英彦山 1200m

福岡県田川郡添田町・大分県中津市山国町


北岳付近から中岳を望む



2016年11月9日(水) 天気 ⛅一時霧雨  亀女+Kさん


別所駐車場~23分~奉幣殿~60分~玉屋神社~75分~鬼杉~33分~材木石~49分~南岳 合計時間 4時間

南岳~9分~中岳~30分~北岳 合計時間 39分

北岳~48分~望雲台分岐~5分~望雲台~17分~高住神社~56分~別所駐車場      合計時間 2時間6分

総歩行時間 6時間45分


概念図 

 


地図

別所駐車場


Kさんのお誘いで、英彦山に登って気来ました。東九州自動車道が出来て、熊毛からも日帰り出来ます。英彦山は、三大修験場の霊山で、奉幣殿・玉屋神社・英彦山神社などの神社や、鬼杉や望雲台など見所もたくさんあります。あいにく霧が出ていて山肌の楓や紅葉は霞んでいましたが、また秋の晴天の日に登ってみたい山です。


道しるべ


左の駐在所の奥へ進む
  熊毛を5時半過ぎに出て、8時に別府駐車場に着く。ここは、無料駐車場で、道の向こうには清潔なトイレもある。
 Kさんを待つ間に奉幣殿向かうに道を確認する。奉幣殿へは英彦山駐在所の道を進む。数組の人々が登山の
 準備をされている。近くに停められた和歌山ナンバーのご夫婦と挨拶を交わすと、九州の山を登って回っておら
 れる兵だった。

奉幣殿
  駐在所の道を進んで行くと、英彦山の参道へ出る。参道の道側には、坊と呼ばれる宿坊の跡がある。石段を登
 って行くと、奉幣殿に着く。奉幣殿は細川藩から寄進を受けたもので、国の重要文化財に指定されている。
  奉幣殿の石段を上がり、すぐの広場にあるコース図を確認して、右に曲がって山道に入って行く。

奉幣殿

鹿
  歩いてすぐの所から、嘉麻市や奉幣殿の展望が開ける。先を進むと、鹿が道を横切って山に上がって行った。
 おいおい鹿君、頭隠して尻隠さずだよ。

鬼杉1,8kmの標識
梵字岩の分岐
  虚空蔵への分岐を過ぎて行くと、梵字岩の分岐に着く。標識には鬼杉1,8kmとある。分岐からどんどん降って
 行くと、嘉麻市市有林の標識があり杉林がつづく。
  大きな岩の横を通り登って行くと、英彦山が霧に煙っているのが見える。再びピークを越えて・・・

玉屋神社
  降って行くと、玉屋神社に着く。般若岩に半分埋もれて建っている立派なお社だ。展望を楽しみ一服して行く。
  お社の奥には、清水が溜まっている。水が濁ってないので、クリントンさんが大統領になっただろう。
  団体さんが来られたので、ベンチを譲り神社を降りて行く。やがて谷筋に出て山道を登って行く。
  大きな奇岩を見ながら、急な坂を登って行くと尾根に上がる。
  今度はどんどん降って鞍部に着き、再び登り返て行く。岩の上に大木が根を張っている。

大木を振り返る

尾根に上がる
  急な坂を登り、尾根で一息付いていると、団体さんが追い着いて来られた。
  長い急坂をロープを握って降りて行く。団体さんも降りて来られる。更に行くと木の根子をつかみ降りて行く所も
 ある。倒木の下を潜ると・・・
  前方に英彦山の鬼杉が見えて来た。この森の巨人をしばらく見上げていたら首が痛くなってきた。

南岳1,2km・上宮1,5km
の標識がある
  団体さんに席を譲って、南岳・英彦山神宮(上宮)の標識に従い石段を登って行くと、すぐに大南神社との分岐に
 着く。ここは、直接南岳に向かう。岩場の急坂を登って行く。

材木石
  黄葉が綺麗な道だが、かなり急な岩場を一歩一歩登って行く。鬼杉から、25分で材木石に着く。安山岩の柱状
 節理でマグマが冷えた時に出来たらしい。
  登山道は紅葉が美しいが、あいにくガスで覆われて煙っている。
  鎖場が数か所現れる。鎖場を攀じ登ると南岳に着く。古い展望台もあるが、壊れて上がれない。
  南岳から中岳までは、目と鼻の先だ。中岳で休憩を取るために先を急ぐ。途中の尾根から霧に煙る上宮の
 シルエットが見える。上宮の扉を開けて参拝して行く。
  上宮の下の広場のベンチで昼食を取る。ここには、奉幣殿から直接登ると75分の距離だ。休憩所やトイレもあり、
 多くの人が寛いでおられる。山頂で記念写真を撮り・・・

北岳
  中岳から北岳へ向かう。一瞬ガスが取れて振り返ると上宮が見える。

北岳
  北岳で福岡から来られたご夫婦と談笑する。ご夫婦の後を降りて行く。山頂には高住神社までは0,9kmの標識
 がある。北岳の後ろを北に巻くように降りて行く。南に降りそうになるので注意が必要だ。

一本杉分岐
  急な坂を滑らなように時間をかけて降りて行く。大きな岩をロープで降り、途中から階段を使って降りると、分岐
 に着く。
  一本杉の分岐から紅葉の坂を降って行く。
  溶岩の壁と言う岸壁の横を通り、救世安民の石碑の横を降って行く。

望雲台分岐
  北岳のシオジ林の中を降り、望雲台分岐に着く。
  Kさんと、亀女に分岐で待ってもらい望雲台に向かう。
  望雲台からは、目の眩むような絶壁、目の前には鷹ノ巣山が見える。
  
北には行橋の町が見える
 

高住神社
  鎖場は降りの方が難しい。分岐まで戻り、奇岩の横を通り高住神社に降りて来る。

高住神社
  高住神社は、豊前・豊後の国の守り神である豊日別大神(とよひわけおおみかみ)を主祭神とし、牛馬の安全や
 五穀豊穣のご利益で知られている。また豊前坊天狗神としても有名なんだとか豊前豊後の総鎮守で牛の像が
 ある。
  高住神社からは、九州自然歩道を通って、青年の家・すすきの原・キャンプ場を通り別所駐車場へ戻って行く。
 英彦山は思っていた以上に大きな山で、また晴天の秋の日に登ってみたい。帰路ラジオからトランプ大統領誕生
 のニュースが流れていた。



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