飯ヶ岳 937m 雀谷山 890m

山口市徳地


莇ヶ岳より飯ヶ岳・雀谷山の稜線


2013年3月19日(火) 天気 晴れ  夫婦・末娘・Kさん


飯ヶ岳登山口〜20分〜分岐〜40分〜飯ヶ岳                     合計時間 1時間00分 

飯ヶ岳山頂〜10分〜分岐〜70分〜鞍部〜50分〜分岐〜20分〜雀谷山    合計時間 2時間30分 

雀谷山〜15分〜分岐〜10分〜鬼ヶ城〜35分〜雀谷山登山口          合計時間 1時間00分 

雀谷山登山口〜40分〜飯ヶ岳・雀谷山分岐                     合計時間    40分 

周遊時間合計  5時間10分


概念図

拡大図


地図

飯ヶ岳三本杉登山口

雀谷山登山口


末娘の就職が東京で決まり、当分一緒に山歩きが出来ません。今日は、親子ふれあい登山という事で、三ツヶ峰・野道山の縦走を考えていたのですが、途中通行止めの為、急遽、飯ヶ岳・雀谷山の縦走に切り変えました。この尾根の縦走は2度目ですが、縦走路はこれと言って、展望が良い訳でもありません。それでも、飯ヶ岳と、雀谷山の稜線は、人を引きつけます。あ・・・それと、もう一つ、縦走途中のX字の急な坂、本当に痺れます。
GPSで確認したら、標高差170mを降り、登り返すこの坂、モンスターです。熊毛の住人は、【雀谷地獄坂】と勝手に命名しました。滑ること請負です。登山道は整備されています。多くの人が登って、雀谷地獄坂の洗礼を受けてください。娘も良い思い出が、出来たようです。




道程

R315を北に走り、柚木慈生温泉を過ぎ、すぐに左の道を大原湖へ向う。【県道123号線】ふれあいパーク大原湖手前の集落
【三本杉の標識】 を左折する。道が狭いので注意したい。しばらく道なりに進み、三本杉の標識を滑の集落に向かい入っていく。
飯ヶ岳と雀谷山分岐の所に着いた。今回は、縦走の為、この付近の邪魔にならない所に1台駐車する。 雀谷山登山口まで入れ
るが、一般車両通行禁止の看板があるので、ここに停める。
ここには、トイレもあり、登山の説明板もある。もう一台の車で、飯ヶ岳登山口に向う。途中、三本杉を通り過ぎて進んでいくと、
飯ヶ岳登山口に着く。かなりの駐車スペースがある。途中の道は、けして良くないので注意が必要だ。
準備をして、奥の所から、手製の橋を渡り山道に入っていく。蕗の薹が春を告げる。すぐに、滑松の育成地に着く。

しばらく登り降り返ると、滑松が見える。急な坂を登っていく。飯ヶ岳は、へびが多い山だ。「この時季には、いませんよネエ?」
と、Kさんが独り言のように言う。左の谷を見ながら登っていく。
登山口から、20分で周遊の分岐に着く。この周遊コースは、ブナ林があり、沢歩きありの変化に富んだ楽しいコースだ。
今回は、そのまま尾根コースを行く。左の山が迫ってきて、峠に着く。

今度は、右手に谷を見て進む、しばらく平坦な道が続く。この辺りから、大きなブナの木が見られる。新緑や紅葉時に、来たい所だ。

飯ヶ岳が顔を出した。山頂は近い。ミヤマシキミの花が開きそうだ。ブナ林を2ヶ所登って行くと、山頂に着く。
飯ヶ岳の山頂からは、北に今日登る予定だった、三ツヶ峰、野道山の稜線が見える。東には、莇ヶ岳、弟見山の稜線が近い。
生憎、今日は山々が霞んでいる。【クリックで山名】

南を見ると、これから向う、雀谷山方面のピークが連なる。山頂を後にして、降って行くと、すぐに、河内峠からのコースが2ヶ所
明示した地図があり、道がみえる。整備されている様子だが、確認せずに先を進む。周遊分岐までは、結構な坂を降る。

山頂から、10分で分岐に着く。気持ちを新たに、縦走路に取り付く。少し進んだこの辺りは、ツクシドウダンが見られる。
イワカガミも多い所だ。いくつものピークを降り、又登り返していく。展望はほとんど望めないが、心地よい登山道だ。

アセビの花が膨らんでいる。分岐から、50分歩くと、前方に雀谷山が見えてきた。山塊の一番後ろの山だ。まだまだ、半分も来て
いない。

振り返ると、今まで通ってきた、ピークが見える。しばらく行くと、いよいよ急な降りが始まる。前方の峰を目指して、V字の鞍部
へ降りて行く。物凄い急坂だ。一山降りる感じだ。鞍部でKさん達が待っている。

X字を登り返す。途中一息ついて、20分かけて登り返す。V字を登りきった所から見た、莇ヶ岳、弟見山の稜線が美しい。

X字の頂から20分で、雀谷山登山口分岐に着く。前方に雀谷山が見えてきた。一番後の山だ。またまた、物凄い急坂が待って
いた。亀女がロープに捕まり降りてくる。

2ヶ所、ピークを過ぎて、雀谷山にたどり着く。足はパンパンだ、疲労こんぱいで食欲がない。他の人は食欲旺盛。娘を鍛える
つもりが、鍛えられているのは、熊毛の住人のようだ・・・m(__)m 40分ばかり、ゆっくりして、復活、立ち直りは早い。

莇ヶ岳を見ながら、尾根を戻って行く。雀谷山登山口分岐で、娘が手を振る。「ファイトパパ」と言ってるようだ。雀谷の登山道を
降りて行く。大きなブナの木は健在だ。

分岐から10分も降りると、鬼ヶ城と呼ばれる、巨大な岩が現れる。ここからは、熊毛の住人の出番だ。木の梯子を登り、大岩の
上によじ登る。今までいた雀谷山が見える。【一番右端の山】
西には、深い谷が見えて、南に石ヶ岳も顔を出す。鬼ヶ城を後にして、降りていく。

見覚えのある、一本杉の所まで降りてきた、以前は、植林したばかりで、下の登り口付近まで見えたのだが、木が育っていて、もう
展望はない。ジグザグに降りていくと、沢に着く、沢を渡ると、林道に飛び出る。ここが、雀谷山の登山口だ。【マウスを当てる】
飯ヶ岳、雀谷山、Kさんのお蔭で、娘との楽しい山の思い出が出来た。