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大雨で通行止の箇所があり、予定より1時間半も時間が過かってしまう。2時間の睡眠、アラカンには寝不足は堪える。
それでも、大山の雲が徐々に取れて、山頂が見えてくると、テンションが上がってくる。遅れてきたKさんの出発を待って、
夏山登山口に向う。
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お地蔵さんに見送られて、ゆっくり石段を登っていく。頂上まで2,8qの標識がある。距離は短いが、その分急登が待っている。
一合目を過ぎるとブナの木が目立ってくる。
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大きなブナの横を抜け、一合目から20分余りで二合目を通過する。すぐに左手に展望が開けるが、それよりも、ブナに掘った落書き
が気になる。自分が傷つけられたように心が痛む。【写真右】
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標高1000mの標識を過ぎて、木の橋を通り登って行くと、ヤマアジサイの群生が目立ってくる。三合目に着いた。やはり二合目か
ら20分余りだ。しばらく行くと、木の間から日本海が見えて、1100mの標識がある。1000mの標識から随分登ったように
思えるが【あとで時間を調べると25分程】、まだ100mしか登ってない。随分のんびり登っている。Kさん達は、かなり先を登っ
ているだろうが、風の音、鳥のさえずり、花を写しながらマイペーズで山を楽しむ。書き込みを見て「しんどいなら、そお言いなよ・・」
と横で亀女が言う。
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枝腰に夏空が見える。四合目に着いた。やはり20分余りの時間、どうやら一合目あたり20分のペースだ。10分で標高1200m
の標識をやり過ごす。そこから5分も歩けば、三鈷峰が見えてきた。まだ大分、奴さんの方が高い。
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やはり四合目から、20分余り、登りはじめて、1時間50分で、5合目に到着。やっと、半分登ってきた。5合目には、山の神さん
が祭ってある。以前は、登山者が、日の出を拝んで登山の安全祈願をする場所との説明板がある。参拝していくが、今は展望はない。
5合目からすぐに、行者登山口との分岐に着く。帰路は、ここを降る。 |
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標高1300mを過ぎて、30分も登ると、6合目の避難小屋に着く。ここからの、日本海の展望と、大山北壁の景色が素晴しい。
これを見ると、大山はまさに崩壊する山だ。しばらく、休憩して景色を楽しむ。 |
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20分ばかりして六合目を経ち、1400mを過ぎて、ヤマボウシの先に北壁を見ながら登って行くと七合目に着く。 |
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この辺りから、山野草が現れ、なかなか先に進めない。展望も、益々良くなる。七号目から40分もかかり、八合目にたどり着く。
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八合目からは、ダイセンキャラボクの上の板木の歩道を歩いていく。九合目をやり過ごし、登って行くと、山頂避難小屋が見えて来る。 |
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山頂では、Kさん達が、景色を楽しみ、昼食を取り、コーヒまで飲んで待っていた。聞いてみると、1時間以上も前に着いたようだ。少しだけ、申し訳ない気がするが、自分のペースは崩したくない。
弥山山頂で、記念写真を撮り、昼食を済ませて、充分景色を楽しんで、山頂を後にする。写真に写った熊毛の住人の頭のタオルは、忍び込ませてある保冷剤の重みで傾いている。
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北側の景色、遠く、国引きの半島まで見える。 |
山頂の景色 |
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弥山から見た南の景色、大山南壁と最高峰の剣ヶ峰、その向こうに、烏ヶ山が一望できる。 |
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帰路は、岩室をみて降りる。大正9年に作られた避難所で、当時のお金で、800円の経費がかかったと説明板にある。 |
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大山北壁を見ながらゆっくり降る。六合目で、先人達が待っている。もう一度、六合目からの景色を、目に焼きつけて降りて行く。
10分で、行者登山口分岐に着く。降りは足に堪える。ゆっくりと降りて行く。
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転げるような、急坂を階段に助けられて降っていく。この辺りのブナ林も素晴しい。大山の北壁が、随分高くなる。
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道が、平らになると、アジサイロードと変わる。分岐から30分弱で元谷に着く。 |
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堰堤の上にある元谷避難小屋に、Kさん達の姿が見えてので、そちらへ向う。実際のコースは、堰堤に上がらずに、そのまま直進
して前方の斜面を駆け上がる。砂すべりと合流して降りて行く。 |
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治山道路に出てすぐに、左下に向う道があるので、そこを降りて行くと、三鈷峰分岐をへて、大神山神社奥宮の裏手に出る。
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ここで、汗だくになった服を着替えて、参拝していく。日本一長いとされる石段を降ると、おじさんが、話しかけてこられ、以前より
夏山登山道は、山野草が増えたと言っておられた。そう言えば、クガイソウや、シモツケソウの群生も見られた。ありがたい事だ。 |
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ゲリラ豪雨が原因か、石段があちらこちら剥がれている。和合の岩があったので、独身の子供たちに良い相手が見つかるように
拝んでいく。大山寺を左手にみて、参拝道を進み駐車場に向った。マラソンマンさん達と、次回、秋の山行きを決めて散会した。 |