向半四郎山 1118m

島根県匹見



半四郎から望む

2011年8月13日 天気 晴れ 単独

R488広島島根県境〜76分〜広見林道〜5分〜半四郎登山口〜105分〜向半四郎山    合計 3時間06分
 向半四郎山〜78分〜半四郎登山口〜7分〜広見林道〜133分〜R488広島島根県境    合計 3時間38分


概念図

map

登山口


先週の深入山の帰りに匹見温泉やすらぎの湯に掛けてあった地図を見ていると、半四郎山、広見山が目を惹いた。以前から気にはなっていたが、島根の山は馴染みがないせいか、メジャーな山?しか登ってない。以前旧羅漢山から見た景色を思い出した。静かな山行きが出来そうな熊毛の住人好みの山だ。縦走や広見林道を使っての周遊もできそうだ。
・・・という訳で、吉和からR488で匹見に向う。吉和まで行くと、落石の為R488通行止めの電工掲示板が出ている。今日はブレキーをかけるママがいない「エ〜イ、いける所まで行ってみよう」と車を走らす。このR488は、車幅2m以上の車は通行禁止という珍しい曲がりくねった国道だが、紅葉がすばらしく、良く通っているので苦にならない。
通行止めは、広島と島根の県境でバリケードがあり、ここからは歩きとなる。匹見まで、17qの看板がある。と言う事は、広見林道まで7q〜8kmだろうと適当に見当をつけて歩き始めた。広葉樹で日陰の快適な下りが続きペースが上がる、広見林道まで、1時間15分で到着・・・。(このペースが早すぎたようだ。)まだ9時、この調子なら予定どうり周遊可能だと思ったが・・・。ということで、お盆休みの一日が始まった・・・!?


道程

7:45、広島と島根の県境でR488は交通止めここからは、広見林道を目指して歩いていく。

どこまで、行っても益田市匹見町匹見、当たり前か・・・。下り坂でオバーペースだ。 9:01、広見林道へ着いた。ここまで、約1時間15分、快調なペースだ。
折り返しのカーブの所に屋敷があったようだ。移転記念の石碑がある。裏を見ると、「幾人も産声あげし広見の地 も一度住みたい皆んなと共に」と刻んであった。

9:07、広見林道に向って出発。暑さで思ったより体力を消耗している。帰りの事を考えて向半四郎山、半四郎山往復に切り替える。 林道に入るとすぐに、右手に屋敷跡の石碑がある。広い土地だが、今はシダで蔽われている。
橋を渡ると、すぐに左手に立派な石垣が現れる。ここも。家があったのだろうか。 石垣を過ぎるとすぐに半四郎山の登山口が左手にある。標識が無造作に置いてあった。(マウスをおいてね。)

登山道に入っても、石垣が現れる。
真直ぐな道がず〜っと続いている。 沢を渡るが、水が枯れている。 登山口から20分も行くと、左に腰を掛けるのにちょうど良い岩があり、右手にもわりと大きい岩がある。ここで水分補給、すでにペットボトル2本分飲んでいる。ペースが上がらない。

登山口から約30分、左右の沢の音が大きくなり雑木が広がる。尾根を真直ぐ登って行く。 すぐに、また植林が真直ぐに続いている。 10:13、すでに登山口から約1時間かかっている。左のベンチ風の木で再び休憩を取る。かなり身体が熱くなって汗が止まらない。ここから、尾根に上がる最後の急登が始まる。

ベンチから右に一直線で尾根に上がっていく。 緩やかになり尾根に出た。笹があるが問題ない。途中マムシを見た。

尾根からは南の展望が開ける。東に十方山が見える。
向半四郎山が見えてきた。もうひと踏ん張りだ。それにしても暑い。

10:57、向半四郎山に着いた。草山からは、360度遮る物は何もない。
手作りの標識が置いてあった。
     
  
 東の展望 【クリックで拡大】

 
 南の展望 【クリックで拡大】
 
半四郎山までは、約20分、広見山までは、1時間の距離だ。東の稜線に、恐羅漢山・旧羅漢山・五里山が続き、その稜線の東に十方山が顔を出す。なお、半四郎山まで行こうと試みたが、向半四郎山から下りる道が藪化していて断念した。ペットボトル3本とジュース1本をすでに飲み干し、あとは、ジュース1本だけだ。半四郎山・広見山は次回の楽しみに取っておこう。山頂は赤とんぼが乱舞していた。山頂でゆっくりと時間を過ごし 11:43分下山した。

南に吉和冠山が顔を出す。 南西に大神ヶ岳・赤谷山その向こうに、安蔵寺山が大きい。 西北の山は分からないが、はるか遠くに高い山が見える。
北にも、登山意欲をそそられる山が見られる。

向半四郎山の高さから恐羅漢を写す。 匹見の町が見える。
また、国道は喋喋が乱舞している。 結局、熊さんとのアクシデントはあったものの、2時間余りかかって15:32、無事県境に到着した。
14:33、R488を半分登ってきた所でとの遭遇、初めての出合はあっけないものだった。熊が熊毛の住人に気づいて慌てて国道から引返し右下の谷に消えていった。とっさの事で怖いとも思わなかったが、それにしても、逃げていく後姿は筋肉の塊のように弾んでいて迫力があった。熊さんありがとう。それにしても、ここ国道だよね。



向半四郎山で出会った花



ハナガサギク

屋敷跡に群生していた
マウスをあてて


クサアジサイ
ノギラン

ギホウシの種

シラヤマギク キクバヤマボクチ
オミナエシ

フジバカマ ヤマジノホトトギス
ヤマハギ

リョウブ オオバノトンボソウ