安蔵寺山 1263m

島根県益田市・鹿足郡津和野町・鹿足郡吉賀町

盛太ヶ岳から雪を被った安蔵寺山



2013年8月21日(水) 天気 晴れ 夫婦+Kさん(いつもと違うKさん)



トンネル〜11分〜ナラ太郎〜33分〜北峰〜41分〜中峰〜18分〜安蔵寺山〜5分〜展望所    合計時間 1時間48分


展望所〜7分〜香仙原分岐〜27分〜展望大岩〜26分〜小石谷分〜29分〜小石谷口        合計時間 1時間29分


合計歩行時間 3時間17分



概念図



地図

地図リンク



安蔵寺山にKさんと登ってきました。Kさんと登るのは、初めてなので、安蔵寺山最短コースのトンネルから登り、小石谷口に下りてみました。今日は風がなく安蔵寺山の稜線もいつものように涼しい山歩きとはいきませんでしたが、夏の山野草を見つけながらブラブラと登って行きました。展望所からの景色は一段と良くて、長野山まで見えました。お目当ての花にも遇えて何とも楽しい山歩きになりました。



道程

R187を北上して六日市、七日市を過ぎると、木部谷温泉松乃湯の看板がある。そこを右に入る。
滑峠に、安蔵寺山登山口、杣の里よこみちの矢印があるが、ここは右へ進む、滑峠口(香仙原登
山口)を過ぎ、小石谷口付近に1台駐車する。更に、林道を進むと安蔵寺トンネルに着く。道路左
の駐車スペースから、十種ヶ峰・青野山が見える。道路右側に、安蔵寺山2,9kmの標識がある
ので、そこを登っていく。5分も登ると、奥谷登山口から安蔵寺山へ続く、広い登山道に出る。


登山道を下ると、島根県で最大のミズナラの木《なら太郎》が出迎えてくれる。害虫から護るために、
シートで皮膜して予防している。


《なら太郎》から緩やかな坂を登っていく、起伏の少ない森の散策道だ。ブナの倒木も多く、これが
栄養になり森が再生する。大きなサルノコシカケが切り株の上に置いてある。漢方の店に持ち込ん
だら、幾らになるのだろうと、良からぬ事を考える。


Kさんは、山野草に興味があるのか、キョロキョロしながら、ミヤマウズラを見つけてくれた。ヤマジノ
ホトトギス、キンミズヒキ が多い。ハマクサギタマゴダケが生えていた。


緩やかな登りを歩いていくとピークに着いた。安蔵寺山まで1,8kmの所だ。一息入れて下って行く。
ムシカリの赤い実が秋が近いことを感じさせる。


鞍部に着く。芦谷合流点の標識がある。笹で蔽われ道らしきものはない。ゆっくり登り返して安蔵寺
山のブナの大木が現れたら、中峰は近い。


中峰からは、0,5kmの距離だ。安蔵寺山を見ながら下って行くと、寺屋敷跡に着く。
広い自然林が広がる道を登りかえすと、あつけなく山頂に着く。


見慣れた山頂だが、空が高くなったのか遠くまで良く見える。
左から、鬼ヶ城山・容谷山・羅漢山・小五郎山・大将陣が広がる。【クリックで山名】

山頂直下の観音さまに
手を合わせて、展望所
に向う。
展望所から東方面

展望所から西方面
展望所からは、広島、山口、島根の山々が一望出来る。今日は、はるか長野山まで見える。
東から西に山々を眺める。【クリックで山名】
いつまで眺めても飽きず、浮世の憂さを忘れさせてくれる。陽射しは暑いが、風が心地良い。赤蜻蛉や蝶が飛んでいる。

安蔵寺山は、県境を接しない山では、島根県で、もっとも高い山だ。まさに島根の宝だと、熊毛の住人は思う。




展望所から再度山頂に戻り記念写真を撮る。帰路は予定どおり香仙原に向う。道は笹が刈られて
いてありがたい。ピークの向こうに、赤土山・香仙原が見える。


ピークを過ぎて転げるような坂を下りて行くと、大岩が現れる。ロープがついて岩の上に登れる。
大岩からは、赤土山や、林道が見える。


振り返ると、ピークの後に安蔵寺山が大きな山容を現す。しばらく急坂を降り、九十九折れを降りる
と、小石谷分に着く。以前、滑峠から香仙原、赤土山、安蔵寺山と縦走して、帰路、小石谷分から
小石谷口に降り、滑峠まで2時間以上も林道を歩いたことが、懐かしく思い出される。
小石谷分からの道は良く踏まれていて迷うことはないが、ピンクテープに惑わされないようにしたい。
30分弱で、小石谷口に降りる。安蔵寺山は、夏はそんなに登った事はないが、山野草も結構咲いて
いる。今回Kさんが、見つけてくれたナツエビネに感謝だ。


出逢った花


シシウド ミヤマウズラ ヤマジノホトトギス
ハマクサギタマゴタケ
ツルリンドウ
ムシカリ
ツルニンジン ツルニンジン ユキザサ
アキチョウジ リョウブ ブナ
ヒヨドリバナ イタドリ ススキ
タマゴダケ 空蝉 ナツエビネ