平家ヶ岳 1066m 段小屋山 1043m のぶが浴山 1038m

岩国市錦町広瀬・島根県鹿足吉賀町


尾茂越先の林道から平家ケ岳望む


2015年10月28日(水) 天気 ☀ 単独


平家屋敷跡~19分~登山口~12分~平家ケ岳               合計時間     31分

平家ケ岳~10分~西の肩~87分~段小屋山~55分~のぶが浴山~65分~鞍部  合計時間 3時間37分

鞍部~33分~林道終点~26分~平家屋敷跡                合計時間     59分

総歩行時間 5時間7分


概念図


地図

平家屋敷跡

以前平家ヶ岳から段小屋山へ向かい間違って北尾根に入り、野宿した経験があります。それ以来必ず地図と磁石を持って山歩きをするようになりました。その年の年末に本来予定していた、平家屋敷跡から平家ケ岳、段小屋山、のぶが浴山を周回して戻りました。今日はその時のリベンジルートを再び歩きました。第一級の藪漕ぎをした達成感で大満足の登山になりました。


道しるべ


宮のもみじ(拡大可)

香椎神社

ロールオーバル
  
 熊毛からR434を通り木谷峡の看板で左折して、県道361に入る。吉川林産興業の事務所の前に、宮のもみじ
 があるが色付き始めたばかりだ。香椎神社にお参りして先を急ぐ。銀杏の実が車の上に、ぼたぼた落ちて臭い。
 香椎神社から鹿落ちの滝を過ぎると、鹿野方面(長野山)と分岐するが真っ直ぐ進む。
 

拡大可

拡大可

ロールオーバ
  途中2か所分岐があるが、直進する。道は概ね舗装されているが、悪路なので充分注意して運転したい。林道の終点近くに
 平家屋敷跡がある。一番最初に登った時はガイドブックに従い、香椎神社から平家屋敷跡まで歩いて随分長かった記憶が
 ある。平家屋敷跡付近は5~6台停めれるスペースがあるが、今日は一台も停まってない。少し戻り左手の林道を登って行く。
 山頂まで、1,5kmの標識がある。

尾茂越

ロールオーバー
 紅葉を見ながらゆっくりと登って行く。 平家ケ岳の登山口がある尾茂越に着いた。いきなり急な坂を登って行く。


平家ケ岳(拡大可)
  手前のピークから降り登り返す辺りから肩程の笹になる。笹の下は道があるので問題ない。登山口から10分強で
 平家ケ岳の山頂に着く。
  
山頂から北東の展望 / 大将陣山・羅漢山
 
 
山頂から南の展望 / 水の尾山への稜線
 
 
山頂から西南の展望 / 馬糞ケ岳・長野山の稜線
 

西の肩

西の肩はテープが目印
  平家ケ岳山頂からいよいよ突撃だ。アップダウンを繰り返して、10分で西の肩に着く。思った程笹が深くない。
 展望はない。更に進むと、北に島根の集落が見えて来た。
  段々笹が深くなり背丈程の笹を漕ぐ。アップダウンを繰り返して行くと、段木屋山が見えて来た。笹の道は降りは勢いで
 笹を突破するが、登りは笹が向かってくるようになり、文字通り笹を手で漕ぎ分けないと、足に絡まってこけてしまう。
 倒木等で踏み跡が分からなくなったら、尾根を外さずに笹を漕ぐ。笹の下には道がある。
 

段小屋山

段木屋山から北の稜線

段木屋山から南西の方向
  平家ケ岳から、1時間40分弱で段小屋山に着いた。以前と雰囲気がすっかり変わり。三角点も笹の中だ。
 以前あった分水嶺のプレートも見当たらない。以前赤テープを見て方向を確かめずに進んだ、北の稜線も藪化している。
 磁石を取り出し、南西(左折)に進路を変える。笹の道を降って行く。

ナラ・ブナの林

笹の稜線を降り登って行く
 この辺りも倒木が多く笹が絡まる。 しばらく行くと、ブナやナラの木が混ざった、印象深い所を通る。
 広い緩やかな道が続き、道を間違えやすい所だが、ここでも稜線を外さずに進んで行く。やがて緩やかに降り
 登り返して行く。

稜線へ上がる

のぶが浴山、熊の爪痕が目印

のぶが浴山から南の方向
  登り切った稜線から以前は平家ケ岳をはじめ歩いて来た尾根が見えたが、ここも藪で覆われ展望はない。食事を取る予定が
 外れた。ブナ林から20分でピークに上がる。目印は何もないが、地図とGPSでのぶが浴山と確信する。磁石を取り南に降る。
 中々展望の良い所はないが、エネルギー切れになり笹の薄い所で、ラジオを聞きながらおむすびを頬張る。

沼ケ岳

鞍部

目の前に沼ヶ岳
 ピークを繰り返して、前方に沼ヶ岳が見えたら鞍部は近い。 素晴らしい紅葉を眺めながら、ドンドン降って行くと、派手なテープが
 見えて来た。ここが林道へ降りる鞍部になる。鞍部を左に降りるが、笹に覆われて降りる道が見えない。すぐに植林に出る。
 

植林を降りる

崩壊地
  植林の斜面を薄い踏み跡を見つけて降りて行く。崩壊地を過ぎた辺りから道が消える。谷を挟んで、両方に植林
 の山がある。以前は道がはっきりしていて、難なく降りれたが今回は苦労した。

赤テープはここだけその先は谷

踏み跡
  谷を降りたくなるが、思い直して左の斜面をよじ登る。しばらく登って行くと、薄い踏み跡が見えて来た。踏み跡
 を進んで行くと、人工物があり林道に飛び出た。

林道出合

橋の分岐は右
  やれやれ一安心だ。橋が見えてきたら渡る。林道を紅葉を楽しみながら降りて行く。

この分岐は右

鹿落ちの滝
 木谷峡は、もみじが美しい。赤が山に映える。久しぶりに叫びたくなる。「紅葉に一人藪漕ぐあんぽんたん」
 林道終点から、25分強で平家屋敷跡に戻って来た。第一級の笹を漕いだが満足度120%だ。木谷峡は紅葉狩り
 の人が多い。



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