大江高山 808m
島根県大田市
2015年4月18日(土) 天気 ☀ 夫婦
山田バス停~18分~飯谷バス停~32分~山辺八代姫命神社~32分~大砲岩分岐~47分~主尾根~7分~山頂
合計時間 2時間16分
山頂~38分~779ピーク~33分~6合目登山口~34分~山田コース登山口~12分~山田バス停
合計時間 1時間57分
総歩行時間 4時間13分
概念図
ミスミソウ、イズモコバイモ、ギフチョウなどを見に大江高山に登って来ました。登りに飯谷コースを、降りに山田コースで周遊しましたが、周遊するならこのルートが正解のように思います。ピストンなら山田コースがお勧めです。残念ながら、ミスミソウは終わっていましたが、春の花を愛で、楽しい山歩きが出来ました。
道しるべ
地鶏 天領軍鶏 |
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熊毛の自宅を朝5:40分に出て、途中安佐SAと道の駅川本で休憩して、8:20分に大江高山の山田バス停向かいの駐車 場に着く。(山陽自動車道熊毛IC~浜田自動車道大朝IC~R261~県道32~県道46) これから登る大江高山が姿をみせる。飯谷コースから登るので、県道46号線を東に進む。途中軍鶏の放し飼いに、亀女の 足が止まる。 |
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ヤマブキ |
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県道沿いにも春の花が咲き誇る。20分弱で、飯谷のバス停がある登山道入口に着く。案内板を確認して、大江高山に向 かう。 |
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イチリンソウ |
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農道を歩いて行くと、大江高山と779のピークの稜線が見えて来る。更に進むと、大江高山の稜線が近づく。あの右側の くの字の尾根を登って行くのか・・・ |
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ヒトリシヅカ |
イチリンソウ |
イカリソウ |
山辺八代姫命神社の境内に続く道は、イチリンソウやイカリソウの群生があちらこちらに見られる。イズモコバイモや、ミスミ ソウが咲いているのではないかと、亀女と道の両端を分担して歩いて行く。遅々として進まない。 |
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イズモコバイモ |
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山辺八代姫命神社には駐車場があるが、ここまでぶらぶら歩いて来た方が楽しい。神社にお参りして、周辺を探すと、初め て見るイズモコバイモに御対面、感激・・・だが境内では、一輪しか会えなかった。 |
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境内左奥の登山口から取り付く。しばらく良く手入れされた植林帯を登る。暑くなったので、石碑の所でヤッケを脱ぎ、急登 に備える。 |
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窪みを渡り、ロープを掴み、尾根に取りつく。ここから、物凄い急坂が待っていた。事前に分かっていたが・・・ |
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掴まる所がないので、ダブルストックを突き立て登って行く。下は乾いていたが濡れていたら登れないだろう。片ストックの 熊毛の住人は、滑りながら亀女の後をついて行く。30分強で大砲岩の分岐に着く。亀女を残して、大砲岩を見に行く。 大きな岩の塊があり、どれが大砲岩か分からないが、行き止まりのロープがしてあったので、見当を付けて写真に納める。 |
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大砲岩分岐からの景色 |
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分岐まで戻り、一息入れて登り出す。ここから先は、岩の急登が続く。手で岩を掴めるだけ楽かもしれないが、急登に代わ りない。自然の力は凄い、木の根っ子が急坂に沿って根付いている。根っ子を手掛かりに登って行く。傾斜が少し緩むが、 また、急になる・・・ |
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流石の亀女も閉口気味だ。傾斜が緩やかになって主尾根に辿り着いた。東(右)へ降りると伊勢階へ降る。 |
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山頂 |
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主尾根から山頂は近い。スミレが出迎えてくれる。あまりの急坂にイズモコバイモや、ミスミソウの事はすっかり忘れていた。 緩やかな尾根を、再びきょろきょろしながら登って行くと、大江高山の山頂に着く。 |
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山頂は広く北、東、南の展望が開ける。 |
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北は、大江高山火山群の先に日本海が広がる |
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右に目をやると、温泉津の町が見渡せる。石見銀山から採掘された銀が銀山街道を経て船積みされた港だ。 |
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東に三瓶山 |
南に中国山地の山々が重なる |
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あいにくの黄砂で、三瓶山が霞んでいる。目を凝らして三瓶の方向を眺める。いつまで見ていても見飽きない景色だ。 | ||
ミヤマカタバミ |
スミレ |
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至福の一時を過ごして山頂を後にし、降って行くと山田コースから登って来た数組の登山客に出合う。皆さんお目当ての 花を探して、きょろきょろされている。「ミスミソウありました?」と何人かに聞かれる。一眼レフを持ったおじさんが、「ミスミ ソウは、もう終わっている。」と、終了宣言をして登って行かれた。それでも諦め切れないのか、亀女の歩みは遅い。 |
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ギフチョウ |
亀女の後ろに大江高山 |
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尾根は、明るく緩やかで快適な道が続く。ギフチョウが乱舞するが、中々静止してくれない。時間をかけてやっと一枚撮れた。 亀女は益々足取りが遅くなり、遅れがちだ。時々声をかけるが、ミスミソウではなく、カタバミかスミレだ。 |
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こばちゃん |
とっておきの一枚 |
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再び呼び戻され、行ってみると、イズモコバイモが群生している。先程通ったのに、「目はイボだったのか?」全く気が付か なかった。そう言えば亀女は「こばちゃん」と言いながら歩いていた。「こばちゃん」のとっておきが撮れて本当に良かった。 779ピークらしき所を過ぎて行く・・・ |
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ミヤマシキミ |
エンレイソウ |
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脇役達も、咲き誇る。花に夢中で気が付くと、景色の良い展望所に着いた。展望所で記念写真を撮り、いっぷく入れて景色 を楽しむ。 |
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ここからは、大江高山火山群が近くに見える。海岸線が美しい。 |
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一番後ろの鉄塔のある山が馬路高山だろうか。 |
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6合目 |
6合目からの景色 |
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展望所から南に降ると、どこまでも続くような九十九折れが始まる。 | ||
スミレ |
ヤマザクラと新緑 |
フデリンドウ |
40ちかくある九十九折れも、花を見ながら降るのは楽しい。これから登られる人にも何組か出会う。植林帯近くになると、 たくさんのフデリンドウの花が出迎えてくれる。 |
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最後まで、春の花を満喫した亀女の足取りは軽い。登山口に向かう下りで大江高山が見送ってくれた。来年こそは、ミスミ ソウに会いたいものだ。帰路、温泉津温泉の薬師湯で汗を流した。 |