清張と考古学者の斎藤忠による現地調査が行われ、『猪群山-山頂巨石群の研究-』という報告書がまとめられています。卑弥呼の墓との俗説もあり、興味が湧きストーンサークルを見たくなり、猪群山に登って来ました。


道しるべ


猪群山第二P
  豊後高田から県道654号を真玉温泉方面へ向かうと、猪群山登山道の大きな看板が建っている。ここを曲がって山
 に入る。10分弱で広い猪群山第二駐車場に着く。その上に第一駐車場とトイレがある。駐車場から公園の中を通り
 突き当りを左に行くと、登山道に出る。

  新緑の気持ちの良い道を行くと、やがて石組の山道に変わる。炭焼き跡などもある。

  登山道の横に石に刻まれた文字が見えるが、この時は何の事か分からなかった。亀亀が突然しゃがみ込む。「これ
 ひょつとしたら、ギンランじゃない」と覗き込む。キンランに比べて小さな白い花を付けている。花を開きかけているよう
 だが、良く見るとキンランに似た模様がある。しばらくしゃがみ込み覗き込んでいた。


立石
  ロープの付いた急な登山道を登って行くと立石と呼ばれる大きな岩がある。岩の先の登山道からは、豊後高田市
 と周防灘が見える。付近にはジャケツイバラが咲いている。一息入れて登って行くと「こりからが・・・ひいぢぃ‐でぇ」
 と、大分弁で書かかれた標識がある。山口弁だと、「これからが・・・えらいでぇ」と言ったところか。


タツナミソウ

いっぷく望
  急な坂にはプラ階段があり、ロープも設置してあるので、そんなにひいぢぃくはない。登りきるといっぷく望に着く。

 
 いつぷく望からは南南東に屋山(八面山)が、南南西に遠く由布岳が霞んで見える。


屋山(八面山)

由布岳

豊後高田市
  豊後高田市の先には北九州市方面まで見渡せる。


エビネ

猪群山
  いっぷく望で一息入れて、山頂の方へ向かって行くと、岩の上に「ふだらくや・・・」の文字が見えるが意味不明だ。
 山頂付近にはエビネが一株花を付けていた。猪群山は広く東屋やベンチがあり、団体さんが寛いでおられた。

  二等三角点と十二支会の標識が大木に括り付けてある。一息入れて東屋から東に降り、ストーンサークルに向かう。


陰陽石
  約6分でストーンサークルに着く。「猪群山巨石群にまつわる伝説と不思議」と書かれた説明板を読むと、卑弥呼の墓
 ではないかと書かれている文字に目が留まる。陰陽石から神域に入る。


神体石

神体石

姫島
  中央にある神体石は、4,4mの巨石で頭部には窪みがあり、その窪みには金魚が泳ぎ、その金魚を見ると盲目に
 なると言う伝承がある。

 
 ストーンサークルから東の展望 / 北東には姫島が見える


猪群山
  猪群山に戻り、西の干拓地を見ながら昼食にする。ふと見ると、ムサシアブミが咲いている。ストーンサークルも見たし
 ギンラン、ムサシアブミにも出合い、大満足して山頂を後にする。

  帰路、文字に刻まれた文字を見る。登山口付近から公園内を通らずに山田山荘の前を通る。常盤コースの案内板を
 見ると、植林を記した石と書かれている。最後の謎が解けて、すっきりとした気分で真玉温泉に入り、トンテンカンに
 向かった。今日は山友さん達と、久しぶりに楽しい宴会が始まる。




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