小五郎山 1162m
岩国市錦町
安蔵寺山から望む
2011年9月6日 天気 晴れ 夫婦+Kさん
向峠コース(登り)~金山谷鉱山コース(下り)
向峠にこにこ市P~37分~林道終点~66分~鞍部~61分~山頂 合計時間 2時間44分
山頂~14分~坑道~40分~展望台~33分~オンドル~14分~金山谷鉱山ルートP 合計時間 1時間41分
縦走合計時間 4時間25分
概念図
小五郎山は向峠コースから初めて登った時一人旅で暑い時季でした。前衛峰の登りが長く、やっと着いたと思ったら偽ピークで、樹木越しに小五郎山が見えました。その時のショックが大きくて座り込んだのを覚えています。熊毛の住人にとっては、小五郎山は標高以上に手強いイメージがあります。それ以来、人を連れて行く時は、偽ピークを越えることを事前に言っています。
それは別として、前衛峰や、山頂からの展望はすばらしく、安蔵寺山、冠山、羅漢山、容谷山、鬼ヶ城山、大将陣山、大峯山、十種ヶ峰、青野山etc見ていて飽きません。それにしても、あしあとを見ると、向峠からは今回も含め3回とも9月の暑い時季に登っています。どうりで手強いはずです、3回とも9月なんて不思議ですね。
道しるべ
9:25分、向峠にこにこ市に駐車して出発します。手前はバスが停まるので出来るだけ奥に駐車します。小五郎山登山口入口、登山口まで徒歩30分の標識があります。「地元のおばあさんが小五郎へ行くんかいの?私は、とうとう一回も登らんかった」と声をかけて来ました。 |
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イノシシゲートを入り、林道横の登山届箱を通り過ぎていくと、長州征伐の名残の「四境の役の向峠集落民隠れ屋敷跡」の案内板があります。(クリック) 10:02分、林道と別れ、いよいよ登山道に向います。山頂まで1時間50分と書いてあります。 |
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雑木と植林の緩やかな登山道をダラダラと登っていきます。休憩を取りながら、水分を補給しながら、ゆっくりペースで登っていきます。 11:08分、鞍部到着です。登山道から鞍部までおよそ1時間かかりました。Kさんは、先に着いて小休止です。これから長い登りが続きます。 |
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11:43分、前衛峰に着きました。このピークからの眺めが良くて、今までの疲れが吹っ飛びます。羅漢山が東南に見えます。(写真中) 長いピークを歩いていくと、進行方向(北東)に冠山・寂地山の稜線が見えてきました。(写真右) |
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東に目を向けると鬼ヶ城山、その左に大峯山がくっきりと見えます。今日はかなり展望が期待できそうです。最後の力を振り絞り小五郎山を登り返して行きます。山頂手前に笹原の登りがあり、そこからは、南の景色が良く見えます。 |
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笹の登りから見た羅漢山と前衛峰です。(写真左) 南に目を向けると大将陣が見えます。(写真中) 12:09分、小五郎山山頂に到着しました。鞍部から1時間の道程でした。お疲れさまでした。 |
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山頂からの展望です。安蔵寺山が近く、こちらから見ると双耳峰のように見えます。(写真左) その西南に目を向けると、安蔵山から香仙原に続く稜線がくっきりと見えます(写真中) 北北東に冠山がその特徴ある雄姿を見せています。(写真右) |
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北東に容谷山がかなり低く見えます。(写真左) Kさんに容谷山まで縦走しようか?ともちかけてみると、「僕、はぶてますよ!!」との答えが返ってきました。又の機会に取っておきますか。東に鬼ヶ城と遠くに大峯山が見えます。(写真中) 南東に独立峰の羅漢山の雨量観測所、その向こうに瀬戸内海が見えています。(写真右) 今日は最高の展望の日でした。青野山や十種ヶ峰までくつきりと見えました。 |
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山頂で至福の一時を過ごして、13:04分金山谷鉱山ルートを下りて行きます。寂地山への縦走路もここから分かれます。急坂なので慎重に下りて行きます。 |
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2年前に登った時よりも更に整備されていました。急傾斜には、木の階段が付けてありました。この道を作られた山本様、広島山岳会有志の人々に感謝して下りて行きます。 13:18分、坑道に通じる広場が見えてきました。2人を残して中に入ってみました。ライトを持ってくればよかった。真暗で何も見えません、フラッシュで撮影しました。 |
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自然林の中を気持ちよく下りて行きます。しばらく行くと、竪穴の坑道がありました。こちらは、落ちたらお陀仏なので覗くだけにしました。竪穴坑道から少し下った所に小五郎山鉱山跡があります。 |
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鉱山跡のすぐ横を滝が流れています。居住には、飲み水は欠かせなかったでしよう。当時の生活が偲ばれます。滝を渡って下りて行きます。危険な所には、ロープが張ってあります。(クリック写真左) |
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下っていくと、また滝に出くわします。ひんやりした空気が漂います。 13:58分、展望台に着きました。ここからは、築山が近くに見えます。(写真右) 南を見ると大岡山?らしき山が見えます。 |
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14:09分、寺床(修験堂跡地)の標識とベンチがあります。あと30分ばかりで足の痛みともお別れです。マメが潰れたようです。すぐに休憩所に下りて来ます。休憩所を過ぎると植林の道を九十九折れに下りて行きます。 |
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14:31分、オンドル跡地に着きました。冬の寒さ対策でしようか。韓国の方も多く鉱山で働いておられたのでしようか。広い道に出てきました。小五郎山金山谷鉱山ルートの標識があります。(クリック) 14:45分、小五郎山金山谷鉱山ルート駐車場に着きました。今日は2台で来ているので、ここで小五郎山の旅は終わりです。Kさん、ママお疲れ様でした。 |
出逢った花
キンミズヒキ(金水引) | ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) | ゲンノショウコ(現の証拠) |
ヒヨドリバナ(鵯花) | オトコエシ(男郎花) | シラヤマギク(白山菊) |
コマツナギ(駒繫) | ヤマハギ(山萩) | マツヨイグサ(待宵草) |
ヨウシュヤマゴボウの花(洋種山牛蒡) | ヨウシュヤマゴボウの果実 | ミヤマママコナ(深山飯子菜) |
アキノタムラソウ(秋の田村草) | シシウド(猪独活) | フシグロセンノウ(節黒仙翁) |
キバナアキギリ(黄花秋桐) | ツルニンジン(蔓人参) | サネカズラ(実葛)の果実 |
キクバヤマボクチ(菊葉山火口) | ツルリンドウ(蔓竜胆) | ゲンノショウコ(現の証拠) |