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防府方面からだと、山陽自動車山口南ICを過ぎ、すぐの大村交差点を右に曲がる。県道194号線と合流して進
むと、山陽自動車道と新幹線の高架の下を潜った先に両足寺の標識がある。そこを入り、突き当りを防火水槽の
ある右に曲がり、適当なスペースに邪魔にならないように駐車する。鎧ヶ峠に向けて進むと、バタバタと鳥の
飛び立つ音がしたので見ると、溜池がある。更に進むと、トタン屋根がある。
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ここから、少し急になって行く。標識があるので見ると、大村益次郎の道とある。大村交差点と言い、鋳銭司は
益次郎の誕生の地だ。確か以前、大河ドラマの花神で中村梅之助が益次郎を演じていた。医者にして、近代
洋式の兵学者、明治維新の立役者の一人だ。この峠を越えて山口の藩庁に通ったのだろうか。思いは尽きな
い。初めの分岐は下の道を行く。 |
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次は上の道を登って行く。案内板が出ているので迷う事はない。枯れた沢を渡り、植林をジグザグに登って行く
と、標高286mの鎧ヶ峠に着く。石仏に手を併せて一服する。
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ウエアーの調節をして、黒河内山に向かう。最初のピークを攀じ登ると・・・
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へんてこな境界杭がある。更に進むと、2山越えた鞍部に小出への分岐がある。
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展望所 / 右遠方に火の山連山 |
「1山2山3山越え~よいよい」と炭坑節を口ずさむ。振り返ると、越えて来た2つのピークが見える。3つ目の
坂を登ると、南の展望が開ける所に着く。火の山連山が霞む。火の山と亀山が双耳峰のように見える。 |
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展望所から、10分弱で、黒河内山に着く。ここからの展望は前の山と、木が邪魔をして展望所ほど良くない。
山頂にも北の河内神社に降りる道がある。黒河内山を後にして、天狗岩山へと向かう。ほとんど平坦な稜線
を15分弱で・・・ |
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天狗岩山の黄色の標識に着く。単なる通過点のようだ。魚切山に向かい先を急ぐ。北西にドンドン降りて行く。
鞍部に着いて、90度向きを変えて、南西に登って行く。 |
魚切山 |
天狗岩山と黒河内山 |
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降りが長かったので登りも覚悟していたが、それ程急な坂ではない。前方のピークの後ろに魚切山が見えて
来た。鞍部から15分で魚切山到着。 |
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魚切山から東の展望 / 登って来た稜線が見える。
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南の展望 / 火の山連山が富士山のように重なる。
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北の展望 / 山口市街地が一望できる。
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魚切山で、みかんと、わかめ結びを食べながら、これからの道程を考える。ここで引き返すか、狐ヶ峰まで行って
山口方面に降りて周遊するか、馬頭観音や一里塚のある四辻方面に降りるか。迷ったあげく、一番車道歩きの
長いルートを選ぶ。
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魚切山を堪能して、陶峠に急な坂を降って行く、途中動物愛護センターが見えて来た。 陶峠(206m)に降り・・・
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すぐに、反対側の急斜面に取りつく。魚切山に向かう一番の難所だ。急登は疲れた足腰に容赦ない。ひと登り
すると、南の展望が開ける。それぞれの頂きから見る火の山連山が、形を変えて面白い。 |
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狐ヶ峰の裾野から山口市 |
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馬頭観音分岐を過ぎて行くと、狐ヶ峰が見えてくる。平坦な稜線を歩き狐ヶ峰に着いた。 |
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魚切山の後ろに黒河内山の稜線 |
山頂からは、 山口市街の景色が広る。東に目をやると、歩いてきた、黒河内山の稜線や、魚切山が見える。
ここから見ると、黒河内山から天狗岩山へかけての尾根と魚切山の尾根が違うことが良く分かる。
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狐ヶ峰から馬頭観音分岐まで引き返して、シダの道を降ってい行く。分岐から5分で馬頭観音に出合う。
三面観音で頭の馬が良く見えない。正面の観音様のお顔は、微笑んでいるように見える。
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馬頭観音を後にして、ガレの谷筋を浮石に注意しながら降って行く。この距離が長く感じられるが、25分弱で
山口県動物愛護センターの裏手に降りて来る。降りた所に馬頭観音と一里塚の説明板がある。 |
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説明板を読むと、この150年位前から人々の生活が、著しく変わった事を改めて感じる。動物愛護センターを後
にして、長い車道歩きが始まる。2号線まで出たくないので、出来るだけ方向重視で、あぜ道などを歩いて行く。
登って来た山を眺めながら、「あの山の間だからまだ大分東よね。」と言うと、亀女は意外と楽しそうだ。 |
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何とか迷わず、両足寺まで戻って来た。防火水槽を右に曲がると、長い舗装道歩きが終わりに近づく。黒河内山
・魚切山は色々なルートがあり、メンバーやその日の体調に合わせて、バリエーションを変えて登ることが出来る。
車2台だとバリエーションも増える。周辺の見所も多い。帰路、両足寺の五色八重散椿を見て来た。これからもう
少し楽しめるだろう。
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境内 |
山門 |