大野権現山 700m

広島県廿日市市大野



ベニマンサク湖より望む


2011年10月11日 天気 曇り 夫婦+Kさん



大野自然観察の森P〜35分〜権現山登山口〜29分〜おむすび岩分岐〜27分〜山頂           合計時間 1時間31分


山頂〜26分〜おむすび岩分岐〜30分〜おむすび岩                                  合計時間      56分


おむすび岩〜19分〜佐伯町への峠〜28分〜ベニマンサク湖〜17分〜大野自然観察の森P        合計時間 1時間 4分

周遊合計時間   3時間31分



概念図

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地図リンク


大野権現山からおむすび岩へと周遊しました。ベニマンサクの紅葉は少し早かったようです。おむすび岩の上に乗って子供に戻ってはしゃぎました。今日は予想に反して午後から晴れず、展望はあまり望めませんでしたが、それなりにゆっくりとした時が過ごせて充実した一日でした。おむすび岩からの下りが急なので、烏帽子山へ向い鞍部の佐伯町への峠からベニマンサク湖への向いました。



道程



9:25、大野自然観察の森へ着きました。ここにくる途中多くの車が駐車していました。あれが噂の松茸狩りでしょうか??? 今日は、観察の森は休館のようです。ゲートの前のスペースに駐車して歩き出します。中に入るとすぐに駐車場とトイレもあります。


観察センターはいつもなら、自由に見学出来ますが今日は閉まっています。センターから7分で、最初の分岐に着きます。帰りは、ここに降りてくる予定です。5分も歩くと次の分岐です。おむすび岩をそのまま降りてくると、ここに出ます。【写真右】標識クリック


おむすび岩からの降りが階段で急なので、今回は烏帽子山へ向う尾根を降って鞍部の峠からのルートを採るつもりです。10:00、大野権現山登山口に着きました。東屋と後の3本のメタセコイヤが目印です。メタセコイヤはまだ紅葉していません。【写真右】標識クリック


大野権現山登山口の標識に従って舗装道を北に入って行きます。途中、紅葉の道など脇道がありますが、ブラブラ寄り道をして行きます。10分も歩くと、山頂まで50分の標識があります。


よく手入れされた気持ち良い登山道を歩いて行きます。植林も枝打ちされて、明るい林で雑木も混合して育っています。登山口から約30分でおむすび岩との分岐に出ました。という事は、あと30分位かなと見当をつけます。


分岐からの取り付きが少し急な登りですが、すぐに平らな道になり降って行きます。10分も歩くと、ジグザグな登り道になり、大岩の正面に出ます。そこを左折して登って行きます。


少しの間、急登が続きますが大きな岩が現れたら山頂までもうすぐです。おむすび岩分岐から約30分弱で権現山に着きました。すでにKさんは正面の岩に登り展望を楽しんでいます。権現様の社は相変わらず傾いています。



北に、大峯山と佐伯の町が見えます。


北東に野貝原山が霞んでいます。
北西にある山は名前がわかりません。

東にある大岩の上からこれから向うおむすび岩方面を望みます。いつもこの大岩で休憩して行きますが、今日は瀬戸内海が霞んでよく見えません。大岩を降りて赤テープに沿いに進みます。稜線を強引に降りて行きます。すぐに、避難所ような岩の穴があります。道らしき分岐を右に降りて登山道に出ました。真直ぐ行くともう少し稜線歩きが楽しめます。


山頂を11:10分に出発して11:36分に再びおむすび岩分岐まで帰って来ました。おむすび岩まであと1kmです。くまさんも応援してくれています。5分も歩くと佐伯町へ降る道があります。おむすび岩に向かい歩いていくと、まだ首に黄色いマフラーをした蝮のおちびちゃんがちょろちょろしていました。反対の方向を向いて一生懸命威嚇しています。元気で大きくなれよとエールを送って進みます。


木製の階段を登っていくと、地籍図○三角点があります。先ほどの、佐伯町分岐から10分ほどの所です。【マウス】歩いて行くと、すぐにおむすび岩0,4kmの道標に着きます。そこから、アツプダウンを繰り返して、12:03分烏帽子岩・船倉山分岐に着きました。ここを右に進めばおむすび岩は目と鼻の先です。おむすび岩12:06分到着です。権現山分岐から30分でした。

 
おむすび岩からの展望
 

おむすび岩(658m)からの烏帽子岩・船倉山方面の展望です。

ベニマンサク湖の向こうに瀬戸内海、経小屋山が見えます。 西に今歩いて来た大野権現山が見えます。

おむすび岩、動くかしら・・・!? ママ挑戦

ウ〜ン びくともしない。 良い眺め・・・ Kさんも調子こいて、「エ〜イ だんじりの大工方ダ〜イ」

さんざん、おむすび岩に遊んでもらい、13:00におむすび岩を出発です。おむすび岩の横から降りるのが通常ですが、階段が続く急坂なのでこの道は断念します。今回は烏帽子岩・船倉山への稜線を降るため、烏帽子岩・船倉山分岐まで引き返します。分岐を降っていくと、一ヶ所烏帽子岩・船倉山の展望が開ける所があります。


さほど急でない稜線を降って行きます。少し荒れていますが問題ありません。13:19分、おむすび岩から約20分で佐伯町への峠へ着きました。あとは、平坦な道を散策して歩きます。


いつの間にか、散策道の横に渓流が流れ、ひんやりした風が心地よい中を進んで行きます。いくつかの分岐がありますが、大きい道をまっすぐ行きます。しばらく行くとベニマンサク広場に着きました。トイレも完備しています。ベニマンサクを楽しんで少し休憩して行きます。ベニマンサク湖まではもうすぐです。13:47分、朝通った最初の分岐に着きました。峠から約30分です。正面がベニマンサク湖です。自然観察の森の道を帰り14:04駐車場に無事着きました。おむすび岩から約1時間かかりましたが、このコースを降りる方がお薦めです。松茸狩り!?の車も少なくなっていました。



大野権現山で出合った花

フサフジウツギ(房藤空木) シラヤマギク(白山菊) ヨメナ(嫁菜)
ベニマンサク(紅満作) ベニマンサク(紅満作)の実 ベニマンサク(紅満作)の蕾
ハナゾノツクバネウツギ
(花園衝羽根空木)
シロヨメナ(白嫁菜) コウヤボウキ(高野箒)
シロヨメナ(白嫁菜) リュウノウギク(竜脳菊) アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
ツルリンドウ(蔓竜胆)の実 ミヤマママコナ(深山飯子菜) ハギ(萩)
シロモジ(白文字)の実 ミヤマシキミ(深山樒)の群生 ツルシキミ(蔓樒)の実
サンショウ(山椒)の実 ノイバラ(野茨)の実 ウメモドキ(梅擬)の実
ベニマンサク(紅満作) キクバヤマボクチ(菊葉山火口) アオツジラフジ(青葛藤)



ベニマンサクについて 【ベニマンサク広場掲示板より】
広場の周りにハート型の丸い葉っぱをつけた低い木が見えますね。これが、ベニマンサクです。マンサクの仲間ですが、秋に大変美しく紅葉し、紅色の小さな花をつけます。(マンサクは、春に黄色い花をつけます。)
ベニマンサクはここにたくさんあるようにみえますが、大野町以外では、中部地方、近畿・四国の一部だけでしか見ることの出来ない貴重な植物です。
当地域では、昭和7年に発見されて、昭和12年5月にベニマンサク群生地として広島県の天然記念物に指定されました。