三俣山 1745m

大分県竹田市/玖珠郡九重町


2005年6月8日
平治岳山頂から三俣山撮影


2011年6月8日 天気 雨のち曇り時々晴 長男夫婦・亀女

長者原九重登山口〜99分〜スガモリ越〜38分〜西峰〜29分〜三俣山                      合計時間 2時間46分

三俣山〜16分〜南峰〜30分〜小鍋・雨ヶ池分岐〜57分〜雨ガ池〜66分〜長者原九重登山口        合計時間 2時間49分

周遊時間 5時間35分


概念図

map

長者原登山口


小鍋・雨ヶ池分岐と、雨ヶ池への登山道入り口に設置されている
「植生保護及び事故防止のため」通行をご遠慮くださいの看板です。

※但し小鍋・雨ヶ池分岐まで「通行ご遠慮・・・」の看板はなく、
帰路の時間もあり熟慮の上通行しました。ご迷惑をかけました。

※  他にも@星生新道、A三俣北峰〜雨ヶ池、B指山〜三俣北峰、C稲星分岐〜鳴子山の
4箇所の登山道が、通行禁止だそうです。長者原ビジネスセンターのHPを参照してください。 


三俣山は長者原から入ると九重連山の入口にあり大きくて存在感のある山です。平治岳からみる三俣山は三つの峰が何とも言い表せない絶妙なバランスをみせる形良い草原の山で、駆け上れそうに見えるから不思議です。また、花の山と聞いていたので、ミヤマキリシマの開花の時期を狙って登ってきました。
今回は、ママと寂地山以来すっかり山好きになった長男夫婦の4人旅です。ミヤマキリシマは、三俣山の山腹で5分咲き、山頂で2分から3分咲でした。同時にイワカガミやマイズルソウの群生をはじめ、多くの花々に会えて至福の一時を過ごしました。山野草の多さでは、熊毛の住人の中には、心に残る名山でした。



道のり

ヘルスセンターとGSの間から入った所が長者原九重登山口です。6:50、早めに出発しました。

登山口の看板で再確認します。クリツクで拡大します。 左へ向う自然研究路を過ぎ進んで行きます。
指山自然観察路入口を進ん出行くと、ゲートがあり、更に行くと、右手に大きな砂防堤が見えてきます。

7:24、車道から左の山道に取り付いて行きます。 坂を登っていくと、坊原といわれる、草原にでます。イワカガミの群生に出合、あまりの多さに唖然としました。ミヤマキリシマも咲いています。
7:54、再び車道に出ます。右手の岩肌が今にも崩れそうで、自然と足が早まります。「ここ300m区間休憩禁止」の案内板がありますが、ここで休憩する人は、いないと思いますが・・・。道ばたに、ミヤマアオダモの花を見つけ座り込んで写真を撮ってしまいました。この忠告板は、熊毛の住人のことでした・・・。

右は崩れそうな山、「左を歩いて」と声をかけます。 8:06、途中の黄色ペンキにしたがい、涸谷に降りて行きます。
岩で埋まった谷を横切って、岩の道を登ぼって行きます。

しつこいぐらいペンキがあるのは、もう少し霧が深くなっても迷わないためでしよう。 8:29、スガモリ越に着きました。
スガモリ小屋跡です。以前は、休憩する人で賑わっていたようです。

ママは、登山の無事を願って鐘を鳴らして行きます。マウスをアテテ 一瞬霧が晴れて明るくなりました。若い二人はどんどん登って行きます。
笹の急斜面を登って行きます。 この辺りは、イワカガミとマイズルソウが群生しています。ママが待ってくれています。 二人に、かなり遅れたようなので、塔らしきものに向って一番の急斜面を登り時間を稼いでいきます。マウスをアテテ

塔を目安に登りきると、緩やかな道になり西峰が見えて来ます。 9:07、三俣山西峰1678mに着きました。広い山頂で何処に向っていったら良いか、磁石で確認します。記念写真

雲の切れ目から、三俣山が見えます。
しばらく待つたのですが、霧が晴れそうにないので、9:23三俣山に向かって進んで行きます。

緩やかな山道を登り返して行きます。 雲が流れて、久住山が見えてきました。周囲の景色が拝めたのは、この瞬間だけでした。
三俣山と四峰の分岐の黄色の杭です。四峰はパスして、三俣山に向かいました。マウスをアテテ

9:52、三俣山に着きました。ここで、早い昼食を取り、エネルギー補給です。 山頂から、大鍋を見下ろします。左の峰は、北峰です。今日は、7:00のタイムリミットがあるので、お鉢巡りはおあずけです。
三俣山から、南峰が見えます。三俣山は余計な標識は何もないので、登山者は、地図を確かめながら進んで行きます。

10:28、三俣山を後にして、南峰に向います。下に、四峰から南峰に向う登山者が見えます。 南峰を登り返していくと、雨ヶ池の案内板が申し訳なさそうに置いてありました。いったん直進して南峰へ向いました。
10:44、南峰到着です。三俣山から約15分の道程です。記念写真を撮りすぐに、下山しました。天気が良ければ、平治岳がみえるはずです。

再び、雨ヶ池への分岐にから雨ヶ池へ降りて行きます。 雨ヶ池方面が見えてきました。
ベニドウダン、石楠花の群生に足が止まりなかなか前に進めません。

道が2分しますが、左の道を行きます。直進はどこに向うのでしょうか? 花の群生の中を降りて行きます。
小鍋が見えてきました。 11:18分、お鉢巡り、雨ヶ池分岐に着き愕然としました。雨ヶ池への通行禁止の看板です。「ここまで来てそれはないよね。」もう少し早く分かっていれば・・・。7:00のタイムリミットを考えて、熟慮の末、雨ヶ池へ向いました。

転げるような坂の連続で、イヤ実際に何度も転げて降りていきました。後ろめたさを感じながら・・・・。登山道の上に苔の群生が広がります。
やっと、緩やかな傾斜になってきたと思ったら今度は、ぬかるみ道です。


半分水溜りの道?を歩いて行きます。 雨ヶ池に着きました。ここから、道が幾つも分かれ登山道へなかなか着けません。二手に分かれて登山道を探します。
12:38、携帯で連絡を取り合い。無事登山道にたどり着きました。ヤレヤレ あの辺りで迷ったのかな・・・反省会です。迷った時間も入れて、お鉢巡り、雨ヶ池分岐から1時間20分かかりました。急がば回れですよね。

長者原が見下ろせる休憩所を通過して行きます。
休憩所から長者原が見えます。 以前は無かった木道です。快適に降りて行きます。

緑のシャワーの中を降って行きます。
すっかり、雨が上がりました。

長者原へ帰って来ました。 ヘルスセンターが見えてきました。
振返っても、三俣山は雲の中です。 13:44、長者原駐車場へ着きました。二人は、すっかりヤマヤになっていました。 ヤマヤの先輩はワンチャンが大好きです。銅像でもなんでも犬、猫を見ると寄って行きます。九重は最高でした。


三俣山で出合った花

ナツツバキ
指山自然観察路入口手前の車道

コケモモの群生
坊原
イワカガミの群生
坊原
ミヤマオダマキ
危険区域の車道沿い

ミヤマオダマキ
黄色ちゃん
スガモリ小屋跡
ミヤマキリシマ
三俣山南山腹

マイズルソウ
西峰東端
イワカガミ&マイズルソウの競演
三俣山への登り斜面
スノキ
三俣山への登り斜面

ミヤマキリシマ
三俣山山頂
ベニサラサドウダンの群生
南峰・雨ヶ池分岐からすぐ
モミジイチゴ
南峰・雨ヶ池分岐からすぐ

サラサドウダンの群生
南峰・雨ヶ池分岐と小鍋・雨ヶ池分岐の間
シャクナゲ
南峰・雨ヶ池分岐と小鍋・雨ヶ池分岐の間
ヨウラクツツジ
南峰・雨ヶ池分岐と小鍋・雨ヶ池分岐の間

シロサラサドウダン
南峰・雨ヶ池分岐と小鍋・雨ヶ池分岐の間
ミヤマキリシマ
南峰・雨ヶ池分岐と小鍋・雨ヶ池分岐の間
サワフタギ
雨ヶ池付近

ハルリンドウの群生
雨ヶ池付近
シロツクシドウダン
九州自然歩道、展望休憩地付近
アキグミ
九州自然歩道、展望休憩地付近

ガマズミ
九州自然歩道
ツクバネウツギ
九州自然歩道